【原ゆみこのマドリッド】ご褒美試合という訳ではないけど…
2016.11.15 12:32 Tue
▽「早帰りしてくれるのは嬉しいけど」そんな風に私が複雑な気持ちになっていたのは日曜日。金曜日のスウェーデン戦で終盤に交代したグリーズマンが負傷し、「左足がとても腫れ上がっている」(デシャン監督)ため、次戦のコートジボアールとの親善試合を待たずにフランス代表を離脱したと聞いた時のことでした。いえ、その日にはW杯南米予選2試合目を累積警告で出場停止となり、ペルー戦ではブラジル代表の左SBをフィリペ・ルイスに任せることになったマルセロもバラハス空港に着いており、ここまではアトレティコ、レアル・マドリー、それぞれ1人ずつが早期帰還となっているんですけどね。
▽とはいえ、マルセロがこの1週間、元気にバルデベバス(バラハス空港の近く)の練習場で調整に励めるのに対して、グリーズマンの方は「そんなに深刻な状態じゃないけど、朝昼晩とケアしないといけない」となれば、当然、土曜日のマドリーダービーの準備に支障が出るのでは? うーん、マドリー勢ではクロースが中足骨骨折で年内絶望という衝撃的なニュースがあった後、土曜日にはアイスランド戦に先発したコバチッチがリーガ前節のレガネス戦で痛めた足首を悪化させ、後半は先輩のモドリッチと交代。まだ実戦に復帰して間もない後者と共に親善試合は免除され、こちらももう戻って来たとか。
▽どうもこうなると代表戦でのプラマイは、どちらが良かったのかわからなくなりますが、何せ、お隣さんはベイルがウェールズの先制点を挙げ (セルビアと1-1の引き分け)、クリスチアーノ・ロナウドがアラベス戦に続いて、またしても2度目のPKを失敗してしまったものの、ラトビア戦では2得点(ポルトガルは4-1で勝利)。一応、アトレティコ勢も先週のオランダとの親善試合でベルギーに引き分けをもたらすゴールを挙げたカラスコが予選のエストニア戦でも得点し(ベルギーが8-1の大勝)、調子の良さを維持していますが、まだ試合の残っている選手たちもいますからね。とりあえずはどちらもこれ以上、ケガ人だけは増えないでもらいたいものですが…。
▽え、先週末はスペインもW杯予選を戦ったんだろうって? その通りで、マケドニアとヌエボ・ロス・カルメネス(グラナダのホーム)に迎えたんですが、最初に驚かされたのは開始4分、敵のCKからエリア内を行ったり来たりしたボールを最後はゴール右前にいたCBベルコフスキが強烈なヘッド。咄嗟の反射神経でデ・ヘア(マンチェスター・ユナイテッド)が弾き、事なきを得たシーンだったんですが、終始ポゼッションで圧倒していながら、スペインは相手の全員守備を崩せず、モラタ(マドリー)が2度程、シュートを決められなかったのもあって、ゴールを見るのには30分以上も待たされることに。
▽それもカルバハル(マドリー)がクロスを上げた場面は、ベルコフスキの神経はモラタを邪魔することの方にいっていたんでしょうかね…。その彼の頭に当たったボールが自陣ネットを揺らしてしまうというオチでは、あまり喜べない先制点でした…。それにも関わらず、一生懸命ペナルティの抗議をしていたモラタはボールの行方を見ていなかった?
