ラツィオ、ビエルサ新監督就任を正式発表! 9日にローマ入り
2016.07.06 21:52 Wed
▽ラツィオは6日、マルセロ・ビエルサ氏(60)の新監督就任を発表した。契約に関する詳細は明かされていないが、アルゼンチン『TyC Sports』は年俸280万ユーロ(約3億1000万円)の1年契約と報じている。
▽これらの疑惑を払拭したいラツィオは6日、クラブの公式サイトで「ビエルサ新監督と彼のスタッフは7月9日の土曜日にローマにやってきます」と声明を発表。ビエルサ新監督就任を認めた。
▽これまでアルゼンチン代表やチリ代表、ビルバオの監督を歴任したビエルサ氏は、2014年にマルセイユの新監督に就任するも、2015年8月のリーグ・アン開幕戦後に電撃辞任。以降は多くのクラブの関心を集めてきたが、マルセイユ電撃辞任から約1年後にラツィオの新指揮官に就任することになった。
▽紆余曲折はあったものの、サッカー界屈指の“鬼才”の下で新シーズンを戦うことになる。また、智将ルチアーノ・スパレッティ監督率いる宿敵ローマとの“デルビー・デッラ・カピターレ”は、世界屈指の戦術家同士の珠玉の戦いが期待できそうだ。
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▽先月からラツィオ新監督就任が有力視されていたビエルサ氏だが、なかなか公式発表が行われないことから、“エル・ロコ(変人)”の愛称で知られる同氏が、直前になって翻意したとの報道も出ていた。▽これに加えて、5日にヘラルド・マルティーノ氏のアルゼンチン代表監督辞任が発表されたことで、ビエルサ氏がアルゼンチン代表監督に復帰するのではないかとの噂も出ていた。▽これまでアルゼンチン代表やチリ代表、ビルバオの監督を歴任したビエルサ氏は、2014年にマルセイユの新監督に就任するも、2015年8月のリーグ・アン開幕戦後に電撃辞任。以降は多くのクラブの関心を集めてきたが、マルセイユ電撃辞任から約1年後にラツィオの新指揮官に就任することになった。
▽なお、ステファノ・ピオリ前監督の下で2014-15シーズンのセリエAで3位に躍進したラツィオだが、2015-16シーズンは開幕から不振に陥り、今年4月にピオリ前監督が解任。その後、プリマヴェーラを率いていたシモーネ・インザーギ監督の下で立て直しを図るも、同シーズンを8位で終えていた。
▽紆余曲折はあったものの、サッカー界屈指の“鬼才”の下で新シーズンを戦うことになる。また、智将ルチアーノ・スパレッティ監督率いる宿敵ローマとの“デルビー・デッラ・カピターレ”は、世界屈指の戦術家同士の珠玉の戦いが期待できそうだ。
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