ディバラ退場のアルゼンチンがメッシ弾で首位・ウルグアイを撃破!!《ロシアW杯南米予選》

▽日本時間2日に、ロシア・ワールドカップ南米予選第7節のアルゼンチン代表vsウルグアイ代表が行われ、1-0でアルゼンチンが勝利した。

▽ここまで6試合消化で3勝2分け1敗の勝ち点11で5位のアルゼンチンと、同じく6試合を消化し4勝1分け1敗の勝ち点13で首位に立つウルグアイが激突した。アルゼンチンは負傷が心配されていたメッシをスタメンで起用。一方のウルグアイはスアレスとカバーニの2トップを採用するなどフルメンバーを送り出した。試合前にはバルセロナでともにプレーするスアレスとメッシが談笑する場面も見られた。

▽試合はアルゼンチンがバックラインから丁寧な繋ぎを見せてビルドアップしていく。メッシも中盤まで下がって攻撃を組み立て、両サイドを使った幅のある攻撃を展開。対するウルグアイは自陣でブロックを作りながらアルゼンチンの攻撃に対応。ボールを奪えば前線のスアレスやカバーニに当てて縦に速い展開でゴールを目指した。しかしお互いにリスクを負って攻め込むような場面は見られず、序盤から停滞した試合となる。
▽最初の決定機は32分。アルゼンチンはミドルレンジでボールを持ったディバラが右足を一閃。これが右ポストを直撃し、跳ね返ったボールがGKムスレラに当たってゴールマウスにボールが向かうも、わずかにクロスバーを越えて得点とはならなかった。しかし43分、メッシがゴディンのクリアボールを拾うとボックス外からミドルシュートを放つ。これが相手にディフレクトしてボールはゴールネットを揺らし、アルゼンチンが先制に成功した。

▽しかし直後にアルゼンチンがファウルトラブルを起こす。ディバラの後方からのチャージが悪質とみなされ、この試合2枚目のイエローカードを受けて退場となり、アルゼンチンは前半に数的不利となった。直後に前半終了のホイッスルが吹かれると、メッシやロメロがレフェリーへと詰め寄り、マスチェラーノがチームメートを制する場面が見られた。▽後半は数的有利のウルグアイが攻勢に出るがと思われたが、前半同様にリスクを負って攻めることはしない。そのため1人少ないアルゼンチンが前半と同様にボールを持つ時間が長くみられた。それでも徐々にウルグアイがある全人陣内へと攻め込むと64分、スアレスがボックス内にドリブルで進行したい際に、ユニフォームを引っ張られて転倒。しかしこのプレーでホイッスルは吹かれず、ウルグアイにとってはやや不運な場面となった。73分にはバックラインの裏に抜け出したカバーニへ浮き球のパスが出るも、カバーニの飛び出しがわずかに早くオフサイドとなるなど決定機を作り出せない。

▽対するアルゼンチンはウルグアイの攻撃に対してしっかりとブロックを作り、中盤の底に入るマスチェラーノがボールホルダーに対して寄せてプレーを限定させるなど連動した守りを見せる。さらにマイボールの際には、メッシのキープ力や途中出場のガイタンのドリブルを活かしてうまく時間を使っていった。結局試合はそのまま終了のホイッスルを迎え、ディバラが退場して数的不利となったアルゼンチンが、首位のウルグアイを撃破した。