S・ヒホン退任のアベラルド、愛するクラブのため約5億円の給与受け取りを拒否! 「お金より重要なのはクラブへの忠誠」

2017.01.19 02:36 Thu
Getty Images
▽17日にスポルティング・ヒホンを退任したアベラルド・フェルナンデス前監督(46)が、愛するクラブのために400万ユーロ(約4億8000万円)の給与の受け取りを拒否した。『フットボール・エスパーニャ』が伝えている。
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▽17日に成績不振を理由にヒホンの監督の座を追われたアベラルド前監督だが、2020年まで契約を結んでいたため、今後400万ユーロのサラリーを受け取る予定だった。だが、現役時代を含め多くの時間を過ごしたヒホンを愛する同監督は、資金的に恵まれていないクラブの現状を考慮し、そのサラリーの受け取りを拒否する意向を示した。「私はこのクラブに関わる全ての人、ファンのために泣いている。私はそれほど彼らのことを愛しているんだ」
「たとえ、2020年までクラブとの契約が残っているとしても、スポルティングのファンとして愛するクラブからサラリーを受け取ることはできない。過去のクラブでもそうしてきたし、ここでもそれは全く変わらない」

「私にとってサラリーを受け取らないことは問題ではないんだ。より重要なことは愛するクラブに忠誠を示すことだ」
「それに今回の失敗はプレーヤーの問題ではなく、私の失敗だ。私がピッチ上で求めていたことを、プレーヤーにうまく落とし込むことができなかった。そういったこともあり、クラブを去ることにした。私の家族、とりわけ息子にとっては辛い日々だったしね」

「同時にプレーヤーたちに感謝を示したい。もし、彼らの存在がなければ、2年半もこのクラブに残ることができなかったはずだからね」

▽現役時代にヒホンで活躍し、同クラブのリザーブチームで指導者としてのキャリアをスタートしたアベラルド監督は、2014年からトップチームの指揮官に就任。就任2年目にセグンダA(スペイン2部)を2位で終えてプリメーラ昇格を果たすと、昨シーズンは降格圏ギリギリの17位で1部残留を決めた。

▽だが、今シーズンは開幕から苦戦を強いられ、第18節終了時点で3勝12敗3分けの18位に低迷していた。この現状を受けて、クラブはアベラルド監督の更迭を決断。18日には昨季までレバンテを率いたルビ氏(46)の新監督就任を発表していた。

▽ルビ新監督の下で再スタートを切るヒホンとしては、愛するクラブのため男気を見せたアベラルド前監督のためにも必ずや1部残留を果たしたいところだ。

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