テベス擁する上海申花がブリスベン・ロアーに完敗…鹿島のグループEのラスト1枠が決定《ACL2017》

▽8日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2017のプレーオフが行われた。Jリーグ勢が出場する東地区では、残りの1試合となった上海申花vsブリスベン・ロアーが行われ、0-2でブリスベン・ロアーが勝利。この結果、グループEに入ることが決定し、鹿島アントラーズとの対戦が決定した。▽昨シーズンの中国スーパーリーグで4位となりプレーオフに進出した上海申花と、Aリーグで3位となったブリスベン・ロアーの対戦。上海申花は中国スーパーリーグと ACLでの躍進を目指し、グスタボ・ポジェ監督を招へい。さらに、ボカ・ジュニアーズから元アルゼンチン代表FWカルロス・テベスを獲得していた。▽テベスやマルティンスを先発させた上海申花だったが開始2分、左サイドからのクロスをボックス内に走り込んだブランドン・ボレロがダイレクトボレーで突き刺し、ブリスベン・ロアーが先制する。
▽ホームで先手を奪われた上海申花は11分、オバフェミ・マルティンスが決定機。ボックス内でクロスに反応してシュートを放つも、力なくGKにセーブされる。さらに22分にはボックス手前でFKを得ると、サインプレーから最後はマルティンスが合わせるも、わずかに枠を捉えられない。

▽すると迎えた40分、右サイドを崩すと、最後はグラウンダーのクロスをボックス中央でトミー・オアーがダイレクトシュート。これが決まり、ブリスベン・ロアーがリードを2点に広げて試合を折り返す。▽2点差を追いかける上海申花は猛攻を仕掛ける。新加入のテベスが個人プレーで強引にシュートを放つなど攻め込むも、ブリスベン・ロアーの逆襲に遭い幾度となくピンチを迎える。

▽79分にはテベスがボックス手前のFKを直接狙うも、枠を捉えたしゅーとはGKがセーブ。その後も上海申花はゴールを奪うことができずに試合終了。“爆買い”を敢行した上海申花はプレーオフで敗退し本大会出場ならず。ブリスベン・ロアーが本大会の出場権を獲得し、鹿島、ムアントン・ユナイテッド、蔚山現代FCとともにグループEに入ることとなった。

上海申花 0-2 ブリスベン・ロアー
【ブリスベン・ロアー】
ブランドン・ボレロ(前2)
トミー・オアー(前40)