キーワードは”プレス”…監督業を目指すクローゼ、フォワードの取り組み方を語る
2017.02.07 05:33 Tue
元ドイツ代表FWのミロスラフ・クローゼ氏は、現役時代にどのようなFWを理想像としていたのだろうか。現在、研修生としてドイツ代表のコーチ陣に加わるクローゼは、ドイツ誌『キッカー』とのインタビューで、現役時代のプレーについて語った。
現在38歳のクローゼ氏は「もちろん研修を受けている以上、いつかブンデスリーガで指導することを目指している」と、将来的には指揮官として第二の人生を送ることを目標に掲げる。「ブンデスリーガが目標となるべきだし、実際に私はそこを目指している」と気持ちを込めて話した。
そんなクローゼ氏は、選手としての経験を次世代に伝えていきたいという。『キッカー』とのインタビューで、FWがどうプレーに取り組むべきかを次のように振り返っている。
「選手のころは相手DFが右利きなのか左利きなのかを意識して、不得意な足の方に目をつけるようにしていた。CBのなかで、よりゲームを組み立てる能力が優れている選手にも目をつけていたね。その選手にプレスをかけて、ビルドアップが上手くない方がパスを出さなければいけなくなるように仕向けるわけだよ。試合に向けてはパスの出し手が普段どこにボールを送るのか、ボランチに対してなのか、あるいはバイタルエリアに向けてなのかも研究し、どう対応すべきかを考えたよ」
「最前線に位置するフォワードとして、相手のパスが3~4人目にたどり着くまでにボールを奪えるようプレスをかけた。後ろから押し寄せるチームメートたちは、それぞれ対面する選手の横の位置につけば、(奪ったボールを)先に受けられる。トーマス・シャーフ監督率いるブレーメンでは、それが見事に機能したんだ。自分自身もそういうプレーを好んでいたし、選手がプレスで実際にボールを奪おうとしているのかを、すぐに見抜けるようになれたね」
カイザースラウテルン、ブレーメン、バイエルン、そしてラツィオといったクラブでキャリアを過ごしたクローゼは、ブンデスリーガ1部では307試合に出場して121ゴールを決め、キャリアの晩年にプレーしたセリアAでは139試合54ゴールをマーク。ドイツ代表では137試合に出場し、71ゴールという同代表歴代最多得点数を記録を保持しており、また2002年から2014年まで4大会連続で出場したワールドカップにおいては通算最多となる16ゴールを記録している。
昨秋に現役を引退し、ドイツ代表のコーチングスタッフに迎えられたクローゼ氏。ゴールゲッターとして名を馳せながらも、チーム全体のことを考えてプレーしていたようだ。
提供:goal.com
現在38歳のクローゼ氏は「もちろん研修を受けている以上、いつかブンデスリーガで指導することを目指している」と、将来的には指揮官として第二の人生を送ることを目標に掲げる。「ブンデスリーガが目標となるべきだし、実際に私はそこを目指している」と気持ちを込めて話した。
そんなクローゼ氏は、選手としての経験を次世代に伝えていきたいという。『キッカー』とのインタビューで、FWがどうプレーに取り組むべきかを次のように振り返っている。
「選手のころは相手DFが右利きなのか左利きなのかを意識して、不得意な足の方に目をつけるようにしていた。CBのなかで、よりゲームを組み立てる能力が優れている選手にも目をつけていたね。その選手にプレスをかけて、ビルドアップが上手くない方がパスを出さなければいけなくなるように仕向けるわけだよ。試合に向けてはパスの出し手が普段どこにボールを送るのか、ボランチに対してなのか、あるいはバイタルエリアに向けてなのかも研究し、どう対応すべきかを考えたよ」
「最前線に位置するフォワードとして、相手のパスが3~4人目にたどり着くまでにボールを奪えるようプレスをかけた。後ろから押し寄せるチームメートたちは、それぞれ対面する選手の横の位置につけば、(奪ったボールを)先に受けられる。トーマス・シャーフ監督率いるブレーメンでは、それが見事に機能したんだ。自分自身もそういうプレーを好んでいたし、選手がプレスで実際にボールを奪おうとしているのかを、すぐに見抜けるようになれたね」
カイザースラウテルン、ブレーメン、バイエルン、そしてラツィオといったクラブでキャリアを過ごしたクローゼは、ブンデスリーガ1部では307試合に出場して121ゴールを決め、キャリアの晩年にプレーしたセリアAでは139試合54ゴールをマーク。ドイツ代表では137試合に出場し、71ゴールという同代表歴代最多得点数を記録を保持しており、また2002年から2014年まで4大会連続で出場したワールドカップにおいては通算最多となる16ゴールを記録している。
昨秋に現役を引退し、ドイツ代表のコーチングスタッフに迎えられたクローゼ氏。ゴールゲッターとして名を馳せながらも、チーム全体のことを考えてプレーしていたようだ。
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