試合巧者モナコがビジャレアルを寄せ付けず本選出場《CLプレーオフ》

▽チャンピオンズリーグ・プレーオフ2ndレグのモナコvsビジャレアルが23日にスタッド・ルイ・ドゥで行われ、1-0でモナコが勝利した。この結果、2戦合計スコアを3-1としたモナコが本選出場を決めている。

▽1週間前に行われた敵地での1stレグを2-1と制したモナコは、直近のリーグ・アン第2節ナント戦を主力を温存しながらも1-0と勝利。1stレグのスタメンからはメンディに代えてシディベを起用した。

▽一方、ホームで新加入のパト弾により一時は追いついたものの1-2と競り負けたビジャレアルは、直近のグラナダ戦を1-1で引き分けた。そのビジャレアルは1stレグのスタメンからエンディアイエに代えてビクトル・ルイスを起用した。
▽アドバンテージを持つモナコが積極的な入りを見せてポゼッションし、2点が必要なビジャレアルが自陣に構える構図で進んだ一戦。一進一退の拮抗した攻防が続いた序盤戦を経て、モナコは19分にジェルマンが枠内シュートを浴びせる。

▽前半半ばからハーフタイムにかけてポゼッションを高めたビジャレアルは40分に決定機。ブルーノのスルーパスに抜け出したボッレがGKと一対一に。しかし、シュートはGKスバシッチのセーブに阻まれてしまった。さらに43分には左CKからムサッキオのヘディングシュートがボックス内のラッジの手に当たったが、ノーファウルの判定が下され前半をゴールレスで終了した。▽迎えた後半、積極的な入りを見せたビジャレアルは開始2分、ボックス左に侵入したボッレが決定的なシュートに持ち込むも、左足でのフィニッシュは枠を捉えきれない。続く49分にもボッレがミドルシュートを放ったが徐々にトーンダウンし、自陣に引くモナコを崩せない状況が続く。

▽モナコが68分にモウティーニョを投入してさらに試合をコントロールする中、ビジャレアルはレオナルド・スアレスを投入するも、終盤にかけても全くチャンスを生み出せない。すると88分、シディベの上げたクロスがボックス左のムサッキオの背中にボールが当たるも主審はPKを宣告。これをファビーニョが沈めたモナコが本選出場を決めている。