【セリエA・シーズンプレビュー】絶対王者ユーベ、前人未到の6連覇濃厚
2016.08.20 12:00 Sat
▽2016-17シーズンのセリエAが8月20日(土)に開幕する。昨季はインテル、ナポリが前半戦をリードしながらも、主力3人の抜けた新生ユベントスが後半戦にチーム力を押し上げて巻き返し、終わってみれば王者が危なげなく5連覇を成し遂げる結果となった。新シーズンはユベントスの一強状態が更に強まるシーズンが予想される。

◎本命:ユベントス
○対抗:ローマ
▲3番手:ナポリ
☆注目:インテル
△連下:フィオレンティーナ、ミラン
◆ポグバ移籍も盤石補強で6連覇へ死角なし~ユベントス~
▽さらに高齢化が進むバックラインには経験豊富なDFベナティアを加え、右サイドには3バックと4バックの両システムで機能可能なバルセロナ不動の右サイドバックだったDFダニエウ・アウベスを迎え、チーム力を上げている。さらに、ディナモ・ザグレブからドリブラーの新星FWピアツァという攻撃のオプションも加えており、アッレグリ監督が選択できる戦術の幅は昨季以上に広がった。彼ら新戦力に加え、昨季優勝の立役者となったFWディバラのさらなる成長が見込める中、ユーロ2016で奮闘した磐石の守備陣が今季も踏ん張ることができれば前人未到のセリエA6連覇は当然ながら、チャンピオンズリーグ制覇も現実味を増す陣容となった。
◆トッティに華を持たせられるか~ローマ~
▽そして、マノラス以外に不安のあったバックラインにはセンターバックと左サイドバックをこなせるDFヴェルメーレン、DFファン・ジェズスの両選手を加え、選手層を増している。一方でDFディーニュに代わる左サイドバックとして期待されたDFマリオ・ルイのケガによる長期離脱は痛いが、前述の両者でカバー可能なはずだ。攻撃陣に関しては昨季躍動したFWサラー、FWペロッティ、FWエル・シャーラウィの3人を軸に、復活を目指すゼコが本来の得点源となる働きを見せられれば、現役ラストシーズンのトッティに華を持たせる結果を得られることだろう。
◆イグアイン引き抜きでスクデット遠のく~ナポリ~

◆マンネリ化が課題~フィオレンティーナ~
◆モンテッラで復活なるか~ミラン~
◆残留目指す昇格組
▽今季の昇格組はカリアリ、クロトーネ、ペスカーラの3クラブ。セリエBを初優勝して1年での昇格となったカリアリは、ポルトガル代表DFブルーノ・アウベスやユベントスで貴重なバックアッパーとして活躍したMFパドインらを補強し、残留するための戦力を整えた。
▽そのカリアリに次ぐ2位でクラブ史上初のセリエA昇格となったのがクロトーネ。レンタル選手をうまく活用して資金不足をカバーした人口6万人の都市を本拠地とする小クラブは、その立役者となったユリッチ監督が古巣ジェノアの監督に就任してしまった。戦力的に乏しい上、監督交代のあったクロトーネのセリエA初挑戦は厳しい歩みとなりそうだ。
▽セリエBで4位となり、プレーオフの末に4季ぶりの昇格を果たしたペスカーラ。現役時代に名ライトバックとして鳴らしたオッド監督に率いられたチームは、FWラパドゥーラが26ゴールを挙げて得点王に輝き、FWカプラーリが13ゴール13アシストの活躍を見せ、昇格にこぎ着けた。ただ、ラパドゥーラがミランへ移籍してしまったのが痛手で穴を埋めるのは容易ではない。一方でカプラーリもインテルへの移籍が決まったが、今季はレンタルで残留することが決まったのは朗報。残留するには、元ミランのMFクリスタンテやインテルFWマナイといった若手有望株のレンタル選手たちの活躍が必須となる。

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◆編集部予想◎本命:ユベントス
○対抗:ローマ
▲3番手:ナポリ
☆注目:インテル
△連下:フィオレンティーナ、ミラン
◆ポグバ移籍も盤石補強で6連覇へ死角なし~ユベントス~

