【会見全文】“さらば”ドールにならないように…手倉森監督「世界での1勝が決勝Tに繫がるように」《リオ五輪》
2016.08.10 10:45 Wed
▽リオ・デジャネイロ オリンピックの男子サッカーに参戦中のU-23日本代表を率いる手倉森誠監督が10日、翌日(日本時間11日 7時キックオフ)にサルバドールで行われるグループB第3節(最終節)のU-23スウェーデン代表戦に向けた公式会見に出席した。
▽初戦のU-23ナイジェリア代表戦を4-5で落とした日本。8日に行われた第2戦のU-23コロンビア代表戦では、2点ビハインドから2-2の引き分けに持ち込み、わずかながら決勝トーナメント進出に望みを繋いだ。
▽手倉森監督は、他会場の結果次第だが、引き分け以上が最低条件となるスウェーデン戦で、「世界での1勝、これが決勝トーナメントに繫がる1勝になるように、組織で攻守ともに連動したサッカーをやっていきたい」と意気込んだ。
――ここ2試合、勝ちこそないが、内容面が上向きつつある。最終戦でどのような戦いを見せたいか。また、体格で上回る相手に対してどのような戦いをイメージしているのか
「まず、攻撃的に仕掛けていかなければならないなと。世界での1勝、これが決勝トーナメントに繫がる1勝になるように、組織で攻守ともに連動したサッカーをやっていきたい。高さに関しては警戒しなければならない相手。セットプレーを与えないような守備、素早い攻撃を織り交ぜていければと思っている」
――中2日で勝利が必要な試合に臨むことになるが、先発メンバーについてはどのような顔ぶれになるか
「まず、今日のトレーニングでコンディションを確認しなければならない。大会初戦は守備面で固さが出た。2戦目は2点取られたが、しぶとく戦い、内容を良くすることができたゲーム。いよいよ、選手たちは慣れてきたなという手応えがある。連動するところ、組織、テコ入れするところが問題になってくる」
「スウェーデンはオーガナイズされたチーム。どちらかというと我々と似ていて、待ち構える守備を織り交ぜたサッカーをしてくる。コンディションのことも考えれば、(相手が)ポゼッションしたときに十分にボールを刈りに行けるなと感じている。逆に、攻撃的な守備よりも、ボールを持たされたときにボールを刈られないことを考えなければならない」
――ここまで先制されても粘り強く追いつくサッカーを見せている。最終予選から続くチームのメンタリティについてどう思っているか。手倉森ジャパンの最後になるかもしれないこの試合に向け、チームをどのように送り出したいか
「ギリギリのところで、可能性を残せているところに関しては、このチームに辛抱強さが備わっているんだろうなと。彼らが辛抱強く戦っているところで、いよいよ3戦目で何か報われて欲しいなと思っている」
「チームにそういうまとまりがあるからこそ、粘り強く戦えている。良いチームになってきているなと。沢山試合をしたい。そこには、『いつでも最後なんだ。もう負けたら終わりなんだ』という覚悟が必要になる。サルバドールに来ましたけれど、“さらば”ドールにならないようにやっていかないといけないなと(笑)」
――次の試合で勝利するために1番必要なことは
「まず、もっともっとゲームをやりたいと思えるかどうか。日本にこのチームの初勝利を届けたいという思いをもっと強くできるかどうか。先制点を取ったこのチームの姿というものを見せられれば、何か起こせるだろうなと思っている。先制点を目指して、やってきたい」
――攻撃についてどのようなイメージを持っているか。マナウスとはかなり気候が違うが、どのような影響があると考えているか
「ナイジェリアとのゲームを見ていたら、スウェーデンはしっかりブロックを組んで時間を進めながら仕掛けてくるチームだなと。その相手のスローなテンポに付き合わないこと、相手の組織の間、(ボールを)早く取って、早く入れて破る攻撃を仕掛けていかなければい けない」
「気候に関しては、もうそこを考えていられない(苦笑)。とにかく、ピッチの中での1勝、先制点、ゴール、1勝が大事。最後(の試合)だと考えれば、力を振り絞るだけのゲームをやれれば。環境がどうのこうの言って、そこに針を持っていくよりも、我々がここに何をしに来たのか、その覚悟でやらせていきたい」
