元オランダ代表がファン・ハールの弱点を指摘 「経験ある選手相手には苦労する」

ルイス・ファン・ハール監督がマンチェスター・ユナイテッドで苦労する理由を、ズバリ指摘する人物がいる。その人物は、「大人」との付き合いが苦手だと、指揮官の弱点を語った。

パトリック・クライファート氏は、オランダ代表選手として活躍した。アヤックスにて、10代にてブレイク。その際の指揮官が、ファン・ハール監督だった。同監督とは、1998年からバルセロナでともに仕事をした。

選手を引退した後は、オランダ代表スタッフとしてファン・ハール監督とともに働いた。2014年のワールドカップでは、オランダ代表をファン・ハール監督とともにベスト4まで押し上げた。

その後に挑戦したプレミアリーグで、ファン・ハール監督は苦しい時間を味わい続けている。今季に入っても、辞任の噂が2度流れたほどだ。

選手、スタッフとしてファン・ハール監督を知り尽くしたクライファート氏は、恩人の苦労の理由をズバリと指摘した。『オムニスポーツ』に、以下のように語った。

「ファン・ハールは本当にうまくやりたがる指導者で、すでに何かを勝ち取ってきたような経験豊富な選手相手には苦労するんだ」

「若い選手とは素晴らしくうまくいく。経験ある選手とも大丈夫だけれども、自分自身のプレーのビジョンを持った選手相手には苦労するようだね」

ただし、若手の中でも明暗分かれることがある。たとえば、今季のユナイテッドではFWメンフィス・デパイとFWマーカス・ラッシュフォードがそうだ。

「デパイは、やや難しい状況にある」

「若手は新天地で新しい選手たちに馴染むには、時間を必要とするものだ。PSVでの彼はスターだったし、今は他のビッグで若いスターたちの中でプレーしている。彼は良い人間だから、成功することを願っているよ」

自身も若くしてブレイクしたクライファート氏は、ラッシュフォードについてこう語る。

「彼はスピードがあり、空中戦にも強い。簡単に得点するよね。前線の高い位置に置かれて、それでも成功した。生き残ったのさ」

「(アントニー・)マルシャルとデパイとともに成功することを願うよ。彼らが本当にサッカーだけに集中できれば、マンチェスター・ユナイテッドの未来は非常に明るいものとなるだろう」

提供:goal.com