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▽昨季怒涛の追い上げで5連覇を果たしたユベントスが今季も優勝の大本命だ。MFポグバが1億500万ユーロの史上最高額でマンチェスター・ユナイテッドへの復帰が決まってしまったが、それを見越して優勝を争うライバルのローマからMFピャニッチを3200万ユーロで、さらに昨季優勝を争ったナポリからセリエAのシーズン最多ゴール記録を樹立したFWイグアインを9000万ユーロでそれぞれ引き抜く荒業を敢行しており、リーグ一強の感が例年以上に色濃くなっている。▽さらに高齢化が進むバックラインには経験豊富なDFベナティアを加え、右サイドには3バックと4バックの両システムで機能可能なバルセロナ不動の右サイドバックだったDFダニエウ・アウベスを迎え、チーム力を上げている。さらに、ディナモ・ザグレブからドリブラーの新星FWピアツァという攻撃のオプションも加えており、アッレグリ監督が選択できる戦術の幅は昨季以上に広がった。彼ら新戦力に加え、昨季優勝の立役者となったFWディバラのさらなる成長が見込める中、ユーロ2016で奮闘した磐石の守備陣が今季も踏ん張ることができれば前人未到のセリエA6連覇は当然ながら、チャンピオンズリーグ制覇も現実味を増す陣容となった。
◆トッティに華を持たせられるか~ローマ~

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▽ユベントスの対抗馬は昨季3位の座を死守したローマだ。スパレッティ監督就任によって持ち直したローマは、貴重なプレースキッカーだったMFピャニッチをユベントスに引き抜かれる痛手を負った。ただ、移籍の噂されたMFナインゴランが残留し、ケガからの完全復活が見込めるMFストロートマンもおり、埋めきれない穴ではないと言えそうだ。◆イグアイン引き抜きでスクデット遠のく~ナポリ~

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▽昨季ユベントスと優勝争いを繰り広げたナポリだったが、36ゴールのセリエA記録を樹立したイグアインの穴を埋めるのは不可能に近い。アヤックスからエールディビジ21ゴールのFWミリクを獲得したものの、守備の国イタリアで同等の数字を残せるとは考えにくい。MFジエリンスキやMFジャッケリーニといった機動力のあるアタッカーを新たに加えた中、名将の仲間入りを果たしたサッリ監督の手腕がナポリの命運を握っている。とはいえ、スクデット獲得の夢は昨季以上に遠い夢に終わりそうだ。◆マンチーニ解任でF・デブール就任の混沌状態~インテル~

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▽昨季前半戦を堅守で凌ぎ、首位に立っていたインテル。ただ、攻撃面でのクオリティ不足が顕著で終わってみれば4位でのフィニッシュに終わった。新シーズンに向けては優れたパサーであるMFバネガと、突破力のあるMFカンドレーバを加え、昨季のチームにテコ入れを図った。ところが、開幕2週間を切ったところでクラブはプレシーズンマッチの結果が芳しくないことを受けてマンチーニ監督を突如解任。混沌の中、新指揮官にはアヤックスで若手育成に尽力していたF・デブール監督を迎えたが、新指揮官が完成途上の選手の多いインテルをうまくまとめ上げることができるかが上位に留まるための鍵となる。昨季も終わってみればレギュラーを奪取したDF長友佑都のプレーにも注目だ。◆マンネリ化が課題~フィオレンティーナ~

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▽モンテッラ前監督のチームをうまく引き継ぎ、シーズンを通して安定した戦いを見せたパウロ・ソウザ監督率いるフィオレンティーナ。優勝争いに絡むことは厳しいだろうが、CL出場権争いには絡める陣容だ。即戦力を獲得していないものの、主力も全く移籍していない。懸念としてはマンネリ化だが、その点をソウザ監督がうまくマネジメントできれば上位を維持できるはずだ。◆モンテッラで復活なるか~ミラン~

