【日本代表コラム】新たな可能性を見出した“テストマッチ”
2017.06.08 21:00 Thu
▽約3カ月ぶりの代表活動となり、アウェイでのイラク代表とのロシア・ワールドカップ(W杯)アジア最終予選を前にしたテストマッチで、日本代表はシリア代表と1-1の引き分けに終わった。「ドローで終わったことは、我々にとって警告を意味するものとなったと思う」と試合後にヴァイッド・ハリルホジッチ監督が語った通り、勝てなかったことで気を引き締めなくてはならない状況になった。しかし、それも大きな収穫と言えるのではないだろうか。
▽シリア戦に限らず「勝つこと」にこだわるハリルホジッチ監督にとって、この一戦で勝利を挙げられなかったことは計算外だったはずだ。しかし、「テストマッチ」という位置付けで考えれば、結果以外の部分では多くのことをテストし、確認、把握することができた試合でもあったように思う。
◆インサイドハーフの本田圭佑
▽63分にMF今野泰幸(ガンバ大阪)に代わってFW浅野拓磨(シュツットガルト/ドイツ)が入ったことで、インサイドハーフへとポジションを下げた本田。すると、ボールキープ力に加え、持ち前の展開力を発揮。さらに、ゴール前にも顔を出し、2度の決定機を作るなど、インサイドハーフとしての役割を十分に果たしていた。
▽MF香川真司(ドルトムント/ドイツ)が左肩を脱臼し、日本代表からの離脱が発表されたことは、ハリルホジッチ監督にとっては計算外だったはずだ。これまでトップ下でプレーしてきた本田を右サイドで一貫して起用してきたハリルホジッチ監督としては、香川離脱を考えての起用だったかもしれない。大事なイラク戦に向けて、“本田のインサイドハーフ”は良いテストになったと言えるだろう。
▽山口がシリア戦で足を負傷しており、ここで井手口をプレーさせたことは、この先の戦いで生きてくるだろう。MF遠藤航(浦和レッズ)、今野以外の選択肢を作れたことは、プラスになった。
◆乾貴士のポテンシャル
▽相手の運動量が落ちてきたタイミングではあったものの、乾の確かなスキルを確認できたことはプラス。周囲との連係が上がってくれば、得点も生まれるだろう。イラク戦はジョーカーとしての起用となりそうだが、攻撃に変化をもたらせるカードとしては申し分ないと言える。
◆経験が必要な昌子源
▽後半の失点シーンでは、目測を誤ってしまった感は否めないが、それ以外には大きなミスも見られなかった。いきなりの出場ではなく、イラク戦を前に吉田とのコンビを経験できたことは大きいだろう。これから日本代表として国際舞台での経験を積むことで、センターバックの序列に変化をもたらせる可能性は感じさせた。イラク戦までにどうアジャストしていくのかに注目だ。
◆不安要素は新戦術と組み合わせ
▽左サイドで先発したFW原口元気(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)、右サイドで先発した久保もゴールへ向かう姿勢は見せたが、周囲との呼吸が合わず効果的な攻撃を見せることができなかった。負けられないイラク戦に向けて、イランでの調整でコンディションを上げる必要があるだろう。
◆本番はイラク戦
▽今回のシリア戦はあくまでも親善試合。最も重要なのは、13日に行われるイラク戦だ。そのための準備として海外組合宿を行い、国内組は合流して間もない状況であった。その中で、新たな発見もあり、また問題も見つかったということは、「テストマッチ」という位置付けのシリア戦はポジティブに考えられる。しかし、それもイラク戦で結果を残してこそ。ハリルホジッチ監督がどの様なチョイスをするのか、13日の決戦を待ちたい。
《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》
▽シリア戦に限らず「勝つこと」にこだわるハリルホジッチ監督にとって、この一戦で勝利を挙げられなかったことは計算外だったはずだ。しかし、「テストマッチ」という位置付けで考えれば、結果以外の部分では多くのことをテストし、確認、把握することができた試合でもあったように思う。
◆インサイドハーフの本田圭佑

