シティが敵地で最下位ハルを撃破! リーグ3連勝で暫定2位浮上!《プレミアリーグ》

▽プレミアリーグ第18節のハル・シティvsマンチェスター・シティが26日にKCスタジアムで行われ、アウェイのマンチェスター・シティが3-0で勝利した。▽前節、アーセナルとの上位対決を制した3位のシティは、3連勝を目指して最下位ハル・シティとのアウェイゲームに臨んだ。前節からのメンバー変更は4点。アグエロは引き続き出場停止となったものの、3試合の出場停止が明けたフェルナンジーニョが復帰。また、サーニャとストーンズ、ノリートも先発に戻ってきた。▽デ・ブライネを最前線に配した[4-2-3-1]の布陣でこの試合に入ったシティは、開始6分にボックス手前の好位置で得たFKをヤヤ・トゥーレが直接狙うが、枠の左隅を捉えたシュートはGKマーシャルの好守に阻まれた。
▽その後も流動的な4人のアタッカーの連係で丁寧にサイドを崩しながらマイナスの折り返しやダイレクトプレーでチャンスを創出するアウェイのシティだったが、15分過ぎにアクシデントが発生。クリアの場面で右ヒザを痛めたストーンズがプレー続行不可能となり、18分にコラロフとの負傷交代を強いられることになった。

▽前半半ばから終盤にかけてはボールを保持して押し込むシティが相変らずペースを握るが、サイドを破られても中央の堅固なブロックで跳ね返し続けるハルのゴールをあと一歩のところで崩し切れない。逆に、フィジカルモンスターのムボカニのキープに手を焼き、幾度か相手に決定機を許すも、GKブラーボが冷静なポジショニングで相手のシュートをセーフティに処理した。▽ゴールレスで迎えた後半、立ち上がりから押し込み続けるシティは53分に絶好の先制機が訪れる。ボックス左角でボールを受けたデ・ブライネが右足のシュートでニアを狙うが、これは左ポストを叩く。

▽なかなかゴールをこじ開けられないシティは、焦りからか中盤と最終ラインの間が開き始め、相手のカウンターからフィニッシュまで持ち込まれるシーンが増え始める。59分にはセットプレーの場面で飛び出す判断を誤ったGKブラーボがドーソンに頭上を越えるヘディングシュートを許すが、ここはDFサーニャがゴールライン上でクリアし、事なきを得る。

▽最下位相手に負けられないシティは、57分に存在感を欠いたノリートを諦めてイヘアナチョを投入。この交代でデ・ブライネが左サイドに移り、イヘアナチョが1トップに入った。すると、72分にようやくゴールが生まれる。右サイドからドリブルでボックス内に切り込んだスターリングがDFロバートソンに倒され、PKを獲得。これをキッカーのヤヤ・トゥーレがきっちり決めた。

▽このゴールでようやく重圧から解き放たれたシティは、78分にデ・ブライネのスルーパスに抜け出したシルバがボックス右からワンタッチで折り返すと、これをファーサイドに走り込んでいたイヘアナチョが難なく押し込み、点差を2点に広げる。

▽その後、次節のリバプールとのビッグマッチを睨んでキャプテンのシルバを下げてフェルナンドを投入したシティは、後半アディショナルタイムにもボックス左に抜け出したスターリングの折り返しが相手DFのオウンゴールを誘い、試合を決定付ける3点目を奪取。苦しみながらも最下位相手のアウェイゲームで勝ち切ったシティが、リーグ3連勝で暫定2位に浮上した。