【日本代表コラム】ハリルホジッチに導かれる日本代表が進む道
2016.10.12 18:00 Wed
▽グループ首位に立つオーストラリア代表のホームで試合に臨んだ日本代表。既に最終予選で1敗を喫していることを考えれば、ここでの敗戦は避けたかった。結果は1-1のドロー。結果以上に、日本代表には手応えを感じた。
▽オーストラリア戦後の記者会見でヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、「後悔は全くしていない」と試合の感想を述べた。ここまでの最終予選3試合に比べ、日本は落ち着いた試合の入りを見せ、前線から最終ラインに至るまで、特に中盤では強度を強め、オーストラリアを自由にさせなかった。
▽その流れの中で迎えた5分、自陣に戻ったFW原口元気がボールをカット。MF長谷部誠がボールを拾うと、少し貯めを作って1トップに入ったFW本田圭佑に縦パス。それと同時に原口は走り出し、本田からの絶妙なタイミングで出されたパスに抜け出て先制点を奪い切った。
▽『縦に早いサッカー』とハリルホジッチ監督が常に口にするが、このシーンはまさにその言葉を体現したものだった。この試合は右サイドにFW小林悠を置き、トップ下にMF香川真司、ボランチの一角にはMF山口蛍を起用した。さらに、ケガ人により選択肢が狭まった左サイドバックには、攻撃を得意とするDF太田宏介ではなくDF槙野智章を起用。指揮官の狙いは明白だった。
▽これまでの空中戦に頼った戦い方から変貌を遂げているオーストラリアに対し、日本は中央を固める作戦に出た。長谷部、山口のボランチに加え、サイドに入った原口、小林が献身的な守備対応を見せることで、オーストラリアの推進力を奪った。サイドバックのDF酒井高徳、槙野も落ち着いた対応を見せていた。まさに、『デュエル』の部分で負けなかった証だろう。
▽後半に入り、オーストラリアのスイッチが入ったことで立ち上がりに圧力をかけられた。それでもしっかりと守っていた日本だったが、PKからゴールを献上した。妥当なPKだったが、原口のチャレンジは悪いものではなかったと思う。
▽試合を通してブロックを作り、カウンター狙いに徹した日本は、小林のヘディングシュートなど追加点を奪うチャンスも作っていた。勝利が欲しかった試合内容ではあるが、オーストラリアとアウェイで戦っている以上、勝ち点1でも問題なかった。むしろ、試合内容としては、最終予選の4試合でベストだったのではないだろうか。
▽個人的に最も評価したい部分は、“アウェイ”での戦い方を見せたことだ。日本はこれまで“アウェイ”での戦い方を得意とせず、ホームでもアウェイでも変わらない戦い方を見せていた。もちろん、それで結果を出せればいいのだが、そうでないことの方が多かった。世界で戦うには時にはリアリストになることも重要であり、それはユーロ2016を見ても分かる通り。守ってカウンターという戦い方で結果を残した国はご存知のとおりだ。
▽もちろん、手放しで喜んでいるわけではない。攻撃の組み立て方、フィニッシュの精度、クロスの精度…課題は数多いだろう。しかし、ハリルホジッチ監督がチームを作り上げている過渡期と考えれば、一定の結果をオーストラリア相手に示せただろう。そして、進んでいる道は間違っていないことを感じさせてくれたように思う。
▽采配についても多くの意見が見られるが、目指していたものを考えれば妥当とも言える。最後のカードとして先制ゴールの原口に代えてDF丸山祐市を選択した。確かに、勝利を目指すためには、FW齋藤学という選択肢もあっただろう。しかし、あの時間帯で目指したのは、守備のリスクを軽減することだったはず。試合を通して集中した守備を築いてきた中で、得点を目指すためにバランスを崩すプランはなかったはずだ。浅野のカウンターで一発という狙いはあったが、人数をかけて崩す前に、オーストラリアに逆転ゴールを奪われていたかもしれない。ハリルホジッチ監督は、プラン通り勝ち点1を獲りに行ったのだろう。
▽主力を負傷や出場停止で欠き、普段とは違うゲームプランでオーストラリア戦に臨んだ日本代表。勝ち点があと2つ取れていれば言うことなしだったが、試合の流れから決めたプランを遂行できたことは大きいだろう。当然、ホームでのオーストラリア戦は同じゲームにはならない。きっと、ハリルホジッチ監督は勝利を目指して戦うはずだ。
