【U-23日本代表】浅野拓磨、A代表での涙を糧に

2016.06.29 13:57 Wed
今夏に行われるリオ五輪を前に、国内最後の強化試合となる6月29日の南アフリカ戦に挑むU-23日本代表は28日、松本平広域公園総合球技場で公式トレーニングを行った。

先日のキリンカップに続き、U-23日本代表としてもゴールの期待がかかる浅野拓磨(広島)は、「また、ああいう場面が来た時に、今度は自分がどういう判断をするのかはピッチの中で楽しみの一つですし、今は目の前のことに集中して100パーセントでやりたいなと思います」とA代表での経験を振り返った。

「(A代表での)あの経験は悔しかったですが、悔しい経験ができたことが僕の中ですごくプラスになっているかなと思っています。A代表の時もそうでしたけど、今も“失うものは何もない”という気持ち常にでやっていますし、持っているものをすべてぶつけられたらと思う。あの時の経験がどうなるかというのは、今後の自分が結果を残していって過去を振り返った時に語れることかなと思うので、そこは自分も切り替えることができていますし、特に引きずることはありません。悔しい経験が成功につながると信じてやりたいし、あの経験がバネになって頑張れるのかなって思います」

キリンカップに決勝のボスニア・ヘルツェゴヴィナ戦での浅野の涙は記憶に新しいが、その苦い経験が、今の浅野を育んでいる。悔しさを糧にしながらも、やるべきことは変わらない。常に前を向いて、全力でプレーをする。それが浅野の持ち味となり、ゴールにつながる。それはA代表でもU-23代表でもクラブでも変わらない姿勢なのだと浅野は話していた。

「23歳以下(のメンバーだけで構成する)のチームとしては、(南アフリカ戦が)最後の試合ですが、集まったチームで目の前の試合に対して良い準備をして勝利をする。そのために何が必要か(を考えながら)今までもやってきたので、これからもそういう気持ちで臨むと思います」

嬉しい時も悔しい時も目の前のことに頑張ることで、自身の成長を促してきた。それを継続してきた浅野は、あの悔し涙を見せた自分よりも少しだけ成長した自分で、南アフリカ戦のピッチに立つ。


提供:goal.com

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