「大会を通じてのコンディションを考えてやってきていて、多分試合を勝ち上がって進めば進むほど、なんとなくこのチームの優位性が出てくる。一戦一戦力を尽くした先に、リカバリー力というところも勝負になる。そこは、日本人選手が長けていると思っている」
▽初戦のU-23ナイジェリア代表戦を4-5で落とした日本。8日に行われた第2戦のU-23コロンビア代表戦では、2点ビハインドから2-2の引き分けに持ち込み、わずかながら決勝トーナメント進出に望みを繋いだ。
――ここ2試合、勝ちこそないが、内容面が上向きつつある。最終戦でどのような戦いを見せたいか。また、体格で上回る相手に対してどのような戦いをイメージしているのか
「まず、攻撃的に仕掛けていかなければならないなと。世界での1勝、これが決勝トーナメントに繫がる1勝になるように、組織で攻守ともに連動したサッカーをやっていきたい。高さに関しては警戒しなければならない相手。セットプレーを与えないような守備、素早い攻撃を織り交ぜていければと思っている」
――中2日で勝利が必要な試合に臨むことになるが、先発メンバーについてはどのような顔ぶれになるか
「まず、今日のトレーニングでコンディションを確認しなければならない。大会初戦は守備面で固さが出た。2戦目は2点取られたが、しぶとく戦い、内容を良くすることができたゲーム。いよいよ、選手たちは慣れてきたなという手応えがある。連動するところ、組織、テコ入れするところが問題になってくる」
――2試合を通じて、“攻撃的な守備”という部分を掲げて修正し、内容も向上してきたが、その部分に関して3戦目も引き続き継続していくか
「スウェーデンはオーガナイズされたチーム。どちらかというと我々と似ていて、待ち構える守備を織り交ぜたサッカーをしてくる。コンディションのことも考えれば、(相手が)ポゼッションしたときに十分にボールを刈りに行けるなと感じている。逆に、攻撃的な守備よりも、ボールを持たされたときにボールを刈られないことを考えなければならない」
――ここまで先制されても粘り強く追いつくサッカーを見せている。最終予選から続くチームのメンタリティについてどう思っているか。手倉森ジャパンの最後になるかもしれないこの試合に向け、チームをどのように送り出したいか
「ギリギリのところで、可能性を残せているところに関しては、このチームに辛抱強さが備わっているんだろうなと。彼らが辛抱強く戦っているところで、いよいよ3戦目で何か報われて欲しいなと思っている」
「チームにそういうまとまりがあるからこそ、粘り強く戦えている。良いチームになってきているなと。沢山試合をしたい。そこには、『いつでも最後なんだ。もう負けたら終わりなんだ』という覚悟が必要になる。サルバドールに来ましたけれど、“さらば”ドールにならないようにやっていかないといけないなと(笑)」
――次の試合で勝利するために1番必要なことは
「まず、もっともっとゲームをやりたいと思えるかどうか。日本にこのチームの初勝利を届けたいという思いをもっと強くできるかどうか。先制点を取ったこのチームの姿というものを見せられれば、何か起こせるだろうなと思っている。先制点を目指して、やってきたい」
――攻撃についてどのようなイメージを持っているか。マナウスとはかなり気候が違うが、どのような影響があると考えているか
「ナイジェリアとのゲームを見ていたら、スウェーデンはしっかりブロックを組んで時間を進めながら仕掛けてくるチームだなと。その相手のスローなテンポに付き合わないこと、相手の組織の間、(ボールを)早く取って、早く入れて破る攻撃を仕掛けていかなければい けない」
「気候に関しては、もうそこを考えていられない(苦笑)。とにかく、ピッチの中での1勝、先制点、ゴール、1勝が大事。最後(の試合)だと考えれば、力を振り絞るだけのゲームをやれれば。環境がどうのこうの言って、そこに針を持っていくよりも、我々がここに何をしに来たのか、その覚悟でやらせていきたい」
「大会を通じてのコンディションを考えてやってきていて、多分試合を勝ち上がって進めば進むほど、なんとなくこのチームの優位性が出てくる。一戦一戦力を尽くした先に、リカバリー力というところも勝負になる。そこは、日本人選手が長けていると思っている」
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