▽来月のサウジアラビア代表戦で最終予選は折り返すこととなる。このオーストラリア戦での戦いを無駄にしないためにも、1カ月後のホームゲームまでチームとして同じ道を進み、勝利を掴むためにしっかりと準備をしてもらいたい。
《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》
▽オーストラリア戦後の記者会見でヴァイッド・ハリルホジッチ監督は、「後悔は全くしていない」と試合の感想を述べた。ここまでの最終予選3試合に比べ、日本は落ち着いた試合の入りを見せ、前線から最終ラインに至るまで、特に中盤では強度を強め、オーストラリアを自由にさせなかった。
▽その流れの中で迎えた5分、自陣に戻ったFW原口元気がボールをカット。MF長谷部誠がボールを拾うと、少し貯めを作って1トップに入ったFW本田圭佑に縦パス。それと同時に原口は走り出し、本田からの絶妙なタイミングで出されたパスに抜け出て先制点を奪い切った。
▽これまでの空中戦に頼った戦い方から変貌を遂げているオーストラリアに対し、日本は中央を固める作戦に出た。長谷部、山口のボランチに加え、サイドに入った原口、小林が献身的な守備対応を見せることで、オーストラリアの推進力を奪った。サイドバックのDF酒井高徳、槙野も落ち着いた対応を見せていた。まさに、『デュエル』の部分で負けなかった証だろう。
▽ゴールシーンに繋がった守備以外にも、オーストラリアのホールホルダーに対する寄せの早さや、前を向かれた際のDF吉田麻也、DF森重真人の守備対応はほぼ完璧だったと言える。さらに、奪ってからのボール運びも、この3試合とは異なり、縦の関係を上手く利用したダイレクトパス交換などが随所に見られた。オーストラリアの決定機はほぼゼロ。細かなミスは起こっていたが、前半は見違える出来だった。
▽後半に入り、オーストラリアのスイッチが入ったことで立ち上がりに圧力をかけられた。それでもしっかりと守っていた日本だったが、PKからゴールを献上した。妥当なPKだったが、原口のチャレンジは悪いものではなかったと思う。
▽試合を通してブロックを作り、カウンター狙いに徹した日本は、小林のヘディングシュートなど追加点を奪うチャンスも作っていた。勝利が欲しかった試合内容ではあるが、オーストラリアとアウェイで戦っている以上、勝ち点1でも問題なかった。むしろ、試合内容としては、最終予選の4試合でベストだったのではないだろうか。
▽個人的に最も評価したい部分は、“アウェイ”での戦い方を見せたことだ。日本はこれまで“アウェイ”での戦い方を得意とせず、ホームでもアウェイでも変わらない戦い方を見せていた。もちろん、それで結果を出せればいいのだが、そうでないことの方が多かった。世界で戦うには時にはリアリストになることも重要であり、それはユーロ2016を見ても分かる通り。守ってカウンターという戦い方で結果を残した国はご存知のとおりだ。
▽もちろん、手放しで喜んでいるわけではない。攻撃の組み立て方、フィニッシュの精度、クロスの精度…課題は数多いだろう。しかし、ハリルホジッチ監督がチームを作り上げている過渡期と考えれば、一定の結果をオーストラリア相手に示せただろう。そして、進んでいる道は間違っていないことを感じさせてくれたように思う。
▽采配についても多くの意見が見られるが、目指していたものを考えれば妥当とも言える。最後のカードとして先制ゴールの原口に代えてDF丸山祐市を選択した。確かに、勝利を目指すためには、FW齋藤学という選択肢もあっただろう。しかし、あの時間帯で目指したのは、守備のリスクを軽減することだったはず。試合を通して集中した守備を築いてきた中で、得点を目指すためにバランスを崩すプランはなかったはずだ。浅野のカウンターで一発という狙いはあったが、人数をかけて崩す前に、オーストラリアに逆転ゴールを奪われていたかもしれない。ハリルホジッチ監督は、プラン通り勝ち点1を獲りに行ったのだろう。
▽主力を負傷や出場停止で欠き、普段とは違うゲームプランでオーストラリア戦に臨んだ日本代表。勝ち点があと2つ取れていれば言うことなしだったが、試合の流れから決めたプランを遂行できたことは大きいだろう。当然、ホームでのオーストラリア戦は同じゲームにはならない。きっと、ハリルホジッチ監督は勝利を目指して戦うはずだ。
