パレルモ、監督人事の“カオス”は終わらず…11月に解任したイアキーニと復縁
2016.02.15 18:59 Mon
パレルモは15日、チームの監督としてジュゼッペ・イアキーニ氏(51)が復帰することをクラブ公式サイトで発表した。
セリエAで苦しい戦いが続いているパレルモは、14日に行われた第25節トリノ戦もホームで1-3の敗戦を喫した。15位に位置するチームの復調は、11月まで指揮を執っていたイアキーニ監督に再び託されることになる。
マウリツィオ・ザンパリーニ会長は、一旦は解任したイアキーニ氏との”復縁”について声明で次のように述べている。
「困難な時期に戻ってきたくれたイアキーニに感謝したい。チームをセリエBからセリエAへ導いたのと同じスピリットで、この危機を脱する仕事をしてくれると確信している。残留を果たすことができれば、昇格と同じ価値があることだ」
「このカオスのような1カ月について謝罪したいが、すべてが悪いことばかりではなかったと願いたい。イアキーニに対する私の評価の誤りや誤解も一因だったが、そのカオスのおかげで彼との関係を再構築することができたからだ」
今季パレルモの監督人事は、会長自身も認めるようにまさに”カオス”と言うほかない。開幕から第12節まで指揮を執ったイアキーニ監督が解任された後、ダビデ・バッラルディーニ氏が新監督となったが、わずか2カ月で同氏も解任されることになった。
1月には元アルゼンチン代表のギジェルモ・バロス・スケロット氏が新監督に招へいされたが、同氏はイタリアで指揮を執るのに必要なUEFAライセンスを取得することができず。第20節ではファビオ・ヴィヴィアーニ氏、第21節ではジョヴァンニ・ボージ氏がスケロット氏の代役としてチームを率いた。
結局スケロット氏のライセンス取得が認められないまま、1月末にはジョヴァンニ・テデスコ氏を監督に任命。テデスコ氏が3試合を率いた後、スケロット氏が正式にチームを去ること、ボージ氏が監督に就任してテデスコ氏が副監督となることが発表されたが、その体制もトリノ戦1試合限りのものとなった。
もはや今季何度目の監督交代なのかも数えられないほどだが、これが最後になるのだろうか…。イアキーニ監督が残り13試合を戦い抜くことができるのかどうか注目だ。
提供:goal.com
セリエAで苦しい戦いが続いているパレルモは、14日に行われた第25節トリノ戦もホームで1-3の敗戦を喫した。15位に位置するチームの復調は、11月まで指揮を執っていたイアキーニ監督に再び託されることになる。
マウリツィオ・ザンパリーニ会長は、一旦は解任したイアキーニ氏との”復縁”について声明で次のように述べている。
「困難な時期に戻ってきたくれたイアキーニに感謝したい。チームをセリエBからセリエAへ導いたのと同じスピリットで、この危機を脱する仕事をしてくれると確信している。残留を果たすことができれば、昇格と同じ価値があることだ」
「このカオスのような1カ月について謝罪したいが、すべてが悪いことばかりではなかったと願いたい。イアキーニに対する私の評価の誤りや誤解も一因だったが、そのカオスのおかげで彼との関係を再構築することができたからだ」
今季パレルモの監督人事は、会長自身も認めるようにまさに”カオス”と言うほかない。開幕から第12節まで指揮を執ったイアキーニ監督が解任された後、ダビデ・バッラルディーニ氏が新監督となったが、わずか2カ月で同氏も解任されることになった。
1月には元アルゼンチン代表のギジェルモ・バロス・スケロット氏が新監督に招へいされたが、同氏はイタリアで指揮を執るのに必要なUEFAライセンスを取得することができず。第20節ではファビオ・ヴィヴィアーニ氏、第21節ではジョヴァンニ・ボージ氏がスケロット氏の代役としてチームを率いた。
結局スケロット氏のライセンス取得が認められないまま、1月末にはジョヴァンニ・テデスコ氏を監督に任命。テデスコ氏が3試合を率いた後、スケロット氏が正式にチームを去ること、ボージ氏が監督に就任してテデスコ氏が副監督となることが発表されたが、その体制もトリノ戦1試合限りのものとなった。
もはや今季何度目の監督交代なのかも数えられないほどだが、これが最後になるのだろうか…。イアキーニ監督が残り13試合を戦い抜くことができるのかどうか注目だ。
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