前田遼一の2ゴールでビン・ズオンを下したFC東京がラウンド16進出!《ACL2016》

▽FC東京は4日、AFCチャンピオンズリーグ(ACL)2016・グループE第6節のビン・ズオン(ベトナム)戦に臨み、1-2で勝利した。この結果、FC東京はラウンド16進出を決めた。

▽前節の全北現代戦を0-3で落とし、グループ3位に位置するFC東京。しかし、首位の全北現代と2位の江蘇蘇寧が最終節で直接対決となるため、勝利すれば突破が決定する。

▽4月28日の明治安田生命J1リーグ1stステージ第9節のアビスパ福岡戦から6名を変更して臨んだFC東京。公式戦5試合連続で白星を逃していたが、序盤から攻勢に出ると最初に決定機を迎える。
▽10分、右サイドからのクロスをボックス内で前田がキープ。パスを受けた東がGKと一対一となるも、シュートをふかしてしまう。12分には水沼がミドルシュートを放つも、GKがセーブする。

▽攻め込むFC東京は21分、オーバーラップした橋本が浮き球のパスを送ると、前田がヘッドで合わせて先制する。しかし、再開直後のプレーでレ・コン・ビンがボックス手前からミドルシュート。これは枠を捉えるもGK秋元がセーブする。FC東京は23分、カウンターを仕掛けるとネイサン・バーンズがGKと一対一となるも決めきれない。▽FC東京は攻撃の時間が長いものの、なかなか効果的な攻撃を仕掛けられず。決定機を作り出すことができないでいると44分にピンチを迎える。競り合いのこぼれ球をレ・コン・ビンがボックス手前からミドルシュート。しかし、これは左ポストに直撃し、FC東京は失点を免れ、1点リードで前半を終えた。

▽ホームで勝利したいビン・ズオンは、後半開始から2選手を変更。攻撃に比重をかける。FC東京は50分、相手のパスを奪ったネイサン・バーンズがボックス内に侵入しシュートも枠を捉えられない。それでも55分、相手のパスミスを奪った前田がボックス手前から左足一閃。これがネットを揺らし、FC東京がリードを2点に広げる。

▽負けられないビン・ズオンは68分、アムグが丸山にボックス内に倒されPKを獲得。これをレ・コン・ビンがしっかりと決めて、1点差に追いつく。1点差に迫られたFC東京は、足がつった東に代えて阿部を投入。すると76分、その阿部がスルーパスに抜け出し、GKと一対一になるもセーブされてしまう。

▽その後は互いに疲労が見られ、運動量が落ちてきた中迎えた85分、レ・コン・ビンが強烈なミドルシュート。しかし、これはクロスバーを直撃し、FC東京は難を逃れる。その後は、FC東京が最後まで凌ぎ切り試合終了。FC東京が1-2で勝利し、グループ2位でラウンド16進出を決めた。なお、ラウンド16ではガンバ大阪と同じグループGを首位で通過した上海上港と対戦する。

◆ACL2016 グループE順位表
(勝点/得失点)
1.全北現代(10/+4)
2.FC東京(10/0)
3.江蘇蘇寧(9/+3)
4.ビン・ズオン(4/-7)