ディバラが疑惑の判定含むPK2発にイグアインが恩返し弾! ナポリに逆転勝利のユーベが決勝進出に王手!《コッパ・イタリア》
2017.03.01 06:48 Wed
▽コッパ・イタリア準決勝1stレグ、ユベントスvsナポリが2月28日にユベントス・スタジアムで行われ、ホームのユベントスが3-1で先勝した。
▽セリエAで首位と3位に位置するユベントスとナポリが対峙した注目の一戦。準々決勝でミランを破ったユベントスは、直近のセリエAエンポリ戦でも快勝し、公式戦9連勝を達成。今回の一戦に向けては、先発6人を変更。エンポリ戦で温存したディバラ、ケディラ、バルザーリ、キエッリーニらが先発に復帰し、3トップに古巣対戦のイグアイン、マンジュキッチ、ディバラが並ぶ[3-4-3]の布陣を採用した。
▽一方、フィオレンティーナを退けてコッパ4強入りを果たしたナポリだが、直近のセリエAではホームでアタランタに0-2の完敗。リーグ戦では昨年10月末のユベントス戦以来、15戦ぶりの敗戦を喫した。アタランタ戦からのバウンスバックが求められる敵地での1stレグに向けては、先発4人を変更。ヒサイ、マクシモビッチ、ジエリンスキ、メルテンスに代えて、マッジョ、クリバリ、ログ、ミリクを先発で起用した。
▽注目のビッグマッチは、立ち上がりから拮抗した展開に。まずは開始6分、ボックス左で相手のクリアミスを拾ったナポリのミリクがシュートを試みるが、ここは相手DFのブロックに遭う。
▽一方のユベントスは13分、ボヌッチの絶妙なロングフィードに反応したディバラがボックス右でダイレクトシュートを狙うが、ここは飛び出したGKレイナがきっちりコースを切って対応する。さらに、このプレーで得た右CKの場面でピャニッチのクロスをゴール前のマンジュキッチが頭で合わすが、このシュートもスペイン代表GKの好守に阻まれた。
▽試合の均衡が破れたのは36分。ミリクとのダイレクトのパス交換でボックス左に抜け出したインシーニェが、DFを抜き切らずに折り返す。これを大外から走り込んで来たカジェホンがワンタッチで流し込み、アウェイのナポリが先制に成功した。その後、前半終了間際にはボックス中央でマンジュキッチが強烈なシュートを放つが、GKレイナがファインセーブ。さらに、こぼれ球をリヒトシュタイナーが押し込みにかかるが、再びレイナが触ったボールは右ポストを叩き、前半はナポリの1点リードで終了した。
▽迎えた後半、リヒトシュタイナーに代えてハーフタイム明けにクアドラードを投入したユベントスが開始早々に追いつく。ボックス左でDF2枚の間を抜こうとしたディバラをDFクリバリが倒してしまい、ホームチームにPKが与えられる。これをディバラ自ら右隅に流し込んだ。
▽ここからしばらくユベントスの時間が続く中、流れを変えたいナポリは、ハムシク、ミリクを下げてジエリンスキ、メルテンスを投入。だが、守護神の痛恨ミスから逆転を許してしまう。
▽64分、右CKの場面でショートコーナーを選択したユベントスはクアドラードがボックス右へ絶妙なクロスを入れると、飛び出してパンチングを試みたGKレイナが触れず、DFクリバリがクリアし損ねたボールがボックス右ライン際のイグアインの足元へ。そして、角度のないところからナポリの元エースが放ったシュートがファーポストに吸い込まれた。
▽リーグ戦での前回対戦に続きイグアインのゴールで勝ち越しに成功したユベントスは、69分にも疑惑の判定からこの試合2本目のPKを獲得し、ナポリを突き放す。ナポリのセットプレーの場面でボックス内のアルビオルが倒されるが、ここでPKは与えられず。すると、この流れから高速カウンターを仕掛けたユベントスはディバラのラストパスに反応したクアドラードがボックス内でGKレイナと交錯。レイナは先にボールへアタックしていたものの、主審の判定はまさかのPK。これをディバラが再び冷静に流し込んだ。
▽この3失点目で気持ちが切れたナポリに対して、アレックス・サンドロ、ピアツァを投入して逃げ切りを図るユベントスは、持ち味の組織的な守備を軸に相手の反撃をきっちり吸収した。先制点を許すもディバラのPK2発にイグアインのゴールで逆転勝利のユベントスが、コッパ・イタリア決勝進出に向けて大きなアドバンテージを手にした。一方、微妙な判定の影響もあり公式戦2連敗のナポリは、4月5日にサン・パオロで行われる2ndレグで逆転での決勝進出を目指すことになる。
