【コラム】史上最大のアップセットを成し遂げたレスター・シティ

2016.05.03 22:30 Tue
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レスター・シティが偉業を達成した。5月2日、2位のスパーズがチェルシーと引き分けことで、勝ち点差7ポイントを維持。2試合を残し、創設132年目で奇跡的なプレミアリーグ初優勝を決めた。

◆降格候補が史上最大の番狂わせ
▽シーズン前は降格候補だった。それもそのはず、昨シーズンは4月の時点で最下位。最後の9試合で7勝を記録し、辛くも残留に成功したクラブだった。さらに、オフシーズンには、残留の立役者であるナイジェル・ピアソン監督を電撃解任するなど、ドタバタのシーズンスタートとなった。

▽開幕時点で大手ブックメーカー『ウィリアム・ヒル』が「レスターのプレミアリーグ優勝」に設定した倍率は5001倍。『ESPN』によれば、同倍率だったのは、「エルヴィス・プレスリーは生きていた」、「イエティかネッシーの存在が証明される」、「イングランドでクリスマスに1年で最も暖かい気温を記録」、「バラク・オバマが大統領を引退した後にイングランドでクリケット選手になる」といったもの。つまり、『あり得ないジョーク』級の賭け対象だった。
▽『ウィリアム・ヒル』のスポークスマンであるジョー・クライリー氏は、「スポーツの賭け事の歴史上で、5001倍を的中させれば単一の対象における最高倍率となる」と話しており、レスターのプレミアリーグ優勝は“史上最大の番狂わせ”として、歴史に刻まれた。(ちなみに、2位の記録はウェールズ代表MFハリー・ウィルソンの祖父が、ウィルソンが生後18カ月の時、「孫が将来ウェールズ代表でプレーする」と賭けて的中させた2501倍だ。)

◆レギュラー固定とMVP級の3選手
▽しかし、フタを開けてみればクラウディオ・ラニエリ率いるチームがプレミアリーグを席巻した。昨年10月以降は常に3位以上のポジションをキープ。1月以降は首位を譲ることなく逃げ切った。よく例えられる競馬で言えば、4角先頭からの押し切り。まさに、“強い勝ち方”だった。
▽今季のレスターは、近年の優勝クラブには珍しく“絶対的レギュラー”が多数存在するチームだった。GKのシュマイケル以下、シンプソン、モーガン、フート、フックス、カンテ、ドリンクウォーター、オルブライトン、マフレズ、岡崎、ヴァーディの11人は、ここまでのリーグ戦で25試合以上に先発している。25試合以上に先発した選手の数は、もちろんプレミアリーグで最多だ。
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▽欧州大会に参加していなかったとはいえ、フィジカル面でタフなプレミアリーグにおいて、これだけレギュラー選手のコンディションを維持できたのも奇跡的。メディカルスタッフが優秀であることの証左であり、彼らのたゆまぬ努力がレスターの躍進を支えた。

▽選手に話を戻せば、11人の中でも群を抜く運動量と圧倒的なボール奪取能力で最終ライン前の防波堤となったMFエンゴロ・カンテ、第36節終了時点で17得点11アシストを記録してPFA年間最優秀選手に輝いたMFリヤド・マフレズ、同じく22得点を記録しただけでなく前線からの連続プレスで守備にも貢献したFWジェイミー・ヴァーディの3選手は、リーグのシーズンMVPに相応しい活躍だった。

▽そして、その3選手をレスターに引き入れたリクルート部門のトップで、2011年からレスターのアシスタントコーチを務めるスティーブ・ウォルシュの功績は見逃せない。チェルシーのアナライザーを務めていた時代には、ジャンフランコ・ゾラやディディエ・ドログバ、マイケル・エッシェンらの獲得に携わったといわれる彼の慧眼なくして、レスターの偉業はあり得なかっただろう。
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◆戦術を変えたラニエリの手腕
▽もちろん、ラニエリの手腕も素晴らしかった。前半戦はハイプレスのアタッキングフットボールで打ち合い勝負に持ち込み、勝ち点を積み重ねた。しかし、多くの運動量が求められるこのようなスタイルでは後半戦で息切れすることを見据え、中盤戦以降は最終ラインの設定を低くし、よりカウンター色を濃くした。

