【2017Jリーグ補強診断】ゼロ円補強でベースアップ、守護神問題も解決し躍進に期待《サガン鳥栖》
2017.02.06 21:17 Mon
▽2月25日に開幕を迎える2017シーズンの明治安田生命J1リーグ。3年ぶりの1シーズン制が復活となり、全18チームがタイトルを目指してしのぎを削る。開幕を前に超ワールドサッカー編集部がJ1全クラブの補強を診断。フィッカデンティ体制2年目を迎えるサガン鳥栖編をお届けする。
◆フィッカデンティ色を出した人員整理
GK
藤嶋栄介(25)→松本山雅FC/期限付き
林彰洋(29)→FC東京/完全
牲川歩見(22)→ジュビロ磐田/期限付き終了
DF
磯崎敬太(36)→現役引退
小林久晃(37)→現役引退
岸田翔平(26)→大分トリニータ/完全
丹羽竜平(31)→未定
坂井達弥(26)→大分トリニータ/期限付き
MF
清武功暉(25)→ジェフユナイテッド千葉/完全
チェ・ソングン(25)→水原三星ブルーウィングス(韓国)/完全
金民友(26)→水原三星ブルーウィングス(韓国)/完全
中美慶哉(25)→ツエーゲン金沢/期限付き延長
菊地直哉(32)→北海道コンサドーレ札幌/期限付き延長
岡本知剛(26)→松本山雅FC/完全
早坂良太(31)→北海道コンサドーレ札幌/完全
白星東(25)→水原FC(韓国)/完全
アイメン・タハール(27)→ガズ・メタン(ルーマニア)/完全
FW
平秀斗(22)→未定
山﨑凌吾(24)→徳島ヴォルティス/期限付き→完全
岡田翔平(27)→ザスパクサツ群馬/完全
ムスタファ・エル・カビル(28)→アンタルヤシュポル(トルコ)/完全
▽兵役の関係でチームを去ったMF金民友や守護神のGK林彰洋、ユーティリティ性が高かったMF早坂良太らが退団。さらに期限付き移籍していた選手の大半が完全移籍でチームを去るなど、フィッカデンティ色を強めた人員整理を敢行した。
★★★★☆
▽大半が余剰戦力の放出となった一方で、チームの軸であったGK林彰洋、MF金民友の退団はチームに大きな影響を与えるだろう。経験値が豊富な選手の獲得でウィークポイントを着実に埋めていく中、GKの獲得が難航。それでも、フィッカデンティサッカーを知る守護神をゼロ円でゲットした。
◆守護神問題もゼロ円で解決【GK&DF】
権田修一(27)←無所属/完全
小林祐三(31)←横浜F・マリノス/完全
フランコ・スブットーニ(27)←アトレティコ・トゥクマン(アルゼンチン)/完全
▽横浜F・マリノスで長らく不動のレギュラーとして右サイドバックを務めていたDF小林祐三の加入は大きな補強となった。さらに190cmの大型CBとしてDFフランコ・スブットーニを獲得しディフェンスラインを強化。不安視されていた守護神問題もFC東京を退団していた元日本代表GK権田修一を獲得し解決。無事に戦力は整った。
◆ゼロ円補強で着実に底上げを達成【MF】
小川佳純(32)←名古屋グランパス/完全
原川力(23)←川崎フロンターレ/期限付き
太田徹郎(27)←柏レイソル/完全
水野晃樹(31)←ベガルタ仙台/完全
石川啓人(18)←サガン鳥栖ユース/昇格
▽名古屋の10番を背負い続けたMF小川佳純、日本代表歴もあるMF水野晃樹、ハードワークが売りのMF太田徹郎を獲得。さらに、リオ・デジャネイロ五輪にも出場したMF原川力を期限付きで獲得し、移籍金をかけずに実力者を揃えた。ユースから昇格のMF石川啓人を含め、中盤の補強をゼロ円でまとめあげたことは補強以上に良い成果となった。
◆エースの相方を無事に確保【FW】
小野裕二(24)←シント=トロイデン(ベルギー)/完全
田川亨介(17)←サガン鳥栖ユース/昇格
▽前線は外国人選手を含め様々な噂が挙がっていた中、補強したのはベルギーでプレーを続けたFW小野裕二。横浜FMの下部組織出身で、大きな期待を寄せられていたストライカーの加入はエース・豊田を生かすにうってつけ。富山や池田らとのポジション争いにも注目だ。
