【CLプレビュー】“カンプ・ノウの奇跡”なるか? 崖っぷちバルサが盤石PSGに挑む《バルセロナvsPSG》
2017.03.08 08:00 Wed
▽チャンピオンズリーグ(CL)・決勝トーナメント1回戦2ndレグ、バルセロナvsパリ・サンジェルマン(PSG)が、日本時間8日28:45からカンプ・ノウで開催される。敵地での1stレグで悪夢のような惨敗を喫したバルセロナが、盤石のPSGを相手に“カンプ・ノウの奇跡”実現を目指す注目の一戦だ。
▽バルセロナ優位と目された中、先月14日にパルク・デ・プランスで行われた1stレグでは、立ち上がりから攻守に質を伴った圧巻のハードワークを披露したホームのPSGが、前半18分にMFディ・マリアの直接FKで先制。さらに、前半終了間際にもMFドラクスラーのゴールで追加点を奪った。バルセロナの反撃が予想された後半も、完璧に試合をコントロールしたPSGは、ディ・マリアとFWカバーニの追加点で望外の4-0の圧勝という結果を手にした。一方、バルセロナは負傷明けのMFブスケッツ、MFイニエスタに加え、FWメッシやFWスアレスの目を覆いたくなるような低調なパフォーマンスが結果に大きく響いた。
▽大量失点にアウェイゴール0と悪夢のような惨敗で初戦を落としたバルセロナは、ベスト8進出の可能性が絶望的となった。その敗戦のショックを引きずる形でレガネス戦でも低調なパフォーマンスに終始したチームだったが、アトレティコ・マドリー戦で守備時[4-4-2]、攻撃時[3-4-3]の可変システムへの変更を試みると、この変更が徐々に機能。直近のスポルティング・ヒホン戦、セルタ戦でいずれも5点以上を奪っての大勝を飾り、リーガで暫定首位に浮上した。この間にルイス・エンリケ監督が今季限りでの退任を発表したことで、チームが再びまとまり始めている。“カンプ・ノウの奇跡”実現に向けてできる限りの準備は整った印象だ。
▽一方、戦術家、カップ戦における勝負強さを見事に発揮したエメリ監督率いるPSGは、最高のパフォーマンスを見せた1stレグの反動か、直後のトゥールーズ戦で痛恨のドローを喫したが、マルセイユとの“フランス・ダービー”で5-1の圧勝を見せるなど、以降の公式戦を3連勝で飾り、今回のビッグマッチに向けてきっちり調子を整えてきた。完全アウェイの状況に加え、世界最高のアタッキングユニットが目の色を変えて猛攻に出ることが予想される、この試合での苦戦は必至だ。しかし、堅守を誇るチームは今季の公式戦で喫した最多の失点が「3」と、普段通りに戦いさえすれば、1stレグの圧倒的なアドバンテージを生かして十分に逃げ切れるはずだ。
▽両者の勝ち抜けの条件は、逆転を目指すバルセロナは5点差以上の点差を付けての勝利が必須。一方、PSGは引き分け以上の結果で文句なし。また、3点差以内での敗戦、あるいはアウェイゴールを1点以上奪っての4点差での敗戦でも突破が決まる圧倒的優位な状況だ。なお、バルセロナが4-0で勝利した場合のみ、延長戦に突入する。(延長戦でもアウェイゴールルールが適用)
▽バルセロナ予想スタメン
DF:ピケ、マスチェラーノ、ユムティティ
MF:セルジ・ロベルト、ブスケッツ、メッシ、イニエスタ
FW:ラフィーニャ、スアレス、ネイマール
負傷者:DFアレイシ・ビダル、マテュー
出場停止者:なし
▽長期離脱のアレイシ・ビダル、マテュー以外に負傷者はいない。体調不良でセルタ戦を欠場したMFアンドレ・ゴメスも戦列に復帰できる見込みだ。システムに関しては、前述した守備時[4-4-2]、攻撃時[3-4-3]の可変システムの採用が濃厚だ。先発メンバーに関しては前述の11人を予想したが、大量得点に加え、アウェイゴール献上が許されないという難しい試合展開だけに、ルイス・エンリケ監督は試合直前までメンバー選考に頭を悩ませるかもしれない。
▽パリ・サンジェルマン予想スタメン
DF:トマス・ムニエ、マルキーニョス、チアゴ・シウバ、クルザワ