▽15分には彼に代え、百選練磨のベテランFW、アドゥリス(アスレティック)を投入することに。ただ、そのすぐ後に待望の追加点を入れてくれたのはビトロ(セビージャ)でした。ええ、セルヒオ・ラモス(マドリー)やイニエスタ(バルサ)が負傷欠場だったため、その日、招集選手中最多の出場108試合を誇る、同じカナリア諸島出身の先輩シルバ(マンチェスター・シティ)がエリア内右奥から出したラストパスが敵に当たって跳ね上がったところを頭で押し込んで、このW杯予選4試合目で自身3得点目を挙げてくれるんですから、有難かったいの何のって。
▽まあ、敵のミドルシュートをデ・ヘアがparadon(パラドン/スーパーセーブ)したりなどというドッキリはあったものの、2点も取れば相手の攻撃力からして勝利はまず安泰に見えたため、後は私もゆったり眺めていたんですけどね。試合の残り10分には、守り疲れたマケドニアからスペインはさらに2点を連取します。30分、カルバハルのクロスを左SBモンレアル(アーセナル)がvolea(ボレア/ボレーシュート)で3点目を挙げると、そのゴールのリプレーが終わった直後にはシルバのパスから、アドゥリスが4点目を決めて、スペイン歴代最年長得点記録を35歳275日に更新って!! 彼がスペイン黄金期のFWコンビ、フェルナンド・トーレス(アトレティコ)とビジャ(ニューヨーク・シティ)より年上だなんて、絶対に思えませんよね。
▽おかげでロペテギ監督もお祝いムードになったか、アドゥリス、イスコ(マドリー)に続く3人目の交代選手にはご当地出身のカジェホン(ナポリ)を抜擢。うーん、彼はデル・ボスケ前監督時代、何度か招集され、また先月から代表に戻ったばかり、この日も出場は「No me lo esperaba/ノー・メ・ロ・エスペラバ(期待していなかった)」そうですが、ベンチに座っていたところ、イアゴ・アスパス(セルタ)やマタ(マンチェスター・ユナイテッド)ら、すでにアップ中だった選手たちを差し置いて、出るよう指示されたとか。プレー時間はたった5分程に過ぎませんでしたが、スタンドに駆けつけてくれた親戚や友人たちの前で勇姿を披露できたため、当人もとても喜んでいましたっけ。
▽そのまま試合は4-0でスペインの勝利に終わったんですが、何より良かったのはロペテギ監督も「Los tres puntos eran el solomillo de la semana/ロス・トレス・プントス・エラン・エル・ソロミージョ・デ・ラ・セマーナ(勝ち点3が今週のステーキ)」と言っていたように、同日、リヒテンシュタインに、こちらも4-0で勝ったイタリアと得失点差を維持して、グループ首位のまま、年を超えられること。いやあ、何せこのW杯予選は昨夏のユーロと違って、1チームしか自動出場権が得られませんからね。このままイタリアと張り合って全勝を続け、来年の直接対決でも引き分けるようなら、順位の勝負はゴール数に懸かってきますから、試合の勝敗が決まった後の得点だって、決して疎かにできませんって。
▽そして日曜日はグラナダの練習場を借りてリハビリセッションをしたスペインは、夜には早くもイングランドとの親善試合に備えてロンドン入り。いやあ、今回は会場がウェンブリーとあって、何人かの選手たちはハシャイでいたようですが、今回は私も彼らを追いかけて、月曜日には憧れのスタジアムを初訪問することに。でもねえ、団体で移動する彼らと違って、やはり個人旅行というのは疲れるもの。自分的には余裕のあるスケジュールだったにも関わらず、スタムステッド空港から市内へ向かうバスが恐ろしい渋滞にはまってしまい、しかもすでに辺りが真っ暗な中、ネオンの輝くアーチだけを頼りに歩くしかなかったため、到着時にまだ、ロペテギ監督の記者会見が終わってなかった時にはどんなにホッとしたことやら。
▽ただ、やはりセッションの方はたった15分間だけで、追い出されてしまったんですけどね。それでも予想に反して、まったく寒くなかったのもあって、ピッチのすぐ側から趣のある場内の雰囲気を楽しむことができましたし、マセドニア戦で打撲を受けたらしいシルバが1人、別メニューだったとか、エクササイズのグループ編成でロペテギ監督がスタメンをほぼ総入れ替えしそうだというのは判明。逆に午後の早い時間に会見をしたイングランドのサウスゲート監督は、金曜日にスコットランドに3-0と快勝したのに自信をつけたか、ルーニーやバートランドは出場が危ういようですが、「あまり選手を変えたくない。それだと一貫性を失くして、ゼロから始めることになるからね」と言っていたため、中盤や守備陣などはある程度、頼りになるメンバーを残しておいた方が安心かも。
▽ちなみに1年前にもイングランドとは親善試合で対戦したスペインでしたが、その時はアリカンテ(スペインの南部、地中海沿岸のリゾート都市)でマリオ・ガスパール(ビジャレアル)とカソルラ(アーセナル)がゴールを挙げて、2-0で勝利。今回はその時の殊勲者はどちらも招集されていませんが、後者は現在、ロンドン在住のため、ペドロと一緒に試合の応援に駆けつけるようです。いえ、まだケガのリハビリ中のピケ(バルサ)など、バルセロナからわざわざ息子のミラン君を連れて来ると聞いたんですけどね。何にしろ、去年の試合に出た選手がブスケツ、バルトラ、チアゴ、アスピリクエタ(チェルシー)、マタ、ノリート(セルタ)、コケ(アトレティコ)だけというのはちょっと、時代の移り変わりを感じますね。