◆フィッカデンティ色を出した人員整理

Getty Images
【OUT】GK
藤嶋栄介(25)→松本山雅FC/期限付き
林彰洋(29)→FC東京/完全
牲川歩見(22)→ジュビロ磐田/期限付き終了
DF
磯崎敬太(36)→現役引退
小林久晃(37)→現役引退
岸田翔平(26)→大分トリニータ/完全
丹羽竜平(31)→未定
坂井達弥(26)→大分トリニータ/期限付き
清武功暉(25)→ジェフユナイテッド千葉/完全
チェ・ソングン(25)→水原三星ブルーウィングス(韓国)/完全
金民友(26)→水原三星ブルーウィングス(韓国)/完全
中美慶哉(25)→ツエーゲン金沢/期限付き延長
菊地直哉(32)→北海道コンサドーレ札幌/期限付き延長
岡本知剛(26)→松本山雅FC/完全
早坂良太(31)→北海道コンサドーレ札幌/完全
白星東(25)→水原FC(韓国)/完全
アイメン・タハール(27)→ガズ・メタン(ルーマニア)/完全
FW
平秀斗(22)→未定
山﨑凌吾(24)→徳島ヴォルティス/期限付き→完全
岡田翔平(27)→ザスパクサツ群馬/完全
ムスタファ・エル・カビル(28)→アンタルヤシュポル(トルコ)/完全
▽兵役の関係でチームを去ったMF金民友や守護神のGK林彰洋、ユーティリティ性が高かったMF早坂良太らが退団。さらに期限付き移籍していた選手の大半が完全移籍でチームを去るなど、フィッカデンティ色を強めた人員整理を敢行した。
◆補強診断(★5つが最高)
★★★★☆
▽大半が余剰戦力の放出となった一方で、チームの軸であったGK林彰洋、MF金民友の退団はチームに大きな影響を与えるだろう。経験値が豊富な選手の獲得でウィークポイントを着実に埋めていく中、GKの獲得が難航。それでも、フィッカデンティサッカーを知る守護神をゼロ円でゲットした。
◆守護神問題もゼロ円で解決【GK&DF】

Getty Images
【IN】権田修一(27)←無所属/完全
小林祐三(31)←横浜F・マリノス/完全
フランコ・スブットーニ(27)←アトレティコ・トゥクマン(アルゼンチン)/完全
▽横浜F・マリノスで長らく不動のレギュラーとして右サイドバックを務めていたDF小林祐三の加入は大きな補強となった。さらに190cmの大型CBとしてDFフランコ・スブットーニを獲得しディフェンスラインを強化。不安視されていた守護神問題もFC東京を退団していた元日本代表GK権田修一を獲得し解決。無事に戦力は整った。
◆ゼロ円補強で着実に底上げを達成【MF】

Getty Images
【IN】小川佳純(32)←名古屋グランパス/完全
原川力(23)←川崎フロンターレ/期限付き
太田徹郎(27)←柏レイソル/完全
水野晃樹(31)←ベガルタ仙台/完全
石川啓人(18)←サガン鳥栖ユース/昇格
▽名古屋の10番を背負い続けたMF小川佳純、日本代表歴もあるMF水野晃樹、ハードワークが売りのMF太田徹郎を獲得。さらに、リオ・デジャネイロ五輪にも出場したMF原川力を期限付きで獲得し、移籍金をかけずに実力者を揃えた。ユースから昇格のMF石川啓人を含め、中盤の補強をゼロ円でまとめあげたことは補強以上に良い成果となった。
◆エースの相方を無事に確保【FW】

(C)Getty Images
【IN】小野裕二(24)←シント=トロイデン(ベルギー)/完全
田川亨介(17)←サガン鳥栖ユース/昇格
▽前線は外国人選手を含め様々な噂が挙がっていた中、補強したのはベルギーでプレーを続けたFW小野裕二。横浜FMの下部組織出身で、大きな期待を寄せられていたストライカーの加入はエース・豊田を生かすにうってつけ。富山や池田らとのポジション争いにも注目だ。
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連鎖したJリーグのジャイキリ/六川亨の日本サッカーの歩み