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▽近年、ファンの期待を裏切り続けている名門ミラン。監督をすげ替え続け、チーム力が安定していない中、新シーズンに向けてもモンテッラ監督を招へいした。ただ、フィオレンティーナで実績を残し、ポゼッションサッカーを標榜する指揮官の就任は歓迎できそうだ。MF本田圭佑にとってもこれまでの指揮官の中で最も相性の良い監督のはずだ。また、チーム不振の根源となっていたベルルスコーニ会長が中国企業にクラブを買収する決断を下したこともプラスに働きそうだ。即戦力の新戦力を加えていないことは気がかりだが、現有戦力でまずは上位争いに絡むシーズンとしたい。◆残留目指す昇格組
▽今季の昇格組はカリアリ、クロトーネ、ペスカーラの3クラブ。セリエBを初優勝して1年での昇格となったカリアリは、ポルトガル代表DFブルーノ・アウベスやユベントスで貴重なバックアッパーとして活躍したMFパドインらを補強し、残留するための戦力を整えた。
▽そのカリアリに次ぐ2位でクラブ史上初のセリエA昇格となったのがクロトーネ。レンタル選手をうまく活用して資金不足をカバーした人口6万人の都市を本拠地とする小クラブは、その立役者となったユリッチ監督が古巣ジェノアの監督に就任してしまった。戦力的に乏しい上、監督交代のあったクロトーネのセリエA初挑戦は厳しい歩みとなりそうだ。
▽セリエBで4位となり、プレーオフの末に4季ぶりの昇格を果たしたペスカーラ。現役時代に名ライトバックとして鳴らしたオッド監督に率いられたチームは、FWラパドゥーラが26ゴールを挙げて得点王に輝き、FWカプラーリが13ゴール13アシストの活躍を見せ、昇格にこぎ着けた。ただ、ラパドゥーラがミランへ移籍してしまったのが痛手で穴を埋めるのは容易ではない。一方でカプラーリもインテルへの移籍が決まったが、今季はレンタルで残留することが決まったのは朗報。残留するには、元ミランのMFクリスタンテやインテルFWマナイといった若手有望株のレンタル選手たちの活躍が必須となる。
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【得点者プロフィール】 アレッサンドロ・デル・ピエロ(当時22歳) 国籍:イタリア 所属:ユベントス ポジション:FW 身長:173cm ユベントスの象徴的な存在として長きに渡って活躍したデル・ピエロ氏。才能あふれるファンタジスタとして数々のスーパープレーで観客を魅了し、ユベントスでは通算290ゴールという圧倒的な数字を残している 【試合詳細】 日程:2002年11月17日 大会:セリエA第10節 対戦相手:トリノ 時間:前半6分(0-0) <div id="cws_ad">◆デル・ピエロのオシャレ過ぎるジャンピングヒール<br/> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJVSjJrVTN2ayIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script></div> 0-0の6分、相手ボックス左でユベントスがFKのチャンスを得る。するとキッカーのMFパベル・ネドベドが低めのボールをニアサイドに入れる。 これに飛び込んだデル・ピエロは、ボールより前に走り込んでしまったものの、空中で背を向けたまま左足ヒールで合わせ、わずかにボールの軌道を変えると、見事なゴールをニアポストに決めてみせた。 これで先制ゴールを奪ったユベントスは、4-0の大勝を収めている。 2021.01.14 18:00 Thu4
日本人が目指すべきCB像、“希少なバロンドーラー“ファビオ・カンナバーロ
サッカー界においてなかなか評価がされないのが守備的な選手。勝利に貢献する派手なゴールを決める攻撃的な選手はわかりやすい活躍の指標が存在するが、なかなかディフェンダーは評価が得にくい。 もちろん、これまでのサッカー界で高く評価されたディフェンダーは多々いるが、世界年間最優秀選手に贈られる「バロンドール」では3人のみが受賞。元西ドイツ代表DFのフランツ・ベッケンバウアー氏と、元東ドイツ代表DFマティアス・ザマー氏、そして元イタリア代表DFファビオ・カンナバーロ氏の3人しかいない。 DFとして最後に受賞したのが2006年のカンナバーロ氏だが、ベッケンバウアー氏やザマー氏はリベロのポジションを務めており、中盤でのプレー機会も多かった選手たち。一方で、カンナバーロ氏は、純粋にセンターバックを務めており、DFとして最初の受賞者と言っても良い存在だ。 イタリア代表のキャプテンとしてドイツ・ワールドカップ(W杯)を優勝した功績が認められたカンナバーロ氏。現役時代のキャリアで多くのタイトルを獲得しているが、縁がなかったのがチャンピオンズリーグ(CL)だ。 <span class="paragraph-title">◆記録よりも記憶に残るプレーヤー</span> 現役時代はナポリでキャリアをスタートさせたカンナバーロだが、クラブの財政難により放出。パルマへと移籍する。 このパルマでは、GKジャンルイジ・ブッフォンやDFリリアン・テュラムらと強固な守備陣を形成。“ミラクル・パルマ“とも呼ばれ、カンナバーロも2度のコッパ・イタリア優勝や、UEFAカップ(現ヨーロッパリーグ)での優勝を経験した。 中田英寿ともチームメイトとしてプレーした中、セリエAのスクデット獲得には至らずに2002年8月にインテルへと移籍。しかし、インテルでは監督との確執もあり出番が減り、2004年8月にユベントスへと完全移籍する。 すると、パルマ時代の同僚であったブッフォンとテュラムと再びチームメイトに。2004-05シーズンに見事スクデットを獲得する。しかし、このスクデットは2006年に発覚したカルチョ・スキャンダルといわれた一連の八百長事件の影響で剥奪に。結果、カンナバーロはスクデットも獲得していないこととなった。 