▽前半戦は19試合で25失点・クリーンシート4回だったのに対し、後半戦のここまで16試合は9失点・クリーンシート11回。この数字からも、ラニエリの仕事ぶりが分かるだろう。前後半で戦い方を大きく変化させたのは見事だった。

▽今季からレスターを指揮し始めたラニエリだが、プレミアリーグは初挑戦ではなく、2000年から2004年まではチェルシーを率いていた。ブルーズでの経験が今季のマネジメントに大きく生きたことは間違いない。

◆歴史的チームのレギュラーとして名を残した岡崎
▽そして、この歴史的なチームに岡崎慎司が在籍していたことも日本人にとって嬉しいことだ。しかも、第21節以降は全試合で先発するなど、レギュラーとして優勝に大きく貢献したことは非常に誇らしい。
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▽5得点0アシストと数字上では平凡にみられるかもしれないが、岡崎の働きは大きかった。豊富な運動量を生かしたファーストディフェンダーとしてのプレスや、相手守備陣を釣るインテリジェンスなランニングは、ヴァーディの得点量産やチームの堅守を助けた。守備と戦術の国であるイタリア人のラニエリが絶賛するのも頷けるプレーぶりだった。

◆来季の目標は…
▽かくして、レスターはプレミアリーグ、いやスポーツの歴史に名を残す奇跡的な偉業を達成した。来季は、クラブ史上初となるチャンピオンズリーグ挑戦が待っている。

▽しかし、チャンピオンズリーグを戦いながらプレミアリーグでも再び上位に進出するのは、困難なはずだ。“絶対的レギュラー”のチームでチャンピオンズリーグと並行することは自殺行為であり、より選手層を厚くする必要がある。メガクラブから標的にされているカンテ、マフレズ、ヴァーディの3人のうち1人ないし2人は流出せざるを得ない状況になることを覚悟して、夏の補強計画を進める必要がある。

▽レスターが王者の座を防衛することは極めて難しく、来季のプレミアでの現実的な目標はヨーロッパ圏内となるだろう。クラブの次のステップは、リーグの上位を維持し続けること。クラブの発展には、継続性が不可欠だ。今回の偉業を10年後、20年後と年月を重ねるごとに輝かさせてはならない。例年以上に忙しくなる今オフシーズン、来季以降のチームの浮沈を左右するフロントの仕事ぶりに引き続き期待がかかる。

《超ワールドサッカー編集部・音堂泰博》

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「話すつもりはない」去就について口を閉ざしたアレクサンダー=アーノルド、ケガからの復帰戦で決勝ゴールに「永遠に忘れられない特別な瞬間」

リバプールのイングランド代表DFトレント・アレクサンダー=アーノルドが自身の去就について言及した。クラブ公式サイトが伝えた。 20日、プレミアリーグ第33節でレスター・シティとアウェイで対戦した。 勝てば優勝に王手をかけられるリバプールと、負ければ1年でのチャンピオンシップ(イングランド2部)降格が決定するレスターの対戦。負ければ終わりのレスターは粘りを見せる戦いに。リバプールもなかなか守備を崩せずに時間が進んでいく。 しかし76分、途中出場のアレクサンダー=アーノルドがゴール。右CKの流れからゴール前で混戦となり、レスターが身体を張って防いだ中、アレクサンダー=アーノルドがねじ込んだ。 リバプールはこの1点を守り切り、0-1で勝利を収めた中、アレクサンダー=アーノルドは最高の瞬間か?と聞かれ「もちろんだ」とコメント。キング・パワー・スタジアムでの良い思い出を語り、ケガからの復帰戦でのゴールを喜んだ。 「正直に言うと、このスタジアムで良い瞬間を何度か経験したし、ここでゴールもいくつか決めた。タイトル獲得に大きく近づき、ケガからの復帰初戦でもあったから、僕にとって重要な試合だった」 「復帰できて興奮していたし、ここ数週間はコンディションを回復するために一生懸命練習してきた。プレーするのが待ちきれなかったし、ゴールに貢献できて嬉しかった。本当に大きなゴールだった」 ケガから復帰戦で決勝ゴールを決めた中、話題はやはり去就に。レアル・マドリーへの移籍も噂される中で、自身について語ることはないと改めて表明。ただ、こうして勝利に貢献し、タイトル獲得に向かって進んでいくことは幸せだと語った。 「シーズンを通して言ってきたように、自分の状況について話すつもりはないし、詳細に触れるつもりもない。でも、今日のような日々はいつも特別だ」 「ゴールを決め、プレーし、試合に勝ち、タイトル獲得に近づき、タイトル争いに加わった。これらは僕にとって永遠に忘れられない特別な瞬間であり、その一部になれたことを嬉しく思っている」 <span class="paragraph-title">【動画】レスターが必死で守る中、アレクサンダー=アーノルドが強引にねじ込む!</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Ah2dfJdt5Yg";var video_start = 128;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.04.21 19:20 Mon
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「今週中に優勝できる」2度目のプレミア制覇に王手のリバプール、スロット監督はコロナ禍で規制があった前回優勝を回想「ファンにとって特別な瞬間になる」

