【プレビュー】返り討ちか肉薄か、セリエA頂上対決《ユベントスvsローマ》

2016.12.17 07:00 Sat
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▽セリエA第17節ユベントスvsローマが日本時間17日28:45にキックオフされる。セリエA6連覇を目指すユベントスと、ここ3年そのユベントスとスクデットを争うローマによる頂上対決だ。

▽前節トリノとのダービーマッチをイグアインのドッピエッタなどで逆転勝利した首位ユベントス(勝ち点39)は、ここまで13勝3敗の戦績。ホーム戦では8戦全勝とし、2位ローマに4ポイント差を付けている。ボヌッチにダニエウ・アウベス、バルザーリとバックラインにケガ人を複数抱えているものの、代役のルガーニが好仕事をしており、穴を感じさせていない。約1カ月半戦列を離れていたディバラもここ2試合途中出場で試運転を完了させており、大一番に向けて攻撃陣は万全の状態だ。

▽一方、ラツィオとのダービー、3位ミランとの上位対決を連勝した2位ローマ(勝ち点35)は、ここまでユベントスと同じ3敗も、2つの引き分けの影響で4ポイント差の2位に甘んじている。それでも、得点ランキングトップタイの12ゴールを記録するゼコ、8ゴールのサラーを擁する強力攻撃陣は、リーグ最多の36ゴールを記録。また、課題の守備でもリーグ最少のユベントスより2失点多い16失点と、数字上では首位チームに肉薄している。逆転でのスクデットを目指すジャロロッソは、ここまで6戦全敗と苦戦を強いられるユベントス・スタジアムで初の勝ち点獲得を目指す。
▽昨季はいずれもホームチームが勝利しており、1勝1敗の戦績となっている。

◆ユベントス◆
【4-3-1-2】
(C)CWS Brains,LTD.
▽ユベントス予想スタメン
GK:ブッフォン
DF:リヒトシュタイナー、ルガーニ、キエッリーニ、アレックス・サンドロ
MF:ケディラ、マルキジオ、ピャニッチ、ストゥラーロ
FW:ディバラ、イグアイン
負傷者:DFボヌッチ、DFバルザーリ、DFダニエウ・アウベス、FWピアツァ
出場停止者:なし
▽[4-3-1-2]を採用した直近のトリノ戦でまずまずのパフォーマンスを見せており、システム、メンバーに大きな変更はないことが予想される。ここ2試合途中出場しているディバラがマンジュキッチに代わって先発入りすると『ガゼッタ』は予想している。

◆ローマ◆
【4-2-3-1】
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▽長期離脱中のヌラ、フロレンツィに加え、直近のミラン戦で負傷したブルーノ・ペレス、パレデスが起用できない。また、風邪による体調不良のトッティが起用できない。その一方で、今月初めに足首を痛めたサラーは、既に全体練習に復帰しており、スタメン出場は難しいが途中出場は可能だ。

★注目選手
◆ユベントス:MFミラレム・ピャニッチ
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▽注目選手は今夏の移籍市場で自らローマ退団を志願し、ユベントス入りを決めたピャニッチだ。契約解除金3200万ユーロ(約38億円)を支払って獲得したプレースキックの名手は、ここまでの公式戦で6ゴールをマーク。流れの中で消えてしまうことが時折あるものの、精度の高いキックを生かしてセットプレーからゴールに直結するプレーを見せ、首位を走るチームの勝利に貢献している。古巣との対戦では激しいチェックに遭うことが予想されるが、ファウルを貰うことで得意のセットプレーからゴールを狙いたい。

◆ローマ:MFラジャ・ナインゴラン
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▽対するローマの注目選手は、親友ピャニッチのトリノ行きに最も憤慨しているナインゴランだ。ここ最近、攻撃時に[3-4-1-2]の可変システムのトップ下でより攻撃的な役割を任されている同選手が、同じくトップ下でプレーするピャニッチとマッチアップする可能性は少ないものの、中盤での激しい競り合いは要注目だ。また、戦術面ではボヌッチ、バルザーリの不在でビルドアップに難を抱える相手に対して、積極的にプレッシャーをかける役割、攻撃面ではゼコの競ったセカンドボールに対して、相手アンカーのマルキジオとの拾い合いで優位に立つことが求められる。

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