【リーガエスパニョーラ第27節プレビュー】バスク・ダービー開催! 2強は格下と対戦

2017.03.10 18:00 Fri
Getty Images
▽先週末に行われた第26節では、首位バルセロナと2位レアル・マドリーがセルタとエイバルという難敵相手に快勝。その一方で、3位セビージャはアラベス相手に引き分け、2強との勝ち点差が広がってしまった。また、トップ4争いではアトレティコ・マドリー、ソシエダ、ビジャレアルの3チームがいずれも勝利を収め、混戦模様を展開している。

▽上位勢がいずれも格下との対戦となる今節最大の注目カードは、5位ソシエダ(勝ち点48)と、7位ビルバオ(勝ち点41)による今季2度目の“バスク・ダービー”だ。昨年10月に行われたビルバオホームで行われた前回対戦は、激しい打ち合いとなった中でホームのビルバオが3-2で打ち勝っている。

▽今季2度目のダービーを本拠地アノエタで戦うソシエダは、前々節に行われたエイバルとの自治州ダービーを試合終了間際の失点でドローに持ち込まれたものの、打ち合いとなった直近のベティス戦をきっちり勝ち切って4位アトレティコ(勝ち点49)との勝ち点差キープに成功した。2017年に入って失点数が増えていることは懸念材料だが、エウセビオ監督の下で攻守に安定感が光る。今回のダービーでは、直近3試合で3ゴールを挙げているベテランMFシャビ・プリエトの活躍に期待したい。
▽一方、バルセロナやレアル・マドリー、セビージャなど上位陣との対戦で勝ち点を落としているものの、バルベルデ監督の下で今季も安定した戦いぶりが続くビルバオは、直近のマラガ戦をMFラウール・ガルシアのPK弾で競り勝ち、敵地でのダービーに臨む。ここまでリーグ5位タイの30失点と、守備の安定感はまずまずも、コンディションに問題を抱える主砲FWアドゥリスがここまで8得点と苦しむ攻撃陣は、ここまで32得点とややパンチに欠ける。今回のダービーに向けては、決定力に難のあるFWムニアインやFWイニャキ・ウィリアムズらの奮起に期待したいところだ。

▽なお、いずれも現役時代にバルセロナで活躍したエウセビオ監督とバルベルデ監督は、今季限りで退任するルイス・エンリケ監督の後任として、古巣から新監督としてリストアップされているとの噂も出ており、その点でも注目が集まる。
▽8日に行われたチャンピオンズリーグ(CL)決勝トーナメント1回戦2ndレグのパリ・サンジェルマン(PSG)戦で、CL史上初となる1stレグ0-4から奇跡の大逆転劇を演じた首位バルセロナ(勝ち点60)は、シーズン3冠の可能性を復活させた。“カンプ・ノウの奇跡”から中3日で行われる今節は、敵地リアソールで16位デポルティボと対戦する。

▽6-1で勝利したPSG戦では、ピッチに立った14人を含め、多くのチーム関係者が120パーセントの力を注いだだけに、今回の一戦に向けてはその反動が気がかりだ。自身も喜びのあまり半月板を痛めるアクシデントに見舞われたルイス・エンリケ監督としては、選手の消耗具合やモチベーションという部分をしっかりと見極め、“戦える”選手をこの一戦に送り込みたい。とりわけ、PSG戦で出番がなかったMFデニス・スアレスやDFジョルディ・アルバ、FWアルカセルなど控え選手たちの活躍が重要となるはずだ。

▽バルセロナと共にミッドウィークにCLナポリ戦を戦い、見事ベスト8進出を決めた2位レアル・マドリー(勝ち点59)は、14位ベティスとのホームゲームに臨む。そのナポリ戦では相手の攻撃サッカーに押し込まれ、先制点を許す苦しい展開となるも、頼れるキャプテンのDFセルヒオ・ラモスがセットプレーから2ゴールに絡む活躍を披露し、2戦合計6-2で勝ち切った。ただ、自慢の“BBC”が不発に終わるなど、内容面は今一つだっただけに、今回のベティス戦では出場停止のMFベイルを除く、FWクリスティアーノ・ロナウド、FWベンゼマの奮起に期待したいところだ。

▽その2強に水をあけられた3位セビージャ(勝ち点56)は、来週ミッドウィークにCLレスター・シティ戦を控える中、ホームで17位レガネス戦に臨む。直近のアラベス戦では先制に成功するも、“試合を殺す”という部分に課題を抱えるチームは、追加点を奪えない流れの中で後半に追いつかれ、連勝が「4」でストップ。より重要度が高いレスター戦が控える中で行われるレガネス戦では、消耗を避ける上でもきっちり“試合を殺す”ことが求められる。