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▽この試合で一番大きな収穫と言っても過言ではないのは、FW本田圭佑(ミラン/イタリア)のインサイドハーフ起用だろう。これまでは右ウイングで起用され、直近の試合はFW久保裕也(ヘント/ベルギー)に先発の座を譲っていた本田。シリア戦でもベンチスタートとなったが、後半頭から出場すると、前線でボールを収め、攻撃にタメを作る動きで流れを生み出していた。▽MF香川真司(ドルトムント/ドイツ)が左肩を脱臼し、日本代表からの離脱が発表されたことは、ハリルホジッチ監督にとっては計算外だったはずだ。これまでトップ下でプレーしてきた本田を右サイドで一貫して起用してきたハリルホジッチ監督としては、香川離脱を考えての起用だったかもしれない。大事なイラク戦に向けて、“本田のインサイドハーフ”は良いテストになったと言えるだろう。
◆井手口陽介の可能性

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▽本田とともにインパクトを残したのは、A代表デビューを果たしたMF井手口陽介(ガンバ大阪)だ。これまでもポテンシャルを評価され、ハリルホジッチ監督も目をつけていた井手口。53分にMF山口蛍(セレッソ大阪)に代わって出場すると、持ち前のボール奪取力を発揮。攻撃参加の回数は少なかったが、アンカーとして粘り強い守備を見せ、シリアの攻撃を寸断していた。▽山口がシリア戦で足を負傷しており、ここで井手口をプレーさせたことは、この先の戦いで生きてくるだろう。MF遠藤航(浦和レッズ)、今野以外の選択肢を作れたことは、プラスになった。
◆乾貴士のポテンシャル

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▽所属クラブのエイバルでコンスタントにプレーし、シーズン最終戦となったバルセロナ戦で2ゴールと大活躍を見せていたFW乾貴士(エイバル/スパイン)には、多くの期待が寄せられていた。足の状態が不安視される中、後半途中から出場すると、持ち前のテクニックをいきなり発揮。77分にはロングフィードをしっかりと収めると、ドリブルで切れ込みボックス内に侵入。そのままシュートを放つプレーを見せた。▽相手の運動量が落ちてきたタイミングではあったものの、乾の確かなスキルを確認できたことはプラス。周囲との連係が上がってくれば、得点も生まれるだろう。イラク戦はジョーカーとしての起用となりそうだが、攻撃に変化をもたらせるカードとしては申し分ないと言える。
◆経験が必要な昌子源

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▽一方で、パフォーマンスの問題で招集外となったDF森重真人(FC東京)の代役を担ったDF昌子源(鹿島アントラーズ)は、経験を積む必要がありそうだ。立ち上がりは緊張からか地に足がつかないプレーがあり、初コンビを組むDF吉田麻也(サウサンプトン/イングランド)との位置関係も不安定だった。しかし、時間が経つにつれプレーも安定し、一対一の局面などでは鹿島で見せるプレーに戻りつつあった。▽後半の失点シーンでは、目測を誤ってしまった感は否めないが、それ以外には大きなミスも見られなかった。いきなりの出場ではなく、イラク戦を前に吉田とのコンビを経験できたことは大きいだろう。これから日本代表として国際舞台での経験を積むことで、センターバックの序列に変化をもたらせる可能性は感じさせた。イラク戦までにどうアジャストしていくのかに注目だ。
◆不安要素は新戦術と組み合わせ

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▽確認という点では、[4-3-3]に慣れていない選手がいること、そしてピッチ内での組み合わせでパフォーマンスが大きく変わることをシリア戦で把握できたのは大きかったと言える。新たな戦術としての[4-3-3]では、サイドの選手と中盤の選手の関わりが大きく影響する。香川がアクシデントで急きょピッチを去った影響は少なくなく、代わりに入ったMF倉田秋(ガンバ大阪)はゲームに入るまで時間がかかっていた。▽左サイドで先発したFW原口元気(ヘルタ・ベルリン/ドイツ)、右サイドで先発した久保もゴールへ向かう姿勢は見せたが、周囲との呼吸が合わず効果的な攻撃を見せることができなかった。負けられないイラク戦に向けて、イランでの調整でコンディションを上げる必要があるだろう。
◆本番はイラク戦
▽今回のシリア戦はあくまでも親善試合。最も重要なのは、13日に行われるイラク戦だ。そのための準備として海外組合宿を行い、国内組は合流して間もない状況であった。その中で、新たな発見もあり、また問題も見つかったということは、「テストマッチ」という位置付けのシリア戦はポジティブに考えられる。しかし、それもイラク戦で結果を残してこそ。ハリルホジッチ監督がどの様なチョイスをするのか、13日の決戦を待ちたい。
