絶好調バカンブ弾など4発ビジャレアルが5年ぶりベスト4《EL》

▽ビジャレアルは14日、ヨーロッパリーグ(EL)準々決勝2ndレグでスパルタ・プラハとのアウェイ戦に臨み、4-2で快勝した。この結果、2戦合計スコアを6-3としたビジャレアルがベスト4へ進出している。

▽1週間前にエル・マドリガルで行われた1stレグをバカンブの2ゴールで2-1と先勝していたビジャレアルは、1stレグのスタメンからジャウメに代えてルカビナのみを変更した。

▽そのビジャレアルは開始5分、トリゲロスのスルーパスに抜け出したバカンブが先制ゴールを決め、2戦合計スコアで3-1と突き放す。その後、自陣に引いたビジャレアルはスパルタ・プラハの圧力を受けて何度か決定的なシュートに持ち込まれたが、相手のフィニッシュ精度を欠いて助かる。
▽20分にはディフェンスラインの背後を取ったソルダードがボックス右からシュートに持ち込むなどしてけん制したビジャレアルは、40分のクレイチのシュートがわずかに枠を外れて助かると、43分に試合を決定付ける。

▽右サイドからデニス・スアレスが上げたクロスのルーズボールを、ボックス中央のカスティジェホが拾ってゴール右へシュートを流し込み、2つ目のアウェイゴールを獲得した。さらに追加タイム1分には、左CKからブルーノが頭で合わせたシュートが相手選手に当たってネットを揺らし、2戦合計スコア5-1として前半を終えた。▽余裕の展開として迎えた後半、ビジャレアルは49分にCKの流れから右サイドのデニス・スアレスのクロスを受けたバカンブがトラップからシュートを決め、6-1とする。その後、ガスパールやトリゲロスを下げ、ジャウメやジョナタン・ドス・サントスを投入していく。

▽そのビジャレアルは65分にボックス手前からドカルのミドルシュートで1点を返されると、71分にもボックス右ゴールライン際からのクロスをファーサイドのクレイチに押し込まれ、2戦合計スコア3-6とされる。それでも、これ以上の反撃を許さずにタイムアップ。絶好調バカンブに牽引されたビジャレアルが5シーズンぶりにELベスト4に進出している。