▽セビージャと同様に来週ミッドウィークにCLレバークーゼン戦を控えるアトレティコは、敵地での1stレグを4-2で勝利しているため、今節の18位グラナダ戦に向けてある程度力を注ぐことができる。ただ、0-4から試合をひっくり返されたPSGを見ているだけに、シメオネ監督としてはレバークーゼン戦に万全の準備で臨みたいところだ。そのため、直近のバレンシア戦で躍動したFWグリーズマンとFWガメイロのフランス代表コンビで早々に試合を決め、その後FWコレアやFWガイタンといった控えを早い時間帯に途中投入する楽な展開に持ち込みたい。

▽その他の注目カードは、スペイン勢として唯一ヨーロッパリーグ(EL)の舞台で勝ち上がっている10位セルタと、6位ビジャレアルによる実力者対決。今週にロメロ監督を解任し、ミチェル新監督を招へいした15位マラガと、前節セビージャ相手に堂々と渡り合った11位アラベスの対決にも注目したい。

《リーガエスパニョーラ第27節》

▽3/10(金)
《28:45》
エスパニョール vs ラス・パルマス

▽3/11(土)
《21:00》
バレンシア vs スポルティング・ヒホン
《24:15》
セビージャ vs レガネス
《26:30》
マラガ vs アラベス
《28:45》
グラナダ vs アトレティコ・マドリー

▽3/12(日)
《20:00》
ソシエダ vs ビルバオ
《24:15》
デポルティボ vs バルセロナ
《26:30》
セルタ vs ビジャレアル
《28:45》
レアル・マドリー vs ベティス

▽3/13(月)
《28:45》
オサスナ vs エイバル

バルセロナの関連記事

【ヴィッセル神戸20周年チャリティーマッチ】ヴィッセル神戸 1-3 バルセロナ(7月27日/ノエビアスタジアム神戸) [速報]ヴィッセル神戸が同点に追いつく!!/キーパーが弾いたボールを広瀬陸斗が拾い宮代大聖がゴール!\30周年記念チャリティーマッチヴィッセル神戸 vs FCバルセロナ解説:槙野智章 乾貴士ABE 2025.07.28 06:00 Mon
バルセロナは25日、中止としていたヴィッセル神戸との30周年記念チャリティーマッチ「FRIENDLY MATCH」の『ヴィッセル神戸 vs FC バルセロナ』が開催されることを発表した。 今月27日に予定されていた一戦は、同月24日、『プロモーターによる重大な契約違反』があったとしてバルセロナが公式サイト上で日本 2025.07.25 19:00 Fri
FCバルセロナは24日、27日に開催予定のヴィッセル神戸との試合を中止することを発表した。注目を集めた一戦がまさかの形で中止となると、ファンの間で落胆の声が広がっている。 神戸は7月27日、30周年記念チャリティーマッチ「FRIENDLY MATCH」の『ヴィッセル神戸 vs FC バルセロナ』が予定されていた。 2025.07.24 13:06 Thu
バルセロナのジョアン・ラポルタ会長がハンジ・フリック監督の契約延長に改めて言及した。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えた。 15日、ラ・リーガ第36節が行われ、バルセロナはアウェイでエスパニョールと対戦。同じ街のライバルであるエスパニョールとのダービーでは勝てばリーグ優勝が決まる中、前半はゴールレスに。それで 2025.05.16 20:20 Fri
バルセロナのスペイン代表MFフェルミン・ロペスが、リーグ制覇を喜んだ。 15日、ラ・リーガ第36節が行われ、バルセロナはアウェイでエスパニョールと対戦した。 同じ街のライバルであるエスパニョールとの対戦。勝てばリーグ優勝が決まる中、前半はゴールレスに。それでも後半に入ると、53分にヤマルが先制ゴール。後半ア 2025.05.16 15:25 Fri