▽そんなイングラドvsスペインは火曜日午後8時(日本時間翌午前5時)からキックオフ。ロペテギ監督曰く、「Jugar aquí es un honor y un placer/フガール・アキー・エス・ウン・オノール・イ・ウン・プラセル(ここでプレーするのは名誉であり、喜びでもある)」というウェンブリーが舞台なだけに、私もいい試合を期待していますが、さて。そうそう、火曜日は来年のユーロ大会出場を懸けたU21のプレーオフ2ndレグもアルバセテ(マドリッドから1時間程の内陸都市)で行われるんですが、金曜の1stレグで1-1の引き分けとまったく互角なだけに、サウールやアセンホはとても休めそうにありません。
【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。
▽とはいえ、マルセロがこの1週間、元気にバルデベバス(バラハス空港の近く)の練習場で調整に励めるのに対して、グリーズマンの方は「そんなに深刻な状態じゃないけど、朝昼晩とケアしないといけない」となれば、当然、土曜日のマドリーダービーの準備に支障が出るのでは? うーん、マドリー勢ではクロースが中足骨骨折で年内絶望という衝撃的なニュースがあった後、土曜日にはアイスランド戦に先発したコバチッチがリーガ前節のレガネス戦で痛めた足首を悪化させ、後半は先輩のモドリッチと交代。まだ実戦に復帰して間もない後者と共に親善試合は免除され、こちらももう戻って来たとか。
▽どうもこうなると代表戦でのプラマイは、どちらが良かったのかわからなくなりますが、何せ、お隣さんはベイルがウェールズの先制点を挙げ (セルビアと1-1の引き分け)、クリスチアーノ・ロナウドがアラベス戦に続いて、またしても2度目のPKを失敗してしまったものの、ラトビア戦では2得点(ポルトガルは4-1で勝利)。一応、アトレティコ勢も先週のオランダとの親善試合でベルギーに引き分けをもたらすゴールを挙げたカラスコが予選のエストニア戦でも得点し(ベルギーが8-1の大勝)、調子の良さを維持していますが、まだ試合の残っている選手たちもいますからね。とりあえずはどちらもこれ以上、ケガ人だけは増えないでもらいたいものですが…。
▽それもカルバハル(マドリー)がクロスを上げた場面は、ベルコフスキの神経はモラタを邪魔することの方にいっていたんでしょうかね…。その彼の頭に当たったボールが自陣ネットを揺らしてしまうというオチでは、あまり喜べない先制点でした…。それにも関わらず、一生懸命ペナルティの抗議をしていたモラタはボールの行方を見ていなかった?
▽そんな調子で、マケドニアが「Al principio, el rival tiene más energía/アル・プリンシピオ、エル・リバル・ティエネ・マス・エネルヒア(序盤は相手がよりエネリギッシュだった)」(ロペテギ監督)というのもあって、前半は1点のみで終わったスペインだったんですが、後半早々にもモラタは惜しいシュートを外すし、敵DFたちにいいように転がされ、足を痛めてしまったため、それ以上、ピッチに置いておくのはロペテギ監督も気の毒に思ったんでしょうかね。
▽15分には彼に代え、百選練磨のベテランFW、アドゥリス(アスレティック)を投入することに。ただ、そのすぐ後に待望の追加点を入れてくれたのはビトロ(セビージャ)でした。ええ、セルヒオ・ラモス(マドリー)やイニエスタ(バルサ)が負傷欠場だったため、その日、招集選手中最多の出場108試合を誇る、同じカナリア諸島出身の先輩シルバ(マンチェスター・シティ)がエリア内右奥から出したラストパスが敵に当たって跳ね上がったところを頭で押し込んで、このW杯予選4試合目で自身3得点目を挙げてくれるんですから、有難かったいの何のって。
▽まあ、敵のミドルシュートをデ・ヘアがparadon(パラドン/スーパーセーブ)したりなどというドッキリはあったものの、2点も取れば相手の攻撃力からして勝利はまず安泰に見えたため、後は私もゆったり眺めていたんですけどね。試合の残り10分には、守り疲れたマケドニアからスペインはさらに2点を連取します。30分、カルバハルのクロスを左SBモンレアル(アーセナル)がvolea(ボレア/ボレーシュート)で3点目を挙げると、そのゴールのリプレーが終わった直後にはシルバのパスから、アドゥリスが4点目を決めて、スペイン歴代最年長得点記録を35歳275日に更新って!! 彼がスペイン黄金期のFWコンビ、フェルナンド・トーレス(アトレティコ)とビジャ(ニューヨーク・シティ)より年上だなんて、絶対に思えませんよね。