リバプールのアルネ・スロット監督が、リーグ優勝に向けてコメントした。クラブ公式サイトが伝えた。 20日、プレミアリーグ第33節でレスター・シティとアウェイで対戦した。 勝てば優勝に王手をかけられるリバプールと、負ければ1年でのチャンピオンシップ(イングランド2部)降格が決定するレスターの対戦。負ければ終わりのレスターは粘りを見せる戦いに。リバプールもなかなか守備を崩せずに時間が進んでいく。 しかし76分、途中出場のトレント・アレクサンダー=アーノルドがゴール。リバプールはこの1点を守り切り、0-1で勝利を収めた。 この勝利で優勝に王手をかけることとなったリバプール。プレミアリーグになってから2度目の優勝に向けて、ファンの支えがあったからだと感謝した。 「彼らの働きはまさにセンセーショナルだった。ファンが望んでいることは、我々がリーグ優勝することだけだ。35年間で1度しかリーグ優勝できておらず、しかも新型コロナウイルス(COVID-19)の影響でファンが参加できなかった」 「ファンはリーグ優勝に関わっていたが、おそらく望んでいたほどではなかった。優勝の瞬間は、ファンにとって特別な瞬間となるだろう」 「来週は本当に楽しみだ。アーセナルは素晴らしいチームであり、今週中に優勝できると確信している。おそらく我々自身で優勝を掴む必要があり、最初のチャンスは来週のトッテナム戦だ」 2位アーセナルとの勝ち点差は残り5試合で「13」。アーセナルは次節クリスタル・パレスと26日に対戦し、リバプールは翌日にホームでトッテナムを迎えるため、アーセナルが負けることはないだろうとスロット監督は敬意を示した。 その中で、残り1週間の過ごし方についても言及。王手をかけている状態では簡単ではないとしながらも、選手たちに休みを与え、週末の試合に向けての集中力をその後に高めていきたいとした。 「ここでは経験はしていないので、様子を見なければならないが、フェイエノールト時代の経験から言えることは、もちろん騒がしく、みんながとても興奮しているということだ」 「ただ、トレーニング場ではただトレーニングに集中し、トッテナム戦に向けて最善の準備を整えようとしている。トッテナムはケガ人が続出しているチームであり、我々が全力を注ぐべきチームだ」 「選手たちにも今週は1日、2日の休みを設けている。これはずっと前から計画していたことだ。彼らが愛する人たちと楽しい時間を過ごし、トッテナム戦に向けて再び一緒に練習できる時には、完全に集中してくれることを願っている」 <span class="paragraph-title">【動画】難しい戦いになるも、しっかりと勝ち切ったリバプール</span> <span data-other-div="movie"></span> <script>var video_id ="Ah2dfJdt5Yg";var video_start = 0;</script><div style="text-align:center;"><div id="player"></div></div><script src="https://web.ultra-soccer.jp/js/youtube_autoplay.js"></script> 2025.04.21 14:25 Mon
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今季のプレミアで最も代理人に手数料を支払ったのはチェルシー、2度の移籍期間で114.2億円