ラ・リーガの関連記事

ソシエダの日本代表MF久保建英が、ラ・リーガの開幕戦で初ゴールを決めた。鮮烈ゴラッソに、ファンが大歓喜している。 ソシエダはラ・リーガ第1節でバレンシアと対戦。在籍4シーズン目を迎える久保は[4-2-3-1]の右サイドハーフで先発すると、先制を許した直後の60分に圧巻の同点ゴールを叩き込む。 スペイン代表M 2025.08.18 12:30 Mon
新しい未来のテレビ「ABEMA(アベマ)」は、スポーツ・チャンネルDAZNと展開する「ABEMA de DAZN」で、2025年8月より開幕する主要な欧州サッカーリーグにおいて、日本代表選手が所属するクラブを中心とした「欧州リーグ2025-26」の試合を中継することを決定した。 今回の発表によると、リーグ・アン、 2025.08.15 17:21 Fri
バルセロナは25日、中止としていたヴィッセル神戸との30周年記念チャリティーマッチ「FRIENDLY MATCH」の『ヴィッセル神戸 vs FC バルセロナ』が開催されることを発表した。 今月27日に予定されていた一戦は、同月24日、『プロモーターによる重大な契約違反』があったとしてバルセロナが公式サイト上で日本 2025.07.25 19:00 Fri
FCバルセロナは24日、27日に開催予定のヴィッセル神戸との試合を中止することを発表した。注目を集めた一戦がまさかの形で中止となると、ファンの間で落胆の声が広がっている。 神戸は7月27日、30周年記念チャリティーマッチ「FRIENDLY MATCH」の『ヴィッセル神戸 vs FC バルセロナ』が予定されていた。 2025.07.24 13:06 Thu
「あと大変なのは弟分だけね」そんな風に私が呟いていたのは金曜日、慌ただしいミッドウィーク開催36節がバルサのリーガ優勝で終わった翌朝のことでした。いやあ、もちろん、水曜のサンティアゴ・ベルナベウでマジョルカ相手に意地で勝利を挙げた甲斐もなく、翌日にはクラシコ(伝統の一戦)で勝ち点差を7にした宿敵がエスパニョールに0-2 2025.05.17 21:00 Sat

バルセロナの人気記事ランキング

1

「99%の希望を失った」スペインの名医がガビの負傷に言及「劇的な状況になってしまう」、原因は「選手の試合数」

スペインで最高の外傷学者の1人であるペドロ・ルイス・リポル氏が、重傷を負ったスペイン代表MFガビについて言及した。スペイン『カデナ・セール』が伝えた。 19日に行われたユーロ2024予選のジョージア代表戦に先発出場したガビは、20分過ぎに着地の際にヒザを捻りピッチに倒れ込むことに。すぐに大きなケガにも見える反応を見せ、そのまま交代していた。 重傷だとすぐにわかると、20日にバルセロナは右ヒザ前十字じん帯断裂、外側半月板損傷と診断されたことを発表。手術を受けることが決定していた。 今季絶望とも言われ、19歳のガビにとっては非常に大きなケガとなった中、チームメイトやライバルからもエールが送られていた。 そんな中、リポル氏は「カルーセル・カナーラ」の中でガビの負傷について言及している。 「ケガはもっと大きなものであるとも予想していた。彼のヒザが突然曲がった最初の動作を見た時、私は99%の希望を失った」 「全てが十字じん帯であることを示していた。私にとっては最初の動きで心が折れてしまった」 「関連するケガにもよる。半月板が関係していれば、予後は長くなる。半月板だけなら、7、8カ月だろう。半月板が断裂した場合は、19歳にとっては劇的な状況になってしまう」 結果として半月板に損傷はあったが、断裂までとはいかなかったが、それでも大きなケガとなった。 また、リポル氏はあまりにも多い試合数が原因だとコメント。試合数を減らす努力をすべきだと指摘している。 「全てのケガは、選手の試合数と関係している。走れば走るほど、プレーすればプレーするほど悪くなる。どのチームも勝ちたい。これは変わらない」 「やるべきことはルールとスケジュールを適応させることだ。現状に合わせて何かをしなければならない。サッカー選手がプレーする時間を分散させなければならない」 ガビは今シーズンの3カ月で21試合に出場。およそ4日に1回のペースで試合を行っており、移動も伴い、高いレベルでの試合をこなしている。 リポル氏はこうしたことが起きたことで、今一度考えるべきだとコメント。代表チームでポジションを確保するために無理をする可能性も指摘した。 「この数字はあまり合理的とは思えない。サッカー選手は多くの試合に出場することができるが、このような休みでは立ち止まって考え、解決策を探さなければならない」 「代表チームに参加すれば、“チップ”が変わってしまう。誰もがゼロからのスタートとなり、チームのようにメンバーが固定されていないからだ」 <span class="paragraph-title">【動画】悲劇…ガビが自滅で右ヒザの重傷に…</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="5zJRlKDxWQY";var video_start = 267;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2023.11.21 20:40 Tue
2