▽おかげでロペテギ監督もお祝いムードになったか、アドゥリス、イスコ(マドリー)に続く3人目の交代選手にはご当地出身のカジェホン(ナポリ)を抜擢。うーん、彼はデル・ボスケ前監督時代、何度か招集され、また先月から代表に戻ったばかり、この日も出場は「No me lo esperaba/ノー・メ・ロ・エスペラバ(期待していなかった)」そうですが、ベンチに座っていたところ、イアゴ・アスパス(セルタ)やマタ(マンチェスター・ユナイテッド)ら、すでにアップ中だった選手たちを差し置いて、出るよう指示されたとか。プレー時間はたった5分程に過ぎませんでしたが、スタンドに駆けつけてくれた親戚や友人たちの前で勇姿を披露できたため、当人もとても喜んでいましたっけ。
▽そのまま試合は4-0でスペインの勝利に終わったんですが、何より良かったのはロペテギ監督も「Los tres puntos eran el solomillo de la semana/ロス・トレス・プントス・エラン・エル・ソロミージョ・デ・ラ・セマーナ(勝ち点3が今週のステーキ)」と言っていたように、同日、リヒテンシュタインに、こちらも4-0で勝ったイタリアと得失点差を維持して、グループ首位のまま、年を超えられること。いやあ、何せこのW杯予選は昨夏のユーロと違って、1チームしか自動出場権が得られませんからね。このままイタリアと張り合って全勝を続け、来年の直接対決でも引き分けるようなら、順位の勝負はゴール数に懸かってきますから、試合の勝敗が決まった後の得点だって、決して疎かにできませんって。
▽そして日曜日はグラナダの練習場を借りてリハビリセッションをしたスペインは、夜には早くもイングランドとの親善試合に備えてロンドン入り。いやあ、今回は会場がウェンブリーとあって、何人かの選手たちはハシャイでいたようですが、今回は私も彼らを追いかけて、月曜日には憧れのスタジアムを初訪問することに。でもねえ、団体で移動する彼らと違って、やはり個人旅行というのは疲れるもの。自分的には余裕のあるスケジュールだったにも関わらず、スタムステッド空港から市内へ向かうバスが恐ろしい渋滞にはまってしまい、しかもすでに辺りが真っ暗な中、ネオンの輝くアーチだけを頼りに歩くしかなかったため、到着時にまだ、ロペテギ監督の記者会見が終わってなかった時にはどんなにホッとしたことやら。
▽ただ、やはりセッションの方はたった15分間だけで、追い出されてしまったんですけどね。それでも予想に反して、まったく寒くなかったのもあって、ピッチのすぐ側から趣のある場内の雰囲気を楽しむことができましたし、マセドニア戦で打撲を受けたらしいシルバが1人、別メニューだったとか、エクササイズのグループ編成でロペテギ監督がスタメンをほぼ総入れ替えしそうだというのは判明。逆に午後の早い時間に会見をしたイングランドのサウスゲート監督は、金曜日にスコットランドに3-0と快勝したのに自信をつけたか、ルーニーやバートランドは出場が危ういようですが、「あまり選手を変えたくない。それだと一貫性を失くして、ゼロから始めることになるからね」と言っていたため、中盤や守備陣などはある程度、頼りになるメンバーを残しておいた方が安心かも。
▽ちなみに1年前にもイングランドとは親善試合で対戦したスペインでしたが、その時はアリカンテ(スペインの南部、地中海沿岸のリゾート都市)でマリオ・ガスパール(ビジャレアル)とカソルラ(アーセナル)がゴールを挙げて、2-0で勝利。今回はその時の殊勲者はどちらも招集されていませんが、後者は現在、ロンドン在住のため、ペドロと一緒に試合の応援に駆けつけるようです。いえ、まだケガのリハビリ中のピケ(バルサ)など、バルセロナからわざわざ息子のミラン君を連れて来ると聞いたんですけどね。何にしろ、去年の試合に出た選手がブスケツ、バルトラ、チアゴ、アスピリクエタ(チェルシー)、マタ、ノリート(セルタ)、コケ(アトレティコ)だけというのはちょっと、時代の移り変わりを感じますね。
▽そんなイングラドvsスペインは火曜日午後8時(日本時間翌午前5時)からキックオフ。ロペテギ監督曰く、「Jugar aquí es un honor y un placer/フガール・アキー・エス・ウン・オノール・イ・ウン・プラセル(ここでプレーするのは名誉であり、喜びでもある)」というウェンブリーが舞台なだけに、私もいい試合を期待していますが、さて。そうそう、火曜日は来年のユーロ大会出場を懸けたU21のプレーオフ2ndレグもアルバセテ(マドリッドから1時間程の内陸都市)で行われるんですが、金曜の1stレグで1-1の引き分けとまったく互角なだけに、サウールやアセンホはとても休めそうにありません。
【マドリッド通信員】 原ゆみこ 南米旅行に行きたくてスペイン語を始めたが、語学留学以来スペインにはまって渡西を繰り返す。遊学4回目ながらサッカーに目覚めたのは2002年のW杯からという新米ファン。ワイン、生ハム、チーズが大好きで近所のタパス・バルの常連。今はスペイン人親父とバルでレアル・マドリーを応援している。
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