レヴァンドフスキのドッペルパックでバイエルンがシャルケに完勝《ブンデスリーガ》

▽ブンデスリーガ第30節バイエルンvsシャルケが16日にアリアンツ・アレーナで行われ、3-0でバイエルンが完勝した。シャルケの内田は負傷のため欠場している。

▽前節シュツットガルト戦を快勝して4連勝とした首位バイエルン(勝ち点75)は、3日前に行われたCLベンフィカ戦を2-2で引き分け、5季連続ベスト4進出を果たした。両コンペティションで順調に結果を残している中、バイエルンはベンフィカ戦のスタメンから6選手を変更。レヴァンドフスキが先発に戻った一方、ゲッツェやコマンといったバックアップメンバーを一部起用した。

▽一方、ドルトムントとのダービーを引き分けに持ち込んだ7位シャルケ(勝ち点45)は、CL圏内の4位レバークーゼンに3ポイント差とされた。そのダービーのスタメンから2選手を変更。ベルアンダとコラシナツに代えてチュポ=モティングとアオゴを起用した。
▽[5-4]の守備ブロックを自陣に築くシャルケに対し、バイエルンが敵陣でボールを保持する展開で試合は展開。バイエルンはピッチいっぱいに開く左サイドのドグラス・コスタと右サイドのコマンを起点に打開にかかった。

▽そんな中、10分にカウンターからボイビュルクにシュートを打たれたが、ここはGKノイアーがセーブ。前半半ばにかけてもバイエルンはゴール前で人海戦術を採るシャルケを崩しきれない状況が続いた。▽しかし29分、ようやく決定機を演出する。右サイドからラフィーニャの上げたクロスにレヴァンドフスキが頭で合わせたシュートが枠を捉える。だが、GKフェールマンの好守に阻まれた。結局、ハーフタイムにかけてもハーフコートゲームを展開したバイエルンだったが、シャルケの守備ブロックを攻略できないまま前半を終えた。

▽後半開始2分にコマンのミドルシュートでゴールに迫ったバイエルンが、攻撃のギアを上げていく。50分にゲッツェがGKフェールマンを強襲するシュートを浴びせると、続く52分にはビダルがペナルティアーク中央から左足で放ったシュートがわずかに枠の右へ外れた。

▽そして54分、バイエルンが先制する。ビダルのヘディングでのパスをゴールエリア左付近で受けたレヴァンドフスキが胸トラップから左足を一閃。これがゴール右に決まってゴールをこじ開けた。

▽引き続きシャルケが自陣に引く一方、65分にバイエルンが追加点を奪う。オーバーラップしたラフィーニャが右サイドから上げたクロスを、ファーサイドのレヴァンドフスキがヘディングシュートでネットを揺らした。

▽その後、L･ザネのヘディングシュートで反撃を狙ったシャルケは2枚代えを敢行。フンテラールとガイスに代えてマックス・マイヤーとベルアンダを投入した。

▽しかし73分、バイエルンが勝負を決定付ける。ボックス左でリベリが仕掛けてルーズとなったボールをゴール前のビダルが押し込んだ。そして、79分のベルアンダのシュートをGKノイアーが好セーブで阻止したバイエルンが3-0で完勝。2位ドルトムントに暫定10ポイント差を付けている。