2024-25シーズンの2度の移籍期間で最も代理人手数料を支払ったクラブが判明した。その金額は6038万4449ポンド(約114億2000万円)とのことだ。 シーズンも佳境に迫る中、イングランドサッカー協会(FA)は2024年2月2日から2025年2月3日までの期間で、FAに登録されているクラブおよびサッカーエージェントの最新の支払い金額を公表した。 最も代理人に手数料を支払っていたのはチェルシー。トッド・ベーリー氏がオーナーになってから多額の資金を補強に投じている中、2024年夏にポルトガル代表FWジョアン・フェリックス(現ミラン)やFWペドロ・ネト、MFキーナン・デューズバリー=ホールらを補強し、6038万4449ポンド(約114億2000万円)を支払っている。 2位はマンチェスター・シティで5212万6339ポンド(約98億5700万円)。FWサヴィオやFWオマル・マーモウシュ、MFニコラス・ゴンサレス、DFアブドゥコディル・クサノフなどを獲得している。 3位はマンチェスター・ユナイテッドで3302万2197ポンド(約62億4300万円)を支払っており、DFレニー・ヨロ、FW ジョシュア・ザークツィー、DFマタイス・デ・リフトなどを獲得していた。 プレミアリーグの20クラブの総額では4億913万7387ポンド(約773億5000万円)を代理人に支払っているという。 なお、この数字は数字が公表され始めてから初めての減少になったとのことだ。 チャンピオンシップ(イングランド2部)では日本代表MF田中碧が所属するリーズ・ユナイテッドが1位となり、1883万6447ポンド(約35億6200万円)となった。なお2位のバーンリーは530万5608ポンド(約10億円)となっており、3倍以上の金額を投資していた。 <span class="paragraph-title">【データ】2024-25シーズン代理人手数料ランキング</span> <span data-other-div="movie"></span> <div style="text-align:center;"><img class="lazyload" data-src="https://image.ultra-soccer.jp/1200/img/2025/plclub2024-25.jpg" style="max-width:100%; min-height:200px;"></div> <table style="max-width:100%;background-color: #dfdfdf;"> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 順位 </td> <td style="font-size:0.8em; "> チーム名 </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; "> 金額 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 1位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> チェルシー </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 6038万4449 / 約114億2000万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 2位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> マンチェスター・シティ </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 5212万6339 / 約98億5700万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 3位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> マンチェスター・ユナイテッド </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£3302万2197 / 約62億4300万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 4位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> アストン・ビラ </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 2507万7873 / 約47億4000万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 5位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> ニューカッスル </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 2436万6737 / 約46億500万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 6位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> アーセナル </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 2279万1917 / 約43億800万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 7位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> リバプール </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 2083万5652 / 約39億4000万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 8位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> ウェストハム </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 1901万9377 / 約35億9600万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 9位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> トッテナム </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 1842万9639 / 約34億8400万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 10位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> ブライトン </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 1655万3102 / 約31億3000万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 11位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> ボーンマス </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 1642万5116 / 約31億500万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 12位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> ブレントフォード </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 1476万2657 / 約27億9000万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 13位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> ウォルバーハンプトン </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 1350万560 / 約25億5200万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 14位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> ノッティンガム・フォレスト </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 1299万1664 / 約24億5600万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 15位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> フルアム </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 1275万1674 / 約24億1000万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 16位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> クリスタル・パレス </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 1195万2031 / 約22億6000万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 17位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> レスター・シティ </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 982万4219 / 約18億5700万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 18位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> エバートン </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 915万6995 / 約17億3100万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 19位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> サウサンプトン </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 890万718 / 約16億8300万円 </td></tr> <tr><td style="font-size:0.8em; "> 20位: </td> <td style="font-size:0.8em; "> イプスウィッチ・タウン </td> <td> </td><td style="font-size:0.8em; ">£ 626万4471 / 約11億8500万円 </td></tr> </table> 2025.04.15 15:40 Tue

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