専門サイトがミランを酷評 「ドンナルンマ、アバーテ、本田は救われるが、それ以外は崩壊」

2016.04.26 03:13 Tue
ミランMF本田圭佑は25日、セリエA第35節ヴェローナ戦で先発フル出場した。ミラン専門サイト『milannews.it』は、先制点を演出した本田に及第点の「6」をつけ、高く評価している。

クリスティアン・ブロッキ監督の就任から3戦目、本田はMFジャコモ・ボナヴェントゥーラの負傷欠場もあり、4-3-1-2のトップ下として初めて先発のチャンスを手に入れた。

この機会にアピールしようと、本田は21分に左足のミドルシュートから先制点を演出。相手GKが弾いたボールをMFジェレミー・メネスが押し込んだ。

だが、ミランは逃げ切ることができず、70分にPKを献上して追いつかれると、その後も何度となくピンチを迎える。GKジャンルイジ・ドンナルンマのセーブでしのいでいたが、アディショナルタイムに本田のハンドでFKを与えると、これをFWルカ・シリガルディに決められ、土壇場で逆転された。

決勝点につながるFKを与えた形の本田だが、先制点を演出しただけでなく、追加点に迫るチャンスメークもあっただけに、『milannews.it』は寸評で次のように記している。

「トップ下として、新たな活力を見つけたようだった。メネーズの先制点は、素晴らしい動きから彼の左足がゴッリーニ(ヴェローナGK)の手を弾いたところから生まれたものだ。彼は自信を感じており、よくボールを欲しがった」

『milannews.it』の採点で本田のほかに及第点以上だったのは、「7.5」のドンナルンマ、「6.5」のDFイニャツィオ・アバーテ、「6」のDFクリスティアン・サパタ、DFマッティア・デ・シリオ、MFホセ・マウリ。同メディアは「ドンナルンマ、アバーテ、本田は救われるが、それ以外は崩壊」と酷評した。

17位カルピとゴールレスで引き分け、最下位相手に逆転負けを喫したミランは、ヨーロッパリーグ出場権を得られる6位こそキープしたが、7位サッスオーロに勝ち点1差と迫られた。次節は同じく残留争い中のフロジノーネとホームで対戦する。


提供:goal.com

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