デパイが自身のゴールパフォーマンスについて解説! 「何も感じず、何も見ず、集中している」

バルセロナのオランダ代表FWメンフィス・デパイが、自身のゴールパフォーマンスを解説した。スペイン『ムンド・デポルティボ』が伝えている。 デパイは昨季限りでリヨンとの契約が満了となり、今夏バルセロナにフリーで加入。ユーロ2020後に休暇を挟み、先月の19日に現地入りしていた。 その5日後に行われた24日のジローナとのプレシーズンマッチでは、途中出場から新天地デビュー。PKを決めて早くも初ゴールを記録すると、続く31日のシュツットガルトとの試合でもスーパーゴールを決め、開幕に向けて順調にコンディションを整えている。 そんなデパイといえば、ゴールを決めた後に目をつぶって人差し指で両耳を塞ぐポーズで有名。スペイン『TV3』のインタビューに答えた際に、その所作について説明した。 「世界に対して盲目で、耳が聞こえない状態になろうとしているんだ」 「基本的には集中した『トンネル・ビジョン』さ。何も感じず、何も見ず、集中している」 「人生においては、時にトンネル・ビジョンを持ち、本当に集中することが重要だと思う」 「そうすれば、雑念に邪魔されることなく最高の自分になれるんだよ」 トンネル・ビジョンとは、自身の望むこと以外は一切考慮しない姿勢のこと。良い意味でも悪い意味でも使われる言葉だが、デパイはこの状態に入ることでプレーに没入しているようだ。 2021.08.03 16:34 Tue
3

浦和がバルサ、リバプールと並ぶ!! 『世界の熱狂的なサポーター5選』に浦和サポーターが選出!

▽世界各国のフットボールシーンにおいて、熱狂的なサポーターを抱えることで知られるクラブがいくつかある。日本を代表する熱狂的なサポーターと言えば、浦和レッズサポーターだが、『Fox Sports』が選ぶ『世界の熱狂的なサポーター5選』に見事選ばれた。 ▽浦和が選ばれた『世界の熱狂的なサポーター5選』には、リーベル・プレート(アルゼンチン)、ガラタサライ(トルコ)、リバプール(イングランド)、バルセロナ(スペイン)が入っており、浦和サポーターは世界でも“熱狂的”なファンで知られるクラブと肩を並べることとなった。 ▽浦和については「Jリーグの20シーズン中、14シーズンで最高の平均入場者数を誇り、サポーターが作る最高のコレオグラフィーがある」と紹介。「次東京に行く際は、埼玉スタジアムでの試合を観て欲しい」と、観戦を勧めている。以下、4クラブのサポーターの特徴を紹介。 ◆リーベル・プレート(アルゼンチン) ▽リーベル・プレートは、アルゼンチンで最もサポーターが多いクラブの1つで、ボカ・ジュニアーズとの激しいライバル関係は有名だ。ロス・ミジョナリオス(億万長者)の愛称でも知られ、ボカ・ジュニアーズとのダービーは、死人が出るほどの激しい試合になるとも言われている。 ◆ガラタサライ(トルコ) ▽ガラタサライは、ファンの大声援が地響きを起こすとも称されるほど。悪名高い「Wellcome to Hell(地獄へようこそ)」というバナーは広く知られている。1993年のマンチェスター・ユナイテッド戦、2001年のパリ・サンジェルマン戦ではサポーターが衝突し、まさに“地獄”となってしまった。 ◆リバプール(イングランド) ▽サポーターを「12人目の男」と考えるリバプール。「You'll Never Walk Alone」の大合唱は有名であり、スタジアムが素晴らしい雰囲気で包まれる。2005年のチャンピオンズリーグ決勝のミラン戦では、ビハインドで迎える後半にサポーターの大声援が選手の背中を後押しし、逆転での優勝に繋がったとも。 ◆バルセロナ(スペイン) ▽かつては「ソシオ」がチームを支えるほど、サポーターとの関係が重要視されているバルセロナ。近年、胸スポンサーを入れるようになったが、それまではサポーターの会員費と入場料収入でクラブは運営されていた。かつて、レアル・マドリーへ禁断の移籍をしたルイス・フィーゴが凱旋した時には、豚の頭が投げ込まれるほど熱狂的だ。 2017.10.12 22:45 Thu
4

大ケガから復帰のスペイン代表MFガビがバルセロナと2030年まで契約延長、ペドリに続く

FCバルセロナは31日、スペイン代表MFガビ(20)との契約延長を発表した。新契約は2030年6月30日までとなる。 バルセロナのカンテラ育ちのガビは、2021年7月にファーストチームに昇格。当初はあまり出番がなかったが、スペイン代表を当時指揮していたルイス・エンリケ監督に見出され、スペイン代表で先に活躍を見せていった。 その後チームの中心人物となり、ペドリとともに中盤を支える存在となったが、2023-24シーズンにスペイン代表の活動で重傷。右ヒザ前十字じん帯断裂、外側半月板損傷の重傷となり、長期離脱となった。 今シーズンもシーズン序盤は欠場が続いたが、10月に復帰すると徐々に出場時間を伸ばしていき、ラ・リーガで11試合1アシスト、チャンピオンズリーグ(CL)で5試合に出場するなど、復調しつつある状況だ。 バルセロナは30日にペドリとも2030年まで契約を延長しており、中盤を支えるカンテラーノを長期でチームに留まらせることに成功した。 2025.01.31 23:20 Fri

NEWS RANKING
Daily
Weekly
Monthly