【プレビュー】優勝争い&トップ4争い左右する注目の上位対決!《リバプールvsトッテナム》
2017.02.11 07:00 Sat
▽プレミアリーグ第25節、リバプールvsトッテナムの上位対決が日本時間2月11日26:30にアンフィールドでキックオフされる。5位のリバプール(勝ち点46)と2位のトッテナム(勝ち点50)が激突する、優勝争い&トップ4争い左右する注目の上位対決だ。
▽前節、格下ハル・シティに完敗し、5位に転落したリバプールは、2017年に入ってリーグ戦未だ未勝利(2敗3分け)と絶不調。直近2試合では、アフリカ・ネイションズカップ帰りのMFサディオ・マネが復帰したものの、救世主と目された快速アタッカーでも不振のチームを救うことができずにいる。前節の敗戦によって、首位チェルシーとの勝ち点差は13ポイントに広がり、今後はトップ4フィニッシュが現実路線となる。その中で4位アーセナルとの勝ち点はわずかに1ポイントと巻き返しは十分に可能だが、後続の6位マンチェスター・ユナイテッド(勝ち点45)、7位エバートン(勝ち点40)との勝ち点差が縮まっており、今回のトッテナム戦での勝ち点奪取は至上命題となる。
▽一方、チェルシーに9ポイント離されているものの、リーグ戦9試合無敗(7勝2分け)と好調を継続するトッテナムは、上位陣とのアウェイゲームを既に消化しており、残り14試合で困難なアウェイゲームは今回のリバプール戦が最後となる。(ホームで異常に強いバーンリー戦も残す) そのため、今季唯一ホーム無敗(10勝2分け)を継続するチームは、今回の直接対決でライバルのリバプールを叩ければ、トップ4フィニッシュに大きく近づくと共に、逆転優勝の可能性を残すことにも繋がる。
▽なお、直近のリーグ戦5試合で2敗3分けとリバプールとの対戦を苦手とするトッテナムは、プレミアリーグ創設後にアンフィールドでリバプールに勝利したのは2011年5月のただ1度のみ。その一方で、リバプールは2017年に入ってからアンフィールドで戦った公式戦で3敗2分けと、ホーム未勝利が続いている。
▽リバプール予想スタメン
DF:クライン、マティプ、ロブレン、ミルナー
MF:ワイナルドゥム、ヘンダーソン、カン
FW:サディオ・マネ、フィルミノ、コウチーニョ
負傷者:DFクラバン、ロブレン、MFエジャリア、グルイッチ、FWイングス
出場停止者:なし
▽トッテナム予想スタメン
DF:ウォーカー、エリック・ダイアー、アルデルヴァイレルト、ベン・デイビス
MF:ワニャマ、デンベレ
MF:エリクセン、デレ・アリ、ソン・フンミン
FW:ケイン
負傷者:DFヴェルトンゲン、ローズ、トリッピアー、MFラメラ、FWエンクドゥ
出場停止者:なし
▽ラメラとヴェルトンゲンの長期離脱組に加え、前々節のサンダーランド戦で負傷したローズやエンクドゥ、トリッピアーが引き続き起用できない。そのため、ポチェッティーノ監督は1-0で勝利した直近のミドルズブラ戦と全く同じ11人を先発で起用する見込みだ。
★注目選手
◆リバプール:FWサディオ・マネ
▽前々節のチェルシー戦で復帰したマネは、直近のハル戦で不用意なボールロストから2失点目の要因となるなど、アフリカ・ネイションズカップの疲労を引きずり、本調子ではない。ただ、徐々にコンディションを取り戻しており、リーグ最少失点を誇るスパーズの堅守攻略の切り札としての活躍が期待される。幸い、トッテナムはリーグ屈指の身体能力を誇るDFローズが負傷欠場するため、代役のベン・デイビスに対して、マネの果敢な仕掛けが生きる状況となる。
◆トッテナム:MFムサ・デンベレ
▽とりわけ、プレミアリーグ最高の91.9パーセントというパス成功率、MFアザールやFWアダマ・トラオレ、FWザハらリーグ屈指のドリブラーに次ぐ1試合あたりのドリブル成功率を誇るデンベレの攻撃面、ポゼッションへの貢献は絶大。また、屈強なフィジカルと巧みな身体の入れ方を生かした守備は、プレミア屈指のタックラーのワニャマと共にリーグ最少失点の守備を支えている。
▽苦手リバプールとのタフなアウェイゲームに向けては、果敢にプレッシングをかけてくる相手に対して、卓越したキープ力とドリブルを武器に局面を進めるプレー。最終ラインをプロテクトする守備や、マネとのマッチアップで苦戦が予想されるベン・デイビスのカバーなど、持ち味の万能性が求められるところだ。
▽前節、格下ハル・シティに完敗し、5位に転落したリバプールは、2017年に入ってリーグ戦未だ未勝利(2敗3分け)と絶不調。直近2試合では、アフリカ・ネイションズカップ帰りのMFサディオ・マネが復帰したものの、救世主と目された快速アタッカーでも不振のチームを救うことができずにいる。前節の敗戦によって、首位チェルシーとの勝ち点差は13ポイントに広がり、今後はトップ4フィニッシュが現実路線となる。その中で4位アーセナルとの勝ち点はわずかに1ポイントと巻き返しは十分に可能だが、後続の6位マンチェスター・ユナイテッド(勝ち点45)、7位エバートン(勝ち点40)との勝ち点差が縮まっており、今回のトッテナム戦での勝ち点奪取は至上命題となる。
▽一方、チェルシーに9ポイント離されているものの、リーグ戦9試合無敗(7勝2分け)と好調を継続するトッテナムは、上位陣とのアウェイゲームを既に消化しており、残り14試合で困難なアウェイゲームは今回のリバプール戦が最後となる。(ホームで異常に強いバーンリー戦も残す) そのため、今季唯一ホーム無敗(10勝2分け)を継続するチームは、今回の直接対決でライバルのリバプールを叩ければ、トップ4フィニッシュに大きく近づくと共に、逆転優勝の可能性を残すことにも繋がる。
◆リバプール◆
【4-3-3】
【4-3-3】
▽リバプール予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:ミニョレDF:クライン、マティプ、ロブレン、ミルナー
MF:ワイナルドゥム、ヘンダーソン、カン
FW:サディオ・マネ、フィルミノ、コウチーニョ
負傷者:DFクラバン、ロブレン、MFエジャリア、グルイッチ、FWイングス
出場停止者:なし
▽それぞれヒザのケガと体調不良で直近のハル戦を欠場したロブレンと、クラバンのセンターバックコンビに欠場の可能性がある。そのため、2選手が間に合わなければ、ハル戦同様にマティプとMFルーカス・レイバがセンターバックコンビを組むことになる。また、アキレス腱の問題で今週の練習を回避したララナにも欠場の可能性がある。
◆トッテナム◆
【4-2-3-1】
【4-2-3-1】
▽トッテナム予想スタメン

