【コパ・アメリカ グループA展望】弱小国なしの最激戦区
2016.06.03 23:00 Fri
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▽コパ・アメリカの特別大会であるコパ・アメリカ・センテナリオが日本時間4日10時30分キックオフのアメリカ代表vsコロンビア代表で開幕する。ここでは、グループAの展望をお届けする。
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◆本命はアメリカ▽ホームアドバンテージを有するアメリカを強豪揃いのグループA本命に推す。1994年のワールドカップ(W杯)開催以降、急速に進化してきたアメリカのサッカー。2002年のW杯でベスト8に進出すると、最近の2大会でもベスト16の成績を収めている。2011年からチームを指揮するユルゲン・クリンスマンの下、チームは直前の親善試合3試合で全勝しており、仕上がりは上々。DFジェフ・キャメロンやDFデアンドレ・イェドリンらプレミア戦士に加え、MFマイケル・ブラッドリー、MFクリント・デンプシー、MFアレハンドロ・ベドヤなど経験豊富な選手たちが中核を成す。注目は、ドルトムントのMFクリスティアン・プリシッチ。17歳ながら代表に招集された逸材で、テクニックを生かしたドリブルとシュート精度の高さは非凡。5月28日のボリビア戦でも2ゴールを挙げており、今大会を賑やかす存在になる可能性も十分だ。
▽コロンビアもグループステージ突破に近いチームだ。2014年のブラジルW杯と昨年のコパ・アメリカは共にベスト8。ホセ・ペケルマン率いるチームは、3月のW杯予選(ボリビア、エクアドル)と直前のハイチ代表戦を全て勝利しており、好ムードで大会に入る。GKダビド・オスピナ、MFフアン・クアドラード、MFハメス・ロドリゲス、FWカルロス・バッカなど、タレント力では同グループの他国を上回る。最終ラインの軸であるDFジェイソン・ムリージョとDFクリスティアン・サパタが安定したパフォーマンスを見せることができれば、決勝トーナメント進出の可能性は高そうだ。▽ブラジルW杯でイタリアを破るなどしてベスト8の結果を残したコスタリカは、近年の上昇が著しいチームだ。W杯後にチームを引き継いだパオロ・ワンチョペ監督の下で2015年に苦しんだコスタリカだが、2018年のロシアW杯4次予選ではここまでの4戦で3勝1分けと強さを発揮。直前のベネズエラ戦でも2-1で勝利するなど、チームの状態は右肩上がりだ。GKケイロル・ナバスの負傷欠場は痛恨だが、MFブライアン・ルイスを筆頭に、MFジョエル・キャンベル、DFブライアン・オビエドなど国外で活躍する選手も多く、期待できるチームに仕上がっている。
◆グループA日程
▽6/4(土)
【第1節】
《10:30》
アメリカ vs コロンビア
▽6/5(日)
《6:00》
コスタリカ vs パラグアイ
【第2節】
▽6/8(水)
《9:00》
アメリカ vs コスタリカ
《11:30》
コロンビア vs パラグアイ
【第3節】
▽6/12(日)
《8:00》
アメリカ vs パラグアイ
《10:00》
コロンビア vs コスタリカ
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