【コパ・アメリカ グループA総括】コロンビア磐石、開催国アメリカが意地の突破
2016.06.16 06:30 Thu
チーム | Pts | 試 | +/- | |
---|---|---|---|---|
1 | ![]() | 6 | 3 | 3 |
2 | ![]() | 6 | 3 | 2 |
3 | ![]() | 4 | 3 | -3 |
4 | ![]() | 1 | 3 | -2 |
▽弱小国なしの最激戦区と思われたグループAだったが、コロンビアが2連勝で早々に決勝トーナメント進出を決め、開幕戦を落としたアメリカが意地の2連勝を飾り、逆転で首位通過を果たす結果となった。
▽最終的に2位での突破となったコロンビアだが、チーム力は4カ国の中で最も安定していたと言える。レアル・マドリーで不遇のシーズンを送ったMFハメス・ロドリゲスがチームを牽引する形で2ゴール2アシストの活躍。アメリカ戦で左肩を脱臼するアクシデントに見舞われたものの、パラグアイ戦も問題なく出場し、高パフォーマンスを見せた。アメリカ戦ではカウンターを主体に、パラグアイ戦では能動的に崩すといった相手の出方を見て戦術を変更できる柔軟性を持ち、他を寄せ付けなかった。最終節のコスタリカ戦では敗れてしまったものの、メンバーを総入れ替えしたことからベスト8で対戦するペルー代表戦に向けて磐石の状態となっている。
▽コロンビアに力負けして暗雲が垂れ込めた開催国のアメリカだったが、コスタリカとのオープンな打ち合いを4-0で制して勢いに乗ると、最終節パラグアイ戦を10人になりながらも1-0で競り勝ち、首位通過を果たした。大黒柱であるFWデンプシーが2戦連続決勝ゴールを決めてさすがの存在感を示せば、FWウッドといった粋の良い若手も実力を示し、コスタリカ、パラグアイといった守備力に優れる難敵を退け、ホスト国の意地を見せた。ベスト8ではグループBを2位で通過したエクアドル代表と対戦する。
▽最下位に終わったパラグアイは得点力に課題を抱えた。FWサンタクルス不在のチームは、FWデルリス・ゴンサレスやFWサナブリア、FWイトゥルベといった若手アタッカーに期待が懸かったが、コロンビア戦の1ゴールに留まった。敗退を受けてラモン・ディアス監督が辞任している。
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