メッシ先発のバルセロナがセルティック撃破でプレシーズン初戦を制す《ICC2016》

▽インターナショナルチャンピオンズカップ(ICC)2016アメリカ・欧州ラウンド第6戦のセルティックvsバルセロナが30日に行われ、1-3でバルセロナが快勝した。

▽プレシーズンマッチ初戦のバルセロナが、3日前にCL予備予選3回戦1stレグのアスタナ戦(1-1)をカザフスタンで行ったセルティックと、アイルランドのダブリンで対戦した一戦。

▽コパ・アメリカとユーロ2016に出場した一部主力を欠く中、バルセロナはメッシがスタメンで登場。スアレス、ムニルと共に3トップを形成した。中盤は右インサイドにビジャレアルから復帰したデニス・スアレス、アンカーにセルジ・ロベルト、左インサイドにアルダが入った。バックラインは右からA・ビダル、マルティネス、マテュー、カマラと並び、GKにはマシップが入った。
▽開始10秒にマルティネスのミスパスからフォーレストの決定的なシュートを浴びたバルセロナは、続く8分には右サイドから切れ込んだP・ロバーツにゴールの可能性を感じるミドルシュートを受けてしまう。

▽それでも、ポゼッションを高めていったバルセロナは11分に先制する。A・ビダルが右サイドゴールライン際でDFをかわし、丁寧に左足でパス。これをペナルティアーク中央のアルダが狙い済ましたコントロールシュートでゴール右に蹴り込んだ。▽先制後は敵陣でポゼッションするバルセロナが試合をコントロールしていたが、22分にマテューの不用意なボールロストからスコット・ブラウンにシュートを許してしまう。しかし、ここはGKマシップがセーブ。ところが29分、マシップの横パスを受けたマルティネスがトラップをミスしてグリフィスにそのままシュートを叩き込まれ、試合を振り出しに戻されてしまった。

▽不用意な失点を喫したバルセロナだったが31分、カマラが左サイドから上げた鋭いクロスがアンブローズのオウンゴールを誘い、勝ち越しに成功する。さらに40分、バルセロナが突き放す。メッシのサイドチェンジを起点に、ボックス左に侵入したスアレスが仕掛けて中へラストパス。これをムニルが難なくゴールへ押し込み、3-1とした。

▽後半頭からメッシを下げたバルセロナに対し、セルティックも主力4選手を交代させたことで、試合はゆったりとバルセロナがボールを保持する展開に。そんな中、57分にデニス・スアレスがGKを強襲するシュートを浴びせる。

▽60分過ぎに両チームが大半の選手を交代したことで試合はスローテンポに拍車がかかった。結局、バルセロナはセルティックの反撃を許さずに3-1で快勝。プレシーズン初戦を勝利で飾っている。バルセロナは次戦、8月3日にレスター・シティと対戦する。