戴冠を見据えるクロップ「完璧に準備してきた」 オリジの出否は直前判断

▽リバプールを率いるユルゲン・クロップ監督が、18日に行われるヨーロッパリーグ決勝のセビージャ戦を前にコメントを残した。

▽今季途中からリバプールを指揮するクロップ監督は、短い期間で自身が率いてきたチームの特徴でもある攻守にインテンシティ溢れるフットボールスタイルを浸透させた。相手は3連覇を目指す強豪のセビージャだが、ドイツ人指揮官はタイトル獲得に自信をのぞかせた。

「明日は素晴らしいことを成し遂げるチャンスだ。私はこのクラブとこのチームと共にここにいることができて本当に幸せだ。だから、トライしよう」
「我々にはプレッシャーがかかっていた。では、そのプレッシャーは明日にどれほど大きくなる可能性があるだろうか? これはフットボールの試合だ。もしこれがフットボールの試合だということを忘れるなら、最初のミスを犯してしまうことになる」

「我々は最高レベルで守備を行わなければならない。最高レベルで組織された状態でなければならない。メンタル面は明らかに大きな影響があるものだ。それについて疑いはない。だが、我々はこのような試合のために完璧に準備してきた」「集中力や組織に関して新たなレベルに到達するわけではない。すでに自分たちが知っていることを用いるんだ。それが、我々がトライすることだ」

▽また、リバプールがセビージャを破るために最も重要となる要素はなにかと問われたクロップ監督は次のように述べた。

「しっかりと組織して、勇敢にプレーすることだ。それぞれの瞬間のために準備して、ラストパスを出す機会を得るために我慢強くロングパスを出すなどしてプレーすることだ。明日の試合では多くのことが重要。フットボールというものが重要だ」

「もし中立の立場なら、わずかなチャンスを争い2チームが最高レベルで戦うかどうかを楽しむことは簡単だ。特に決勝では、しっかりと準備している必要がある。世界中が見ているとしても、ミスを犯す準備をする必要がある。フットボールはミスなしでは機能しないのだからね。自分たちが望むように機能しない様々な物事に対する反応が重要だ。次の解決策を見出すことが重要だ」

「最高レベルで自分たちのスキルを用いて、最高レベルの集中力と共にプレーする。私はその一部であることを楽しんでいる。全てがOKだよ」

▽足首の負傷で1カ月にわたって離脱していたFWディヴォク・オリジについては、以下のように話している。

「様子を見てみるよ。もう1回練習がある。彼はここ2回の練習では上手くやっていた」

「記者会見の後に練習がある。我々としては彼がどのような感覚か確認して、それについて決断を下す」