▽セリエAで首位と3位に位置するユベントスとナポリが対峙した注目の一戦。準々決勝でミランを破ったユベントスは、直近のセリエAエンポリ戦でも快勝し、公式戦9連勝を達成。今回の一戦に向けては、先発6人を変更。エンポリ戦で温存したディバラ、ケディラ、バルザーリ、キエッリーニらが先発に復帰し、3トップに古巣対戦のイグアイン、マンジュキッチ、ディバラが並ぶ[3-4-3]の布陣を採用した。
▽一方、フィオレンティーナを退けてコッパ4強入りを果たしたナポリだが、直近のセリエAではホームでアタランタに0-2の完敗。リーグ戦では昨年10月末のユベントス戦以来、15戦ぶりの敗戦を喫した。アタランタ戦からのバウンスバックが求められる敵地での1stレグに向けては、先発4人を変更。ヒサイ、マクシモビッチ、ジエリンスキ、メルテンスに代えて、マッジョ、クリバリ、ログ、ミリクを先発で起用した。
▽一方のユベントスは13分、ボヌッチの絶妙なロングフィードに反応したディバラがボックス右でダイレクトシュートを狙うが、ここは飛び出したGKレイナがきっちりコースを切って対応する。さらに、このプレーで得た右CKの場面でピャニッチのクロスをゴール前のマンジュキッチが頭で合わすが、このシュートもスペイン代表GKの好守に阻まれた。
▽前半半ばにかけてはボールを保持するユベントス、鋭い切り替えからカウンターを狙うナポリという構図の下、激しい攻防が繰り広げられる。23分と24分にはインシーニェ、ハムシクとミドルレンジで枠内シュートを放っていくが、いずれもGKネトのセーブに遭う。33分にはアサモアから斜めのクサビを受けたイグアインが巧みなドリブルでDFをかわし、ボックス左から右足のトゥーキックで狙うが、これは枠を捉え切れない。
▽試合の均衡が破れたのは36分。ミリクとのダイレクトのパス交換でボックス左に抜け出したインシーニェが、DFを抜き切らずに折り返す。これを大外から走り込んで来たカジェホンがワンタッチで流し込み、アウェイのナポリが先制に成功した。その後、前半終了間際にはボックス中央でマンジュキッチが強烈なシュートを放つが、GKレイナがファインセーブ。さらに、こぼれ球をリヒトシュタイナーが押し込みにかかるが、再びレイナが触ったボールは右ポストを叩き、前半はナポリの1点リードで終了した。
▽迎えた後半、リヒトシュタイナーに代えてハーフタイム明けにクアドラードを投入したユベントスが開始早々に追いつく。ボックス左でDF2枚の間を抜こうとしたディバラをDFクリバリが倒してしまい、ホームチームにPKが与えられる。これをディバラ自ら右隅に流し込んだ。
▽ここからしばらくユベントスの時間が続く中、流れを変えたいナポリは、ハムシク、ミリクを下げてジエリンスキ、メルテンスを投入。だが、守護神の痛恨ミスから逆転を許してしまう。
▽64分、右CKの場面でショートコーナーを選択したユベントスはクアドラードがボックス右へ絶妙なクロスを入れると、飛び出してパンチングを試みたGKレイナが触れず、DFクリバリがクリアし損ねたボールがボックス右ライン際のイグアインの足元へ。そして、角度のないところからナポリの元エースが放ったシュートがファーポストに吸い込まれた。
▽リーグ戦での前回対戦に続きイグアインのゴールで勝ち越しに成功したユベントスは、69分にも疑惑の判定からこの試合2本目のPKを獲得し、ナポリを突き放す。ナポリのセットプレーの場面でボックス内のアルビオルが倒されるが、ここでPKは与えられず。すると、この流れから高速カウンターを仕掛けたユベントスはディバラのラストパスに反応したクアドラードがボックス内でGKレイナと交錯。レイナは先にボールへアタックしていたものの、主審の判定はまさかのPK。これをディバラが再び冷静に流し込んだ。
▽この3失点目で気持ちが切れたナポリに対して、アレックス・サンドロ、ピアツァを投入して逃げ切りを図るユベントスは、持ち味の組織的な守備を軸に相手の反撃をきっちり吸収した。先制点を許すもディバラのPK2発にイグアインのゴールで逆転勝利のユベントスが、コッパ・イタリア決勝進出に向けて大きなアドバンテージを手にした。一方、微妙な判定の影響もあり公式戦2連敗のナポリは、4月5日にサン・パオロで行われる2ndレグで逆転での決勝進出を目指すことになる。
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