MF:ヴェッラッティ、ラビオ、マテュイディ
FW:ルーカス・モウラ、カバーニ、ディ・マリア
負傷者:MFモッタ、MFディ・マリア
出場停止者:なし
▽モッタが出場停止明けとなるが、ふくらはぎのケガの影響で引き続き欠場することになった。同じく1stレグでMVP級の働きを見せたディ・マリアに関しても、先発出場が可能か微妙な状況にあるようだ。出場が難しい場合は、MFドラクスラーかMFパストーレが代役を担うか、中盤にMFクリホヴィアクを入れ、マテュイディを1列前でプレーさせる、より守備的なプランも考えられる。その一方で、1stレグを欠場したチアゴ・シウバが若手DFキンペンベに代わって復帰することは朗報だ。
★注目選手
◆バルセロナ:FWルイス・スアレス
▽1stレグ後のリーグ戦ではメッシが勝負強い活躍で復活を印象付け、1stレグでも一人気を吐いたFWネイマールも、引き続きチームをけん引する好パフォーマンスを披露している。その一方で、スアレスはスポルティング・ヒホンで見事なゴラッソを決めたものの、それ以外の場面では、本調子から程遠い出来となっている。90分間での逆転に向けて5点が必要な今回の一戦では、好調を継続する相棒2人と共にエースストライカーとしての真価を発揮することが求められる。前回対戦ではウルグアイ代表の相棒カバーニばかりが目立っていただけに、代表のエースとしてもリベンジを果たしたい。
◆パリ・サンジェルマン:MFマルコ・ヴェッラッティ
▽戦前の予想では、開始直後からバルセロナが猛攻を仕掛けてくる展開となるため、まずは中盤のフィルター役として、リスク管理や身体を張った守備が求められる。その一方で、アウェイゴールを奪えれば、ほぼ100パーセント勝ち抜けに繫がるだけに、持ち味のタッチダウンパスやプレッシャーをモノともしないボールキープからの必殺スルーパスで、カバーニら前線のアタッカーにチャンスボールを送り届けたい。
▽バルセロナ優位と目された中、先月14日にパルク・デ・プランスで行われた1stレグでは、立ち上がりから攻守に質を伴った圧巻のハードワークを披露したホームのPSGが、前半18分にMFディ・マリアの直接FKで先制。さらに、前半終了間際にもMFドラクスラーのゴールで追加点を奪った。バルセロナの反撃が予想された後半も、完璧に試合をコントロールしたPSGは、ディ・マリアとFWカバーニの追加点で望外の4-0の圧勝という結果を手にした。一方、バルセロナは負傷明けのMFブスケッツ、MFイニエスタに加え、FWメッシやFWスアレスの目を覆いたくなるような低調なパフォーマンスが結果に大きく響いた。
▽大量失点にアウェイゴール0と悪夢のような惨敗で初戦を落としたバルセロナは、ベスト8進出の可能性が絶望的となった。その敗戦のショックを引きずる形でレガネス戦でも低調なパフォーマンスに終始したチームだったが、アトレティコ・マドリー戦で守備時[4-4-2]、攻撃時[3-4-3]の可変システムへの変更を試みると、この変更が徐々に機能。直近のスポルティング・ヒホン戦、セルタ戦でいずれも5点以上を奪っての大勝を飾り、リーガで暫定首位に浮上した。この間にルイス・エンリケ監督が今季限りでの退任を発表したことで、チームが再びまとまり始めている。“カンプ・ノウの奇跡”実現に向けてできる限りの準備は整った印象だ。
▽両者の勝ち抜けの条件は、逆転を目指すバルセロナは5点差以上の点差を付けての勝利が必須。一方、PSGは引き分け以上の結果で文句なし。また、3点差以内での敗戦、あるいはアウェイゴールを1点以上奪っての4点差での敗戦でも突破が決まる圧倒的優位な状況だ。なお、バルセロナが4-0で勝利した場合のみ、延長戦に突入する。(延長戦でもアウェイゴールルールが適用)
◆バルセロナ◆
【3-4-3】
【3-4-3】
▽バルセロナ予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:テア・シュテーゲンDF:ピケ、マスチェラーノ、ユムティティ