J1リーグも残り4節となったが、毎年シーズン終盤は下位チームも残留を目指して必死の戦いを挑んでくる。このため“ジャイアントキリング”が起こりやすい。とはいえ第34節は各地で波乱が続出し、優勝争いと残留争いは予断を許さなくなった。 まず“金J”ではシュート4本のFC東京が2位の神戸に2-0と快勝した。荒木遼太郎の2アシストは見事だったし、GK野澤大志ブランドンと交代出場した波多野豪も決定機を阻止する活躍を見せた。 FC東京も4試合負けなしと好調を維持していたが、いずれもホーム味スタや国立競技場、埼スタ、日産と首都圏での試合というアドバンテージがあった。しかし神戸戦はアウェーのノエスタ。にもかかわらず神戸の猛攻を凌ぎきったのだから見事というしかない。 そして、こうした“ジャイキリ”は伝播するのか、翌日は柏が細谷真大のゴールで後半アディショナルタイムまで町田を1-0とリードした。試合内容でも町田を圧倒し、勝点3はほぼ確実かと思われたが、痛恨のPK献上で1-1のドローに終わった。 しかし、この勝点1と湘南の逆転勝利により、鳥栖のJ2降格が決定したのだから、柏にとっては残留へ向けて価値ある勝点1と言っていいだろう。 湘南は、ここ2連勝で過去の残留争いの経験値からしぶといところを見せていた。とはいえ広島に先制を許した段階で、首位相手の逆転劇は難しいと思ったものだ。ところが後半開始早々に福田翔生のゴールで同点に追いつくと、後半アディショナルタイムの2分には田中聡が強シュートを突き刺して逆転に成功。このまま逃げ切って広島に12試合ぶりの屈辱を味わわせた。 19位の札幌も名古屋に、18位の磐田もC大阪に、それぞれ2-0、2-1で勝って勝点3を積み上げ、残留争いから抜け出そうと必死だ。 そして浦和である。渡邊凌磨のゴールで先制したまではよかったが、後半は東京Vの反撃に防戦一方。クリアボールを綱島悠斗に押し込まれてJ1初ゴールで同点に追いつかれると、さらにCKから綱島にヘディングで叩き込まれて逆転負けを喫した。 綱島の活躍で勝点3をゲットした東京Vは、FC東京と同じ勝点51で7位に浮上すると同時にJ1残留も確定。一方、4連敗となった浦和は勝点39のまま16へ後退し、2試合消化試合が少ないとはいえ、気付けば降格ゾーンに足を踏み入れつつある。 優勝争いは依然として広島と神戸が勝点1差で争っているが、残留争いに目を向ければ23日には順延された第25節の浦和対柏戦が開催される。勝点39同士の6ポイントマッチだけに激戦は必至だろう。同日には勝点40の新潟も第35節の東京V戦を控えている。順位がどう入れ替わるのか、それぞれのサポーターにとっては、それこそ「天国と地獄」の水曜ナイターと言える。 さらにJ2では、昇格目前の横浜FCが仙台に0-3、同じく昇格にリーチをかけていた清水もホームで山形に1-2と敗れて昇格はお預けになった。こちらも両チームはリセットしての第36節ということになる。 果たして今後も“ジャイキリ”が続出するのか。上位、下位とも目の離せないJリーグである。 文・六川亨 2024.10.21 21:30 Mon3
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サガン鳥栖は11日、2023シーズンの新体制と選手背番号を発表した。 2022シーズンは川井健太監督が就任し、若手を軸にアグレッシブなサッカーを体現。主導権を握るサッカーを植え付けていきながらも、シーズン終盤は敗戦が続くなど、11位でフィニッシュしていた。 2023シーズンに向けては多くの選手が入れ替わる事態に。期限付き移籍中だったFW宮代大聖(→川崎フロンターレ)、FW垣田裕暉(→鹿島アントラーズ)が揃って退団。