《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》
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21世紀の出場試合数ランキング発表! 首位は1145試合のC・ロナウド、トップ10に日本人選手がランクイン
IFFHS(国際サッカー歴史統計連盟)が、21世紀で最もプレーした選手のランキングを発表。トップ10には日本人選手もランクインした。 様々な統計を行うIFFHS。2022年までのデータを集計し、21世紀に入ってからのプレーした試合数をもとにランキングを作成した。 対象となるのは、各国のリーグ戦やカップ戦、国際カップ戦、代表チームの試合も含まれ、全ての公式戦が対象になっている。 今回の統計では1000試合以上プレーした選手が3人に増加。首位は昨年と変わらず、サウジアラビアへ活躍の場を移したポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウド(アル・ナスル)となり、1145試合を記録した。 2022年に1000試合を突破したのは、ブラジル代表DFダニエウ・アウベス(UNAMプーマス)とアルゼンチン代表FWリオネル・メッシ(パリ・サンジェルマン)。アウベスは1033試合、メッシは1003試合となった。メッシはカタール・ワールドカップ(W杯)での試合で1000試合を超えたことになる。 そんな中、8位には日本人がランクイン。941試合に出場したMF遠藤保仁(ジュビロ磐田)だ。遠藤はガンバ大阪と磐田、そして日本代表での試合が21世紀に含まれている。なお、アジア人でも唯一となり、900試合以上を達成しているのも12名となっている。 ◆21世紀の出場試合数ランキング 合計(国内リーグ/国内カップ/国際カップ/代表) 1位:クリスティアーノ・ロナウド(ポルトガル) 1145試合(651/93/205/196) 2位:ダニエウ・アウベス(ブラジル) 1033試合(620/115/172/126) 3位:リオネル・メッシ(アルゼンチン) 1003試合(559/102/170/172) 4位:イケル・カシージャス(スペイン) 974試合(585/57/171/161) 5位:ジョアン・モウティーニョ(ポルトガル) 958試合(563/107/142/146) 6位:ズラタン・イブラヒモビッチ(スウェーデン) 948試合(603/72/152/121) 7位:ルカ・モドリッチ(クロアチア) 947試合(569/69/146/162) 8位:遠藤保仁(日本) 941試合(606/117/66/152) 9位:チャビ・エルナンデス(スペイン) 937試合(536/95/174/132) 10位:セルヒオ・ラモス(スペイン) 935試合(534/70/151/180) 11位:アンドレス・イニエスタ(スペイン) 933試合(552/98/152/131) 12位:ロジェリオ・セニ(ブラジル) 904試合(675/71/149/9) 2023.01.12 12:45 Thu4
【選手評】ハリルホジッチ監督、招集メンバー26名へ期待と要求…初招集FW中島翔哉は「日本になかなかいない選手」《キリンチャレンジカップ》
▽日本サッカー協会(JFA)は15日、国際親善試合及びキリンチャレンジカップ 2018 in EUROPEに臨む同国代表メンバー26名を発表した。 ▽メンバー発表会見に出席した日本代表のヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、今回の選考基準を説明。代表復帰となったDF森重真人(FC東京)やFW本田圭佑(パチューカ/メキシコ)への期待や初選出となったFW中島翔哉(ポルティモネンセ/ポルトガル)の招集理由についても明かした。 GK 川島永嗣(メス/フランス) 中村航輔(柏レイソル) 東口順昭(ガンバ大阪) 「GKは3人。ただ、現段階のパフォーマンスに満足している訳ではない。もっともっと向上して欲しい。」 DF 酒井宏樹(マルセイユ/フランス) 遠藤航(浦和レッズ) 「酒井は日本人選手の中では、定期的に高いパフォーマンスを継続している。ここ最近調子も良い。遠藤は昨日のルヴァンカップで少し問題が出た。今検査をしている段階と聞いている。ただ、バックアップはすでに用意している。何が起きても問題はない」 DF 長友佑都(ガラタサライ/トルコ) 車屋紳太郎(川崎フロンターレ) 宇賀神友弥(浦和レッズ) 「次に左サイド。