MF:セルジ・ロベルト、ブスケッツ、メッシ、イニエスタ
FW:ラフィーニャ、スアレス、ネイマール
負傷者:DFアレイシ・ビダル、マテュー
出場停止者:なし
▽長期離脱のアレイシ・ビダル、マテュー以外に負傷者はいない。体調不良でセルタ戦を欠場したMFアンドレ・ゴメスも戦列に復帰できる見込みだ。システムに関しては、前述した守備時[4-4-2]、攻撃時[3-4-3]の可変システムの採用が濃厚だ。先発メンバーに関しては前述の11人を予想したが、大量得点に加え、アウェイゴール献上が許されないという難しい試合展開だけに、ルイス・エンリケ監督は試合直前までメンバー選考に頭を悩ませるかもしれない。
◆パリ・サンジェルマン◆
【4-3-3】
【4-3-3】
▽パリ・サンジェルマン予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:トラップDF:トマス・ムニエ、マルキーニョス、チアゴ・シウバ、クルザワ
MF:ヴェッラッティ、ラビオ、マテュイディ
FW:ルーカス・モウラ、カバーニ、ディ・マリア
負傷者:MFモッタ、MFディ・マリア
出場停止者:なし
▽モッタが出場停止明けとなるが、ふくらはぎのケガの影響で引き続き欠場することになった。同じく1stレグでMVP級の働きを見せたディ・マリアに関しても、先発出場が可能か微妙な状況にあるようだ。出場が難しい場合は、MFドラクスラーかMFパストーレが代役を担うか、中盤にMFクリホヴィアクを入れ、マテュイディを1列前でプレーさせる、より守備的なプランも考えられる。その一方で、1stレグを欠場したチアゴ・シウバが若手DFキンペンベに代わって復帰することは朗報だ。
★注目選手
◆バルセロナ:FWルイス・スアレス

Getty Images
▽バルセロナが“カンプ・ノウの奇跡”を実現するため、最も活躍が求められるのが、エースストライカーのスアレスだ。1stレグでは多くのボールロストを犯したメッシ、序盤の決定機を逸したアンドレ・ゴメス、コンディション不良のイニエスタらに多くの批判が集まったが、最前線で全く存在感を放てなかったスアレスも間違いなく戦犯の1人だった。▽1stレグ後のリーグ戦ではメッシが勝負強い活躍で復活を印象付け、1stレグでも一人気を吐いたFWネイマールも、引き続きチームをけん引する好パフォーマンスを披露している。その一方で、スアレスはスポルティング・ヒホンで見事なゴラッソを決めたものの、それ以外の場面では、本調子から程遠い出来となっている。90分間での逆転に向けて5点が必要な今回の一戦では、好調を継続する相棒2人と共にエースストライカーとしての真価を発揮することが求められる。前回対戦ではウルグアイ代表の相棒カバーニばかりが目立っていただけに、代表のエースとしてもリベンジを果たしたい。
◆パリ・サンジェルマン:MFマルコ・ヴェッラッティ

Getty Images
▽一方、PSGの注目プレーヤーは中盤の要、ヴェッラッティだ。1stレグではラビオ、マテュイディと共に攻守に圧巻の存在感を発揮し、大勝の立役者の1人となった。大きなアドバンテージを持って臨む2ndレグでは、完全アウェイの中で1stレグと同じような活躍ができるかが、大きなポイントとなる。▽戦前の予想では、開始直後からバルセロナが猛攻を仕掛けてくる展開となるため、まずは中盤のフィルター役として、リスク管理や身体を張った守備が求められる。その一方で、アウェイゴールを奪えれば、ほぼ100パーセント勝ち抜けに繫がるだけに、持ち味のタッチダウンパスやプレッシャーをモノともしないボールキープからの必殺スルーパスで、カバーニら前線のアタッカーにチャンスボールを送り届けたい。
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