▽来月のサウジアラビア代表戦で最終予選は折り返すこととなる。このオーストラリア戦での戦いを無駄にしないためにも、1カ月後のホームゲームまでチームとして同じ道を進み、勝利を掴むためにしっかりと準備をしてもらいたい。
《超ワールドサッカー編集部・菅野剛史》
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「僕のもの」守田英正が同僚のゴールセレブレーションを“パクリ”!?守田のメッセージに同僚たちも続々反応「後はゴールするだけ」
スポルティングCPの日本代表MF守田英正が、チームメイトのゴールセレブレーションを自分のものにしようとしている。 2022年に加入したスポルティングで重要な存在となっている守田。日本代表の中盤にも欠かせない存在となっており、アジアカップ2023のメンバーにも招集。主軸としての活躍が期待されている。 アジアカップの開幕が近づく中、守田ら選手たちは写真撮影を実施。ガッツポーズや笑顔をカメラに向けた。 その中で守田は、口の前で両手を組んで口を隠すようなポーズを披露。他の選手にはない独特な動きだったが、これはスポルティングのチームメイトのゴールセレブレーションの“パクリ”だったようだ。 このポーズは、スポルティングで今季からエースを務めるスウェーデン代表FWヴィクトル・ギョケレシュがゴールを決めた時に見せる動きだ。 守田は自身のSNSを更新。「これからはこのパフォーマンスでいきます。これは僕のです」のコメントとともにこのポーズの写真を添えている。 これには、スポルティングのFWマーカス・エドワーズ、DFゴンサロ・イナシオ、DFルイス・ネト、DFジェリー・サン・ユステらチームメイトたちもこぞって絵文字で反応。また、ギョケレシュも「モリタ、後はゴールするだけだ」と笑顔の絵文字を添えて反応している。 日本代表では、28試合に出場して2ゴールの守田。アジアカップでゴールを決めてこのセレブレーションを見せられるか。 <span class="paragraph-title">【写真】守田英正が日本代表でギョケレシュのポーズ!</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="instagram-media" data-instgrm-captioned data-instgrm-permalink="https://www.instagram.com/p/C164FiIvgoN/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" data-instgrm-version="14" style=" background:#FFF; border:0; border-radius:3px; box-shadow:0 0 1px 0 rgba(0,0,0,0.5),0 1px 10px 0 rgba(0,0,0,0.15); 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overflow:hidden; padding:8px 0 7px; text-align:center; text-overflow:ellipsis; white-space:nowrap;"><a href="https://www.instagram.com/p/C164FiIvgoN/?utm_source=ig_embed&utm_campaign=loading" style=" color:#c9c8cd; font-family:Arial,sans-serif; font-size:14px; font-style:normal; font-weight:normal; line-height:17px; text-decoration:none;" target="_blank">Hidemasa Morita / 守田英正(@mrt_510)がシェアした投稿</a></p></div></blockquote> <script async src="//www.instagram.com/embed.js"></script> 2024.01.11 11:30 Thu4
