【リーガエスパニョーラ第28節プレビュー】アトレティコvsセビージャ! ガリシア・ダービーも開催!
2017.03.17 18:00 Fri
▽先週末に行われた第27節では、優勝を争う首位バルセロナと2位レアル・マドリーの2強がデポルティボ、ベティスの格下相手に大苦戦を強いられた中、前者が敗戦を喫した一方、後者が辛勝し、再び順位が入れ替わることになった。また、2位以下の戦いでは3位セビージャが格下相手に取りこぼし、5位ソシエダもバスク・ダービーに敗戦。その一方で、4位アトレティコ・マドリー、6位ビジャレアルが順当に勝利を掴んでいる。
▽2017年最初のインターナショナルウィーク突入前最後のリーグ戦となる第28節の最注目カードは、4位アトレティコ(勝ち点52)と3位セビージャ(勝ち点57)による上位対決だ。現在、両者の勝ち点は5ポイントと、今回の直接対決がすぐに順位の入れ替わりを意味するものとはならない。だが、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)でくっきりと明暗が分かれた両チームにとって、今回の直接対決がシーズン終盤に向けたターニングポイントになる可能性が高い。
▽この上位対決をホームで戦うアトレティコは、15日に行われたCLレバークーゼン戦をゴールレスドローで終えるも、1stレグのアドバンテージをきっちり生かして4年連続のベスト8進出を果たした。また、直近の公式戦3試合全てをクリーンシートで終えており、ここに来て持ち味の堅守が復活しつつある。敵地での前回対戦で0-1の敗戦を喫したセビージャとのリターンマッチに向けては、準備期間が1日少ないハンデはあるものの、相手もイングランド帰りであるため、コンディションに大きな差は生じないはずだ。アトレティコとしては、ここ最近得点力不足に苦しむ相手に対して、先制する試合展開に持ち込み、持ち味の堅守で逃げ切りを図りたいところだ。
▽一方、MFナスリの退場者やMFエンゾンジのPK失敗が響き、14日に行われたCLレスター戦に敗れたセビージャは、クラブ史上初のベスト8進出を逃した。心身ともに疲労を抱えるチームは、その試合から中4日でアトレティコとのビッグマッチに臨む。直近の公式戦3試合未勝利と、今季最大の不振に苦しむサンパオリ監督率いるチームは、この試合で最低でも1ポイントは持ち帰りたいところ。そして、このビッグマッチに向けて重要となるのが、レスターと比較的スタイルが近いアトレティコに対して、ビルドアップの場面でしっかりとボールを繋げるか、という部分だ。また、相手の挑発に乗ってレスター戦で退場処分を受けたナスリの奮起にも期待したいところだ。
▽相手の退場や微妙な判定に助けられ、前節ベティスに辛勝したレアル・マドリー(勝ち点62)は、1試合消化試合が少ない中で再びバルセロナを抜き首位に返り咲いた。リーグ3連勝で首位固めといきたい今節は、ヨーロッパのコンペティション出場圏内浮上を目指す7位ビルバオとの難しいアウェイゲームに臨む。
▽CLパリ・サンジェルマン戦で起こした“カンプ・ノウの奇跡”の反動が大きく、前節デポルティボ相手にまさかの敗戦を喫したバルセロナ(勝ち点60)は、リーグ20戦ぶりとなる今季3敗目を喫し、暫定首位の座から陥落。この痛恨の敗戦によって、自力での逆転優勝の可能性を失ったバルセロナは、これ以上の取りこぼしが許されない。そして、悲壮感漂う中で戦う今節は、メスタージャでの前回対戦で物議を醸した13位バレンシアとのリターンマッチとなる。降格圏と11ポイント差にいるバレンシアは、直近2試合未勝利とやや気が抜けているものの、先日にレアル・マドリーを破るなど、そのポテンシャルは侮れない。バルセロナとしては、今週に練習復帰したFWネイマール、MFラフィーニャの復帰を追い風にしつつ、デポルティボ戦で精彩を欠いたFWメッシらの奮起に期待したいところだ。
▽その他の注目カードは、前節バルセロナを破った15位デポルティボと、11位セルタによる伝統の“ガリシア・ダービー”。前回対戦では地力で勝るセルタが4-1で圧勝したものの、ペペ・メル新監督の下で“闘える集団”になりつつあるデポルティボも調子を上げており、今回のダービーはより拮抗したものになるはずだ。
▽また、今季の好調ぶりも評価されず、日本代表復帰のチャンスを逃したMF乾貴士の所属する8位エイバルは、9位エスパニョールとの中位対決に臨む。乾としては、今回の一戦で目に見える結果を残し、チームに4試合ぶりの勝利をもたらすと共に、ハリルホジッチ監督にアピールしたいところだ。