チームはセリエBに降格処分となり、カンナバーロはレアル・マドリーへと完全移籍。そこでも本領を発揮すると、難しい中で行われたドイツW杯で優勝。前述のバロンドールも受賞することとなると、FIFA年間最優秀選手賞も受賞した。 マドリーではラ・リーガ連覇を果たすなどしたが、再びユベントスに復帰。その後は、アジアでプレーし引退した。 ビッグクラブに在籍を続けていたカンナバーロだったが、実はタイトル獲得数は多くない。クラブキャリアではわずか7個。そこにW杯が加わり8つと、イメージよりは少ないのではないだろうか。 <span class="paragraph-title">◆縁がないチャンピオンズリーグ優勝</span> そのカンナバーロだが、ことCLとなるとより縁遠くなる。インテル移籍後は毎シーズン出場はしていたが、チームとしての成績は良くなく、最高がベスト4止まりだった。 今でこそ、マドリーやユベントスはタイトルを多く獲得し、マドリーは近年CLを何度も制しているが、ちょうど“銀河系“を形成していたカンナバーロが在籍していた時代は過渡期。2000年から2010年まではラ・リーガも4度の優勝に留まっており、CLも2001-02シーズンを最後に11年間獲れなかった。 最もビッグイヤーに近づいたのは、インテル在籍時の2002-03シーズン。準決勝に駒を進めると、決勝進出を懸けた相手はライバルのミラン。2試合とも引き分けに終わったが、アウェイゴール差で僅かに敗れて敗退した。 その後は、ユベントス時代に2度ベスト8、マドリー時代に2度ベスト16まで勝ち上がっているが、それ以上は進めず。ビッグイヤーを掲げていないどころか、決勝の舞台にすら立ったことがなく、最も意外な選手の1人と言っても良い。 <span class="paragraph-title">◆タイトルは少なくとも才能は抜群</span> 目に見えたタイトルというものにはあまり恵まれていないキャリアのカンナバーロ。そのため、ワールドカップの優勝とバロンドール受賞が輝いて見える。 ただ、ピッチ上で見せるパフォーマンスの評価、そして持ち合わせた才能は世界屈指と言われている。 なんといっても、センターバックとしては身長175cmと小柄。体格に勝るヨーロッパではもちろんのこと、日本で考えても175cmのセンターバックはあまりいないタイプだ。 しかし、持って生まれた強靭な肉体が身長のハンデを埋めることに。まず一対一の守備力が抜きん出ており、相手との競り合いに負けないほか、身長を補う高いジャンプ力を武器としていた。 どんなストライカー相手でも、空中でも地上でも抜かせないという守備力は一級品だが、カンナバーロの真骨頂は守備をする前のパフォーマンスだ。 最も優れているとされたのがポジショニング。相手との競り合いに負けないフィジカルも素晴らしいが、相手よりも優位なポジションを先読みして取ることで、そもそも勝負の前に勝っているのだ。 一対一の勝負もさることながら、簡単にボールを奪い切る能力は抜きん出ている。 そしてもう1つが抜きん出た統率力。センターバックとして周りの選手にコーチングして相手を追い込んだり、優位なポジションを取ったりすることができる。これは、「カテナチオ」と言われるイタリアの堅い守備には欠かせず、ドイツW杯を制した際にもこの点は非常に評価された。チームのパフォーマンスを引っ張り上げる彼の力は、タイトルの数に関係なく、最後まで高く評価され続けた。 日本人と変わらない体格で世界と渡り合ったカンナバーロ。お手本とすべき選手の1人とも言えるだろう。 <div id="cws_ad"><hr>イタリア代表で活躍し、“カテナチオ“戦術の中心としても活躍したファビオ・カンナバーロが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。<a href=“https://ryan.onelink.me/C7cD/awagt0va” target=“_blank”><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20220713.jpg" style="max-width:100%;"></div></a></div> <span class="paragraph-title">【動画】相手を封殺!カンナバーロの闘志溢れるユベントス時代のディフェンス集</span> <span data-other-div="movie"></span> <div class="dugout-video dugout-embed-eyJrZXkiOiJsdGt2Y1FHSiIsInAiOiJ1bHRyYXNvY2NlciIsInBsIjoiIn0="></div><script type="text/javascript" src="https://embed.dugout.com/v3.1/ultrasoccer.js"></script> <div id=“cws_ad”><hr>イタリア代表で活躍し、“カテナチオ“戦術の中心としても活躍したファビオ・カンナバーロが大人気スポーツ育成シミュレーションゲーム『プロサッカークラブをつくろう!ロード・トゥ・ワールド』(サカつくRTW)に登場!<br/><br/>現役時代に魅せたプレーが『サカつくRTW』でも再現。是非一度チェックしてみよう。<a href=“https://ryan.onelink.me/C7cD/awagt0va” target=“_blank”><div style="text-align:center;"><img src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2022/sega20220713.jpg" style="max-width:100%;"></div></a></div> 2022.07.13 21:30 Wed5
