【会見全文】手倉森監督「勝って終わることは残念」
2016.08.11 13:28 Thu
▽U-23日本代表は日本時間11日、リオ・デジャイネロ オリンピック(五輪)グループB第3節のU-23スウェーデン代表戦に臨み、1-0で大会初勝利を飾った。しかし他会場の結果、日本はグループBで3位となり予選敗退が決定している。
▽試合後、手倉森誠監督とキャプテンのMF遠藤航が会見に応じた。両者ともに最後の試合に勝ちながらも決勝トーナメントに進出できなかった悔しさを口にした。会見の内容は以下の通り。
――残念な結果に終わったが率直な感想と足りなかった部分は
手倉森監督「まずは他力だった部分。ただ、勝つことで何かが続くのではないかなという期待感がありました。負けて引き分けて勝ち、チームも向上してきた中での敗退は残念で受け入れがたい」
「勝った後、戦いを続けられるかどうかは他の会場の結果次第だった。ただ、終わってみて、このチームの可能性を考えると非常に悲しい結果。これから、また中2、3日で大会が続いていく中で、日本のしぶとさをここから見せられたのかなと思う」
「足りない部分を考えると、勝って敗退はおかしなことで、ここまでのゲームを考えると一戦目と二戦目での運がなかったなと。世界を経験していない選手と監督だったが、運に見放された部分があったのかなと。これから分析していきたい」
遠藤「この3試合で、コロンビア戦と今日のスウェーデン戦は自分たちらしさを出せたと思います。ナイジェリア戦も諦めない気持ちと、自分たちの良さであるしぶとさを出して追い上げました。コロンビア戦も追いついて、スウェーデン戦は先行逃げ切りの形を出せたゲームでした」
「監督も言っていたように、これから自分たちの力をもっと見せたいというところでの敗戦で、僕自身も悔しい思いが増しています。最初の2試合でのちょっとしたミスやちょっとした相手のシュートのうまさ。そういうところが世界との差なのかなと、この3試合を通じて感じた部分はあります。学ぶ部分なのかなと思います」
――監督に就任してからの2年半の総括と今後の育成年代の課題は
手倉森監督「就任してからの総括をすれば、この記者会見の時間だけでは足りない。(日本に)帰ってから、しっかり総括させてもらいたい。ただ、やり方次第で選手は成長できるんだなと。日本のサッカーにおいて、世界大会ではもっと押し込まれると考えていた中で、大会が進み、コンディション勝負になれば(主導権を)握れるなと思っていた。何か起こりそうな感じがした時、日本の持ち方、仕掛け方は確立していた。自分の中でそこは手ごたえがあった」
「チーム意識という部分で、五輪世代、育成年代はチームになりやすい。その世代の、そういう部分を磨けば、世界と対等に戦えるなと。そういう風に感じた。だからこそもったいない。勝って終わることは残念だ。ボールを握る、捌く、球際、守備意識が高まったときに日本は良いサッカーできるなと感じるようになった」
「育成年代の課題は活動日数。終わってみれば、もっとやりたかったという本音がある。あれくらいの活動日数で、選手たちは良く伸びてくれたと思う。この五輪世代だけでなく、U-17、U-19についても、クラブから協力してもらってはいるが、代表の強化について全クラブ、協会を通じてもっとやれれば、次の東京はメダルを目指さなければいけない大会になると思う」
――試合後、選手に何か伝えたことは
「お疲れさま、ありがとうと伝えた。長い間付き合ってもらって、世界を経験していない選手と監督がめぐり合って、こうして世界を経験できたことに感謝していると。ここで進めなかったことは本当にもったいない」
▽試合後、手倉森誠監督とキャプテンのMF遠藤航が会見に応じた。両者ともに最後の試合に勝ちながらも決勝トーナメントに進出できなかった悔しさを口にした。会見の内容は以下の通り。
手倉森監督「まずは他力だった部分。ただ、勝つことで何かが続くのではないかなという期待感がありました。負けて引き分けて勝ち、チームも向上してきた中での敗退は残念で受け入れがたい」
「勝った後、戦いを続けられるかどうかは他の会場の結果次第だった。ただ、終わってみて、このチームの可能性を考えると非常に悲しい結果。これから、また中2、3日で大会が続いていく中で、日本のしぶとさをここから見せられたのかなと思う」
「足りない部分を考えると、勝って敗退はおかしなことで、ここまでのゲームを考えると一戦目と二戦目での運がなかったなと。世界を経験していない選手と監督だったが、運に見放された部分があったのかなと。これから分析していきたい」
――この大会で一番学んだことは
遠藤「この3試合で、コロンビア戦と今日のスウェーデン戦は自分たちらしさを出せたと思います。ナイジェリア戦も諦めない気持ちと、自分たちの良さであるしぶとさを出して追い上げました。コロンビア戦も追いついて、スウェーデン戦は先行逃げ切りの形を出せたゲームでした」
「監督も言っていたように、これから自分たちの力をもっと見せたいというところでの敗戦で、僕自身も悔しい思いが増しています。最初の2試合でのちょっとしたミスやちょっとした相手のシュートのうまさ。そういうところが世界との差なのかなと、この3試合を通じて感じた部分はあります。学ぶ部分なのかなと思います」
――監督に就任してからの2年半の総括と今後の育成年代の課題は
手倉森監督「就任してからの総括をすれば、この記者会見の時間だけでは足りない。(日本に)帰ってから、しっかり総括させてもらいたい。ただ、やり方次第で選手は成長できるんだなと。日本のサッカーにおいて、世界大会ではもっと押し込まれると考えていた中で、大会が進み、コンディション勝負になれば(主導権を)握れるなと思っていた。何か起こりそうな感じがした時、日本の持ち方、仕掛け方は確立していた。自分の中でそこは手ごたえがあった」
「チーム意識という部分で、五輪世代、育成年代はチームになりやすい。その世代の、そういう部分を磨けば、世界と対等に戦えるなと。そういう風に感じた。だからこそもったいない。勝って終わることは残念だ。ボールを握る、捌く、球際、守備意識が高まったときに日本は良いサッカーできるなと感じるようになった」
「育成年代の課題は活動日数。終わってみれば、もっとやりたかったという本音がある。あれくらいの活動日数で、選手たちは良く伸びてくれたと思う。この五輪世代だけでなく、U-17、U-19についても、クラブから協力してもらってはいるが、代表の強化について全クラブ、協会を通じてもっとやれれば、次の東京はメダルを目指さなければいけない大会になると思う」
――試合後、選手に何か伝えたことは
「お疲れさま、ありがとうと伝えた。長い間付き合ってもらって、世界を経験していない選手と監督がめぐり合って、こうして世界を経験できたことに感謝していると。ここで進めなかったことは本当にもったいない」
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