また、MF小泉慶(→FC東京)、DFジエゴ(→柏レイソル)といった主軸に加え、MF福井太智(→バイエルン)、FW荒木駿太(→FC町田ゼルビア)、FW梶谷政仁(→ブラウブリッツ秋田)など若手は武者修行に出た。 一方で、ユースから4名を昇格させたほか、DFアンソニー・アクム(←カイザー・チーフス)、MF河原創(←ロアッソ熊本)、DF山﨑浩介(←モンテディオ山形)、MF樺山諒乃介(←横浜F・マリノス)、FW富樫敬真(←ベガルタ仙台)、FW横山歩夢(←松本山雅FC)などを補強した。 背番号では、新加入組では山﨑が「2」、アンソニー・アクムが「3」、河原が「5」、富樫が「22」、横山が「32」、樺山が「41」を着用する。 その他、GK朴一圭が「40」から「71」に変更。鳥栖の設立に奔走したことでも知られる坂田道孝氏の命日であり、鳥栖のサポーターナンバー、そしてJリーグ初の永久欠番ともなっている「17」の逆の数字を付けることになった。 ◆選手背番号 GK 12.コ・ボンジョ←龍仁大学(韓国)/新加入 21.オム・イェフン 31.岡本昌弘 35.内山圭←藤枝MYFC/完全移籍 71.朴一圭※背番号変更「40」 DF 2.山﨑浩介←モンテディオ山形/完全移籍 3.アンソニー・アクム←カイザー・チーフス(南アフリカ)/完全移籍 13.中野伸哉 20.ファン・ソッコ 26.平瀬大←早稲田大学/新加入 30.田代雅也 33.竹内諒太郎←サガン鳥栖ユース/昇格 38.大里皇馬←サガン鳥栖ユース/昇格 42.原田亘 49.坂本稀吏也←モンテディオ山形/期限付き移籍 MF 4.島川俊郎 5.河原創←ロアッソ熊本/完全移籍 6.福田晃斗 7.手塚康平 8.本田風智 10.小野裕二 14.藤田直之 18.西川潤←セレッソ大阪/期限付き移籍延長 19.森谷賢太郎※背番号変更「47」 23.菊地泰智 24.長沼洋一 27.楢原慶輝←サガン鳥栖ユース/昇格 37.坂井駿也←サガン鳥栖ユース/昇格 44.堀米勇輝 FW 22.富樫敬真←ベガルタ仙台/完全移籍 25.藤原悠汰←モンテディオ山形/復帰 28.河波櫻士←関東学院大/新加入 29.岩崎悠人←北海道コンサドーレ札幌/期限付き移籍→完全移籍 32.横山歩夢←松本山雅FC/完全移籍 41.樺山諒乃介←横浜F・マリノス/完全移籍 2023.01.11 22:08 Wed4
【明治安田J2第14節まとめ】昨季のJ1対決は倍井謙の38秒弾など磐田が4ゴールで快勝! 約5万人の“国立”上位決戦はRB大宮に軍配…2位仙台もしっかり勝利
6日、明治安田J2リーグ第14節の10試合が全国各地で行われた。 <h3>【札幌vs磐田】昨季のJ1対決は磐田に軍配</h3> 12位の北海道コンサドーレ札幌と9位のジュビロ磐田の対戦。昨季はJ1で戦った両者が上位に向かうために大事な試合に臨んだ。 試合は開始38秒に動く。リカルド・グラッサのロングフィードを裏に抜けた倍井謙がトラップ。髙尾瑠が対応できず、そのままゴールに流し込んで磐田が先制する。 早々に試合が動いた中で磐田が押し込んでいくことに。20分、右サイドでFKを獲得すると、ジョルディ・クルークスのクロスにリカルド・グラッサが合わせにいくと、対応した家泉怜依が頭で押し込む形になってしまいオウンゴールで追加点。さらに25分には、角昂志郎のシュートが右ポストを叩くと、跳ね返りを倍井が繋いで、金子大毅フリーで押し込み3点を奪い切る。 3点ビハインドとなった札幌だったが、4点目も磐田に。70分、カウンターから倍井がしっかりと流し込んで4点リードに。札幌はジョルディ・サンチェス、家泉がゴールを奪うが、2-4で惨敗に終わった。 <h3>【千葉vsRB大宮】RB大宮が首位・千葉を撃破!</h3> 首位のジェフユナイテッド千葉が3位のRB大宮アルディージャと国立競技場で対戦。WEリーグのジェフユナイテッド・市原レディースvs大宮アルディージャVENTUSとの千葉vs大宮ダブルヘッダーとなった。 