敵地で敗戦もユナイテッドが7大会ぶりの決勝進出!《EFLカップ》

▽マンチェスター・ユナイテッドは26日、EFLカップ準決勝2ndレグでハル・シティと対戦し、1-2で敗れたものの、2戦合計3-2で7大会ぶりの決勝進出を決めた。▽10日に行われたホームでの1stレグで先勝(2-0)したユナイテッドは、21日に行われたプレミアリーグ第22節のストーク・シティ戦(1-1)から先発を5選手変更。バレンシアに代わってダルミアンが右サイドバック、ブリントに代わり入ったスモーリングがフィル・ジョーンズとのセンターバックコンビを組み、ロホが左サイドバックに配置。中盤ではマタやムヒタリャン、フェライーニ代わりキャリックやリンガード、ラッシュフォードを起用。キャリックがアンカー、イブラヒモビッチが最前線に入る[4-1-4-1]の布陣を採用した。▽立ち上がりから積極的に前に出るハル・シティに苦戦するユナイテッドは、11分にクルーカスの直接FKでゴールを脅かされるなど、流れを引き寄せきれない。その後も主導権を掴み切れないユナイテッドは35分、左CKの競り合いでニアッセを倒しPKを献上。このPKをハドルストンにゴール左隅に決められた。
▽先制を許したユナイテッドはすかさず反撃に出る。38分、中盤でのロストボールを拾ったイブラヒモビッチがボックス手前まで持ち上がり、コントロールシュートでゴール右隅を狙ったが、これはGKマーシャルの好守に阻まれた。

▽ハル・シティのリードで迎えた後半、ユナイテッドは54分にボックス内でボールを受けたスモーリングがハドルストンに倒されたが、共にノーファウルの判定が下される。▽2戦合計での同点を狙うハル・シティは、59分にボーウェンを下げてマルコビッチを投入。さらに64分にはマロニーに代えてエヴァンドロをピッチに送り出した。しかし、先にチャンスを迎えたのはユナイテッド。

▽66分、イブラヒモビッチのパスをボックス左で受けたラッシュフォードが縦に切り込み折り返すと、走り込んだポグバがつま先でゴールに流し込んだ。同点に追いついたユナイテッドは、73分にも左CKをロホがヘディングシュートで合わせたが、これはクロスバーを直撃した。

▽逆転を狙うユナイテッドは79分にリンガードを下げてルーニーを投入。しかし、スコアを動かしたのはハル・シティだった。85分、マルコビッチのパスをボックス右に走り込んだメイラーがダイレクトで折り返すとゴール左から走り込んだニアッセがゴールに押し込んだ。

▽勝ち越しを許したが2戦合計でリードするユナイテッドは、ラッシュフォードを下げてフェライーニを投入し、試合を終わらせにかかる。その後は最後までハル・シティの反撃を許さず、2戦合計スコア3-2で試合を終わらせ、ユナイテッドが決勝進出を果たしている。