(C)CWS Brains,LTD.
GK:ロリスDF:ウォーカー、エリック・ダイアー、アルデルヴァイレルト、ベン・デイビス
MF:ワニャマ、デンベレ
MF:エリクセン、デレ・アリ、ソン・フンミン
FW:ケイン
負傷者:DFヴェルトンゲン、ローズ、トリッピアー、MFラメラ、FWエンクドゥ
出場停止者:なし
▽ラメラとヴェルトンゲンの長期離脱組に加え、前々節のサンダーランド戦で負傷したローズやエンクドゥ、トリッピアーが引き続き起用できない。そのため、ポチェッティーノ監督は1-0で勝利した直近のミドルズブラ戦と全く同じ11人を先発で起用する見込みだ。
★注目選手
◆リバプール:FWサディオ・マネ

Getty Images
▽リバプールの注目プレーヤーは、前回対戦でも躍動したマネだ。昨夏、サウサンプトンから加入したマネは、卓越した走力とトリッキーな仕掛けを武器に、クロップ監督率いるリバプールの崩しの切り札として活躍。2017年に入ってリーグ戦未勝利と苦戦が続くリバプールの不振は、アフリカ・ネイションズカップ参戦で離脱したセネガル代表MFの穴を埋められなかったことが大きな要因と言われている。▽前々節のチェルシー戦で復帰したマネは、直近のハル戦で不用意なボールロストから2失点目の要因となるなど、アフリカ・ネイションズカップの疲労を引きずり、本調子ではない。ただ、徐々にコンディションを取り戻しており、リーグ最少失点を誇るスパーズの堅守攻略の切り札としての活躍が期待される。幸い、トッテナムはリーグ屈指の身体能力を誇るDFローズが負傷欠場するため、代役のベン・デイビスに対して、マネの果敢な仕掛けが生きる状況となる。
◆トッテナム:MFムサ・デンベレ

Getty Images
▽一方、トッテナムの注目プレーヤーは、プレミア屈指の万能型MFと評されるデンベレだ。チェルシーと並んで攻守に最も安定しているスパーズを支えているのが、ワニャマとデンベレのセントラルMFコンビだ。▽とりわけ、プレミアリーグ最高の91.9パーセントというパス成功率、MFアザールやFWアダマ・トラオレ、FWザハらリーグ屈指のドリブラーに次ぐ1試合あたりのドリブル成功率を誇るデンベレの攻撃面、ポゼッションへの貢献は絶大。また、屈強なフィジカルと巧みな身体の入れ方を生かした守備は、プレミア屈指のタックラーのワニャマと共にリーグ最少失点の守備を支えている。
▽苦手リバプールとのタフなアウェイゲームに向けては、果敢にプレッシングをかけてくる相手に対して、卓越したキープ力とドリブルを武器に局面を進めるプレー。最終ラインをプロテクトする守備や、マネとのマッチアップで苦戦が予想されるベン・デイビスのカバーなど、持ち味の万能性が求められるところだ。
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