試合は開始5分、右CKからRB大宮がデザインされたプレー。カプリーニのグラウンダーのパスをニアで小島幹敏がダイレクトパス。これを最後は豊川雄太が流し込み、RB大宮が先制する。 さらに15分にもRB大宮が決定機。カプリーニ、杉本健勇と繋ぎ、最後は豊川がボックス内でシュートも、枠の右にわずかに外れる。 首位の千葉は先制を許した中で18分にアクシデント。エドゥアルドが傷んで倒れ込んでしまい、横山暁之と交代。千葉は失点、そしてアクシデントに見舞われたが首位の維持。23分、左サイドを崩すと、ボックス左から前貴之がフリーで上げたクロスに石川大地がフリーでヘッド。千葉が前半のうちに追いついた。 1-1で迎えた後半は千葉が押し込む展開に。それでも53分、小島が自陣でボールを奪うとそのままドリブルスタート。中央を1人で持ち上がるとボックス手前でラストパス。これに反応したカプリーニが中央へ折り返すと、豊川が飛び込んでいた中で相手DFがクリアしきれずにオウンゴールでRB大宮が勝ち越しに成功する。 千葉は71分、右サイドからのクロスに対して飛び込んだカルリーニョス・ジュニオが合わせてゴールかと思われたが、完全に右手を伸ばして手で触れておりノーゴール。イエローカードとなり、カルリーニョス・ジュニオは2枚目で退場となる。その後も千葉が押し込むが、RB大宮のGK笠原がビッグセーブ連発。RB大宮が逃げ切り、1-2で勝利を収めた。 なお、WEリーグの試合は、大宮Vの髙橋美紀、千葉Lの石田菜々海がゴールを決めて1-1で迎えた89分に千葉Lの林香奈絵がゴール。千葉Lが逆転勝利かと思われた中、後半AT3分に大宮Vの西尾葉音が劇的同点ゴールを決め、2-2の引き分けに終わっていた。 <h3>【仙台vs藤枝】仙台もしっかり勝利し2位キープ</h3> 前節2位に浮上したベガルタ仙台が13位の藤枝MYFCをホームに迎えた試合。シーズン初の4連勝を目指した中、23分に仙台が先制。自陣からカウンターが発動。宮崎鴻が左サイドを仕掛けて中央へパス。これを真瀬拓海がつなぐと、最後は髙田椋汰が豪快なミドルシュートを決めて仙台が先制する。 仙台はリードして後半を迎えると、49分には技ありゴール。ボックス内へとクロスを送ると、宮崎が競った中で真瀬が背後でトラップ。GK北村海チディが寄せた中で真瀬が滑り込みながら浮かせると、荒木駿太がヘディングで押し込み、追加点を奪う。 藤枝は69分に中川風希がネットを揺らすも、2-1で終了。仙台が3連勝として2位をキープした。 <h3>◆明治安田J2リーグ第14節</h3> ベガルタ仙台 2-1 藤枝MYFC 【仙台】 髙田椋汰(前23) 荒木駿太(後4) 【藤枝】 中川風希(後24) カターレ富山 1-2 V・ファーレン長崎 【富山】 武颯(前35) 【長崎】 フアンマ・デルガド(後1) マテウス・ジェズス(後10) 北海道コンサドーレ札幌 2-4 ジュビロ磐田 【札幌】 ジョルディ・サンチェス(後32) 家泉怜依(後36) 【磐田】 倍井謙(前2、後25) オウンゴール(前20) 金子大毅(前25) モンテディオ山形 3-0 大分トリニータ 【山形】 藤本佳希(前25) 國分伸太郎(後24) 高橋潤哉(後49) レノファ山口FC 1-2 水戸ホーリーホック 【山口】 横山塁(後48) 【水戸】 渡邉新太(前38) 齋藤俊輔(前45) ブラウブリッツ秋田 0-1 ヴァンフォーレ甲府 【甲府】 大島康樹(後3) 愛媛FC 1-1 いわきFC 【愛媛】 佐藤亮(前27) 【いわき】 山下優人(後31) ロアッソ熊本 0-1 FC今治 【今治】 近藤高虎(前36) 徳島ヴォルティス 0-1 サガン鳥栖 【鳥栖】 今津佑太(前20) ジェフユナイテッド千葉 1-2 RB大宮アルディージャ 【千葉】 石川大地(前23) 【RB大宮】 豊川雄太(前5) オウンゴール(前8) 2025.05.06 18:40 Tue5
