本田不在のミラン、スソの2発でモンテッラ監督の初陣を勝利で飾る《プレシーズンマッチ》

2016.07.17 05:38 Sun
Getty Images
ミランは16日、スタッド・アルマンディエでボルドーとの親善試合を行い、2-1で勝利した。ミランの本田はケガのため招集外となっている。

▽2015-16シーズンのセリエAを7位で終えたミランと、同シーズンのリーグ・アンを11位で終えたボルドーの一戦。この試合が初陣となるヴィンチェンツォ・モンテッラ監督は[4-3-3]のフォーメーションを採用。GKはドンナルンマ、DFは右からアバーテ、パレッタ、ロマニョーリ、アントネッリと配置。MFはアンカーにベルトラッチ、インサイドハーフにポーリとボナベントゥーラを置き、3トップは右からスソ、ニアング、メネーズと並べた。

▽プレシーズン初戦らしく緩い流れの中で試合を進めるミランは、右サイドのスソを中心とした攻撃を軸に攻める。すると29分、相手陣内でボールを奪ったスソがボックス内まで持ち上がりシュートをゴール左に流し込んだ。
▽先制したミランは38分に追加点を奪う。左サイドを持ち上がったボナベントゥーラのパスをボックス右で受けたスソが左足を振り抜くと、再びゴール左隅を撃ち抜いた。

▽2点のリードで迎えた後半、ミランは5選手を変更。ルイス・アドリアーノやホセ・マウリ、GKガブリエウなどが登場した。そのミランは67分、右サイドでFKを獲得すると、FKで上げたクロスに反応したルイス・アドリアーノがゴール前で倒されたが、主審はノーファウルの判定。
▽対するボルドーは75分、マルコムのパスでボックス右ライン際まで侵入したトゥラランの折り返しを、ゴール前で再び受けたマルコムが反転からシュート。これがゴールに吸い込まれた。

▽その後も一進一退の攻防が続いたが、互いにスコアを動かすことはできず。試合はそのまま2-1で終了。ミランはモンテッラ監督の初陣を白星で飾った。

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