▽2017年最初のインターナショナルウィーク突入前最後のリーグ戦となる第28節の最注目カードは、4位アトレティコ(勝ち点52)と3位セビージャ(勝ち点57)による上位対決だ。現在、両者の勝ち点は5ポイントと、今回の直接対決がすぐに順位の入れ替わりを意味するものとはならない。だが、ミッドウィークに行われたチャンピオンズリーグ(CL)でくっきりと明暗が分かれた両チームにとって、今回の直接対決がシーズン終盤に向けたターニングポイントになる可能性が高い。
▽この上位対決をホームで戦うアトレティコは、15日に行われたCLレバークーゼン戦をゴールレスドローで終えるも、1stレグのアドバンテージをきっちり生かして4年連続のベスト8進出を果たした。また、直近の公式戦3試合全てをクリーンシートで終えており、ここに来て持ち味の堅守が復活しつつある。敵地での前回対戦で0-1の敗戦を喫したセビージャとのリターンマッチに向けては、準備期間が1日少ないハンデはあるものの、相手もイングランド帰りであるため、コンディションに大きな差は生じないはずだ。アトレティコとしては、ここ最近得点力不足に苦しむ相手に対して、先制する試合展開に持ち込み、持ち味の堅守で逃げ切りを図りたいところだ。
▽相手の退場や微妙な判定に助けられ、前節ベティスに辛勝したレアル・マドリー(勝ち点62)は、1試合消化試合が少ない中で再びバルセロナを抜き首位に返り咲いた。リーグ3連勝で首位固めといきたい今節は、ヨーロッパのコンペティション出場圏内浮上を目指す7位ビルバオとの難しいアウェイゲームに臨む。
▽前回対戦で勝利しているレアル・マドリーだが、ここ数年苦戦を強いられているビルバオは、前節ソシエダとのダービーに完勝するなど、リーグ戦2連勝で勢いに乗っている難敵だ。したがって、前節のベティス戦のように隙を見せれば、勝ち点を失う可能性は十分にある。なお、2試合の出場停止が明けるMFベイルが今節から復帰となるため、ジダン監督の選手起用にも注目が集まる。
▽CLパリ・サンジェルマン戦で起こした“カンプ・ノウの奇跡”の反動が大きく、前節デポルティボ相手にまさかの敗戦を喫したバルセロナ(勝ち点60)は、リーグ20戦ぶりとなる今季3敗目を喫し、暫定首位の座から陥落。この痛恨の敗戦によって、自力での逆転優勝の可能性を失ったバルセロナは、これ以上の取りこぼしが許されない。そして、悲壮感漂う中で戦う今節は、メスタージャでの前回対戦で物議を醸した13位バレンシアとのリターンマッチとなる。降格圏と11ポイント差にいるバレンシアは、直近2試合未勝利とやや気が抜けているものの、先日にレアル・マドリーを破るなど、そのポテンシャルは侮れない。バルセロナとしては、今週に練習復帰したFWネイマール、MFラフィーニャの復帰を追い風にしつつ、デポルティボ戦で精彩を欠いたFWメッシらの奮起に期待したいところだ。
▽その他の注目カードは、前節バルセロナを破った15位デポルティボと、11位セルタによる伝統の“ガリシア・ダービー”。前回対戦では地力で勝るセルタが4-1で圧勝したものの、ペペ・メル新監督の下で“闘える集団”になりつつあるデポルティボも調子を上げており、今回のダービーはより拮抗したものになるはずだ。
▽また、今季の好調ぶりも評価されず、日本代表復帰のチャンスを逃したMF乾貴士の所属する8位エイバルは、9位エスパニョールとの中位対決に臨む。乾としては、今回の一戦で目に見える結果を残し、チームに4試合ぶりの勝利をもたらすと共に、ハリルホジッチ監督にアピールしたいところだ。
《リーガエスパニョーラ第28節》
▽3/17(金)
《28:45》
ラス・パルマス vs ビジャレアル
▽3/18(土)
《21:00》
エイバル vs エスパニョール
《24:15》
ビルバオ vs レアル・マドリー
《26:30》
アラベス vs ソシエダ
《28:45》
ベティス vs オサスナ
▽3/19(日)
《20:00》
レガネス vs マラガ
《24:15》
アトレティコ・マドリー vs セビージャ
《26:30》
スポルティング・ヒホン vs グラナダ
デポルティボ vs セルタ
《28:45》
バルセロナ vs バレンシア
▽3/17(金)
《28:45》
ラス・パルマス vs ビジャレアル
▽3/18(土)
《21:00》
エイバル vs エスパニョール
《24:15》
ビルバオ vs レアル・マドリー
《26:30》
アラベス vs ソシエダ
《28:45》
ベティス vs オサスナ
▽3/19(日)
《20:00》
レガネス vs マラガ
《24:15》
アトレティコ・マドリー vs セビージャ
《26:30》
スポルティング・ヒホン vs グラナダ
デポルティボ vs セルタ
《28:45》
バルセロナ vs バレンシア
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