森保監督続投で歴代最長監督はというと…/六川亨の日本サッカーの歩み
まだ正式決定ではないが、森保一監督の『2年間の』続投が決まったようだ。正式には来年のJFA(日本サッカー協会)理事会での承認待ちになる。その頃にはコーチ陣などのスタッフの詳細も決定しているだろう。 93年のJリーグ誕生以降、日本代表の監督は基本的にW杯の4年サイクルで交代してきた。例外は94年のアジア大会で韓国に敗れたロベルト・ファルカン氏、97年のアウェー中央アジア2連戦で更迭された加茂周氏、07年に病に倒れたイヴィチャ・オシム氏、15年に契約解除されたハビエル・アギーレ氏、そして18年に解任されたヴァイッド・ハリルホジッチ氏の5人しかいない。 そうした過去30年の歴史のなかで、初めて『続投』が決定的となったのが森保監督である。目標としていた「ベスト8」には届かなかったものの、大国ドイツとスペインに逆転勝ちを収めたことが高く評価されたことは言うまでもない。 そこで過去の歴代監督の任期を振り返ると、上には上がいるもので、長沼健氏(元JFA会長)は1962年から69年までの7年間と、さらに72年から76年までの4年間、トータル11年間も日本代表の監督を務めた。「時代が違う」と言ってしまえばそれまでだが、おそらく2度と破られることのない記録と言っていいだろう。 長沼氏が“長期政権"を担うことになったのには理由がある。64年に東京五輪があったからだ。このため62年に33歳の若さで監督に抜擢された。そして東京五輪ではグループリーグでアルゼンチンを倒して決勝トーナメントに進出。準々決勝で銀メダルに輝いたチェコスロバキアに0-4で敗れたが、ベスト8進出で日本に“第1次サッカーブーム"を巻き起こした。 さらに4年後のメキシコ五輪では、アジア勢初となる銅メダル獲得の快挙を達成。その再現を半世紀後の21年東京五輪で森保監督は期待されたが、残念ながらメダルにはあと一歩届かなかった。 長沼氏は69年のメキシコW杯アジア1次予選で、韓国とオーストラリアの後塵を拝したことで監督の座をコーチだった岡野俊一郎氏(元JFA会長)に譲る。しかし岡野氏が71年のミュンヘン五輪予選で韓国とマレーシアに負けたことで、日本サッカーの復権は再び長沼氏に託されることになった。 ところが73年の西ドイツW杯アジア予選はイスラエル(当時はアジアに所属し、中東勢が対戦を拒否したため予選は東アジアに組み込まれた)とマレーシアに敗れ、76年のモントリオール五輪アジア予選も韓国とイスラエルに敗れて監督から退くことになった。 当時の日本サッカーは、「W杯予選は負けても当たり前」であり、五輪予選で敗退するたびに監督は交代していた。Jリーグ開幕以前では、92年のバルセロナ五輪アジア最終予選で敗れた横山謙三総監督、88年ソウル五輪アジア最終予選で中国に逆転負けを喫した石井義信氏(故人)、80年モスクワ五輪アジア予選で韓国とマレーシアに及ばなかった下村幸男氏らである。 しかし96年のアトランタ五輪に28年ぶりに出場して以来、五輪出場は7大会連続して出場。その間には12年ロンドン五輪と21年東京五輪ではメダルまであと一歩に迫った。もう五輪は出場するのは当たり前で、次の24年パリ五輪は「メダル獲得」がノルマになるだろう。 同じようにW杯も98年以降7大会連続して出場中で、さらに2026年のアメリカ・カナダ・メキシコ大会は出場国が48に増えるため、出場権を失うことはまず考えられない。森保監督にとっては「ベスト8」への再チャレンジになるが、その前に横内昭展ヘッドコーチは磐田の監督に、上野優作コーチはFC岐阜の監督に転身するなどスタッフの陣容は一新せざるを得ない。 果たして新たなスタッフの顔ぶれはどうなるのか。そこに外国人コーチが入るのかどうかなどは楽しみなところ。 そして森保監督は、23年こそ秋まで親善試合しかない“静かな"一年になるものの、21年東京五輪は「金メダル」を目標に掲げながらも4位に終わり、カタールW杯も「ベスト8」が目標だったがラウンド16で敗退した。このため、まだ先の話ではあるが、24年のアジアカップでは『優勝』がW杯まで続投するためのノルマにすべきではないだろうか。 2022.12.26 22:00 Mon5