チェルシー指揮官、4戦4発で復調アザールに「心技体が整った」

2016.05.12 09:30 Thu
Getty Images
▽チェルシーは11日、プレミアリーグ第30節・延期分のリバプール戦に臨み、敵地での一戦を1-1のドローで終えた。チェルシーを率いるフース・ヒディンク監督は、終盤戦に差し掛かり、本来の輝きを見せ始めているベルギー代表MFエデン・アザールを称えた。クラブの公式サイトが伝えている。

▽リバプールのホーム最終戦の相手としてアンフィールドに乗り込んだチェルシーは、32分にアザールのゴールで先行。試合終了間際に追いつかれるも、敵地で最低限の勝ち点1を手にした。
▽試合後の会見に出席したヒディンク監督は、「最後の最後でリバプールに“プレゼント”してしまったね」と後半アディショナルタイムでの被弾を悔やみつつ、直近のリーグ戦4試合で4ゴールとトップフォームを取り戻しつつあるアザールについても言及した。

「エデンにとっては難しいシーズンだった。相次ぐケガでフィジカルコンディションが不安定だったからね。この数週間、しっかりと練習をこなせたことで、フィジカル面が整ってきている。動きにはキレが戻ってきていることは明らかだよ」

「天は彼に溢れんばかりの才能を与えた。しかも頭の回転も早い。1対1で抜き去ることのできるアザールは、ピッチの上で重要な役割を果たせる選手だ。その上、ハードなチャージにも決して恐れることはなく、何度倒されても起き上がる」
「心技体が整った今、彼のプレーを見るのが楽しくて仕方ないね。どんな仕事でも批判はつきもの。大事なのはそれをどう処理するかだ。どんな人間でも批判には心が揺らぐだろう。しかし批判を受け入れることで成長に繋がることもある」

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