長友はクラブを変えたにも関わらず、定期的に試合に出場していて嬉しい。彼の存在は日本代表に必要不可欠だ。車屋と宇賀神の戦いは、これから始まる。合宿を多くこなしている訳ではないが、右サイドでもいけるのかというのも見極めなくてはいけない。どこまでついて行けるかをこれから見ていく」 DF 昌子源(鹿島アントラーズ) 植田直通(鹿島アントラーズ) 槙野智章(浦和レッズ) 森重真人(FC東京) 「それから真ん中。最初の3人(昌子、植田、槙野)はもっとできると思っている。そして、森重をなぜ呼んだか。まだ彼は準備できている段階ではない。すぐに使う訳でもない。ただ、彼がどのような状況になっているかを知りたい。励ますためにも呼んでいる。彼が以前のレベルに戻るかどうか。もちろん(吉田)麻也がいないということもある。彼の経験が我々にとってどこまで使えるかというのもある。ただ、まだまだトップパフォーマンスには程遠い。モチベーションを上げる努力をしていかなくてはいけない。早くレベルを戻してほしい」 MF 長谷部誠(フランクフルト/ドイツ) 三竿健斗(鹿島アントラーズ) 山口蛍(セレッソ大阪) 「長谷部は真ん中もできれば後ろもできる。本会までにケガなくいってほしい。三竿は、良いパフォーマンスを続けている。(山口)蛍は、常に呼んでいる選手だが、守備だけで終わるのではなく攻撃のところでもっと野心を持ってほしい。代表では良いパフォーマンスを見せている。イラク戦では我々を助けてくれた選手の1人だ」 MF 大島僚太(川崎フロンターレ) 柴崎岳(ヘタフェ/スペイン) 森岡亮太(アンデルレヒト/ベルギー) 「大島は国内でも優秀な選手の1人。彼もよくケガをするが、我々もしっかりとコンタクトをとって、そこを脱して良い状況が続いていると思う。(柴崎)岳と森岡は、(香川)真司と清武が居ないこともあり、10番や8番のタイプとして期待している。柴崎は、クラブで毎回先発という訳ではないが、レベルが上がってきていると思う。森岡はすでに2、3回観ているが、フィジカル的なところやデュエルの部分でまだ伸びると思う。ゴール数やアシスト数はリーグでも断トツ。ただ、ゲームのアクションの中でまだまだ伸びる部分はあると思う」 FW 久保裕也(ヘント/ベルギー) 本田圭佑(パチューカ/メキシコ) 「久保もまだまだ私の満足いくパフォーマンスではない。それから(本田)圭佑は、このチャンスを是非とも掴んでほしい」 FW 原口元気(デュッセルドルフ/ドイツ) 宇佐美貴史(デュッセルドルフ/ドイツ) 中島翔哉(ポルティモネンセ/ポルトガル) 「原口と宇佐美は、同じクラブでプレーしている。ここ直近の数試合で宇佐美は、しっかりと伸びている状況。ある時期はチームで干されるかもしれない状況だったが、今は出ている。原口も同じだ」 「それから長い間追跡している中島。本当にたくさん試合に出場していて、得点やアシストもしている。ドリブラーでここまで俊敏で爆発的なものを持っている選手は日本になかなかいない。前回のオリンピック代表の監督であったテグ(手倉森誠)さんともしっかりと話をして、オフェンス面で何かもたらせるのではないかという判断。ただ、守備面では代表で私が求めるレベルではない。様子を見たい」 FW 小林悠(川崎フロンターレ) 杉本健勇(セレッソ大阪) 大迫勇也(ケルン/ドイツ) 「最初の2人はここ最近で本当に伸びてきている。オフェンス面で日本で素晴らしい結果を出している。彼も自分たちのプレーの仕方を変えて伸びてきている。真ん中の選手として、アグレッシブに背後、そしてペナルティエリア内で存在感を出している。それから相手の最終ラインからの組み立てを最初に防ぐ仕事もしている。我々が観たここ数試合でも良いパフォーマンスだった。これを続けてくれと言いたい」 「大迫は、クラブで真ん中でなく、横や後ろでもプレーしているが、良くなってきている。代表ではクラブとは全く違うアクションをしてほしい。常に背負った状態でプレーするのではなく、ゴールに向いてプレーして欲しい。この3人は素晴らしいヘディングを持っている。W杯本大会でもこれが重要になってくる。もちろんFKを貰えればの話。守備でもしっかりと守らなくてはいけない。大事になってくる。W杯ではFKが決定的な状況を作ることもある」 ▽なお、日本代表は、3月のベルギー遠征で2試合の国際親善試合を予定。ロシアW杯に向けた選手見極めとチーム強化のため、マリ代表(23日/ベルギー)、ウクライナ代表(27日/同)と対戦する。 2018.03.15 19:50 Thu5