ラツィオで白星デビューのインザーギ新監督、目指すは来季続投と兄弟対決
2016.04.11 12:30 Mon
ラツィオのシモーネ・インザーギ監督は10日、セリエAでの初戦を白星で飾った。不振からの脱却を目指すラツィオの新指揮官が目指すのは、来季もチームを率い、いつか兄と対戦することだ。
前節のローマダービーで4失点を喫し、完敗したラツィオは、ステファノ・ピオリ前監督を解任し、ユースを率いていたインザーギ監督を昇格させた。10日のパレルモ戦で3-0と快勝した指揮官は、試合後に次のように述べている。イタリアメディアが伝えた。
「うれしいよ。素晴らしい試合ができたからね。うまく準備し、すぐに良い形で試合に入れた。我々はダービーで手痛い黒星を喫したところで、相手は残留を争っているチームだったから、選手たちに賛辞を送りたい」
「我々は少し良くない時期にあった。だが、今はすぐに仕事を再開しなければいけない。次の試合(エンポリ戦)も簡単じゃないからだ。私はこのシーズン終盤戦、そして来年もラツィオを率いたいと思っている。あとは結果次第だ。だが、私はうまくやれると思っている」
2得点のFWミロスラフ・クローゼと、3点目を挙げたMFフェリペ・アンデルソンには、次のように賛辞を寄せている
「クローゼに契約延長を説得? 私は監督であり、マーケットは担当外だ。確かなのは、クローゼが最高級の選手であり、模範だということだよ。F・アンデルソンとの抱擁? 彼は正しいメンタリテーで試合に臨んだ。ゴールを決めるのにふさわしかったね」
今季は苦しんだラツィオだが、インザーギ監督は昨季のセリエAで3位に入ったチームの力を強調している。
「このチームは昨季、ユベントスを除いてすべてのチームを倒している。我々には素晴らしいクオリティがあるんだ。一つの試合でなら、どのチームでも倒すことができる」
兄のフィリッポ・インザーギ氏は昨季、ミランを率いたものの、1年で解任された。いつかセリエAの舞台で兄弟監督対決を実現させることが、ラツィオ新監督の希望のようだ。
「兄とは常に連絡を取っているし、試合前も話した。終わってからも話す。どちらが優秀か? それぞれの道のりを進まなければいけない。私は、いつかセリエAで監督として彼と対戦したい。選手時代と同じようにね」
提供:goal.com
前節のローマダービーで4失点を喫し、完敗したラツィオは、ステファノ・ピオリ前監督を解任し、ユースを率いていたインザーギ監督を昇格させた。10日のパレルモ戦で3-0と快勝した指揮官は、試合後に次のように述べている。イタリアメディアが伝えた。
「うれしいよ。素晴らしい試合ができたからね。うまく準備し、すぐに良い形で試合に入れた。我々はダービーで手痛い黒星を喫したところで、相手は残留を争っているチームだったから、選手たちに賛辞を送りたい」
「我々は少し良くない時期にあった。だが、今はすぐに仕事を再開しなければいけない。次の試合(エンポリ戦)も簡単じゃないからだ。私はこのシーズン終盤戦、そして来年もラツィオを率いたいと思っている。あとは結果次第だ。だが、私はうまくやれると思っている」
2得点のFWミロスラフ・クローゼと、3点目を挙げたMFフェリペ・アンデルソンには、次のように賛辞を寄せている
「クローゼに契約延長を説得? 私は監督であり、マーケットは担当外だ。確かなのは、クローゼが最高級の選手であり、模範だということだよ。F・アンデルソンとの抱擁? 彼は正しいメンタリテーで試合に臨んだ。ゴールを決めるのにふさわしかったね」
今季は苦しんだラツィオだが、インザーギ監督は昨季のセリエAで3位に入ったチームの力を強調している。
「このチームは昨季、ユベントスを除いてすべてのチームを倒している。我々には素晴らしいクオリティがあるんだ。一つの試合でなら、どのチームでも倒すことができる」
兄のフィリッポ・インザーギ氏は昨季、ミランを率いたものの、1年で解任された。いつかセリエAの舞台で兄弟監督対決を実現させることが、ラツィオ新監督の希望のようだ。
「兄とは常に連絡を取っているし、試合前も話した。終わってからも話す。どちらが優秀か? それぞれの道のりを進まなければいけない。私は、いつかセリエAで監督として彼と対戦したい。選手時代と同じようにね」
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