千葉が福岡に圧勝し2連勝で最終戦の鹿島戦へ《ニューイヤーカップ》

2016.02.02 12:55 Tue
▽2日に行われた2016年Jリーグ・スカパー! ニューイヤーカップの宮崎ラウンド、第2戦の千葉vs福岡は、千葉が5-1で勝利した。
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▽1月31日に開幕したニューイヤーカップの宮崎ラウンド。千葉は、初戦で熊本とのJ2勢対決を2-1で勝利し、一方の福岡は鹿島とのJ1勢対決で0-2と完敗を喫していた。▽4-4-2のフォーメーションを用いる千葉は、大分から加入した若狭や横浜FCから加入した小池、東京Vから期限付き移籍で加入した菅嶋など、新加入の選手が多くスタメンに名を連ねた。対する福岡も4-4-2を採用し、新加入選手のGK兼田、MF為田がメンバー入りを果たしている。
▽試合はお互いにバックラインの背後を意識した戦いを見せる。互いにロングボールを使って前線に起点を作ろうとする中、千葉が徐々に主導権を握った。迎えた11分には、相手陣内で細かくワンタッチパスを繋ぎ右サイドを抜け出したアランダがゴール前にスルーパスを送る。するとファーポストにフリーで走り込んだ菅嶋が難なく蹴り込んで千葉が先制に成功した。

▽押され気味だった福岡は17分に末吉のスルーパスから為田がコントロールシュートを放つが、ボールが落ち切らずに枠を越えてしまう。21分には左サイドの阿部が入れたクロスに坂田が合わせるが、ここもサイドネットを揺らすなどゴールが遠い展開となった。
▽福岡の攻撃を凌いでいった千葉は28分に追加点を奪う。ハーフウェイラインより敵陣の位置でボールを持ったアランダが右サイドの裏に大きく展開。ボールを受けた小池がゴール前に折り返すと、GK兼田はボールを弾けずに最後はファーサイドの町田が楽々と押しこんだ。さらに34分にはボックス内に突進したアランダを田村がファウルで止めて、千葉がPKを獲得。これを吉田が冷静に沈めて、千葉が3点リードして試合を折り返した。

▽後半は千葉が多々良とアランダを下げて北爪と富澤を投入。リードを許す福岡はメンバー交代なしで迎えた。すると55分、千葉は小池のスルーパスに反応した吉田がGKの体勢を崩してシュートを流しこんだ。今大会で得点がない福岡だったが、58分に相手の裏を取った為田が坂田のスルーパスを流し込んでついにゴールを奪う。

▽その後は両チームとも交代カードを切っていく中で拮抗した展開となる。それでも75分、中盤でボールを受けた井出がドリブルでボックスに侵入してシュート。一度はGKに弾かれるもこぼれ球を自身で蹴り込んだ。得点が欲しい福岡だったが、城後や金森、中村など昨シーズンの主力を送り込むが決定機を作れず。結局試合はそのまま終了し、大勝した千葉が2連勝を飾り、福岡にとっては攻守に課題が出た試合となった。

千葉 5-1 福岡
【千葉】
菅嶋弘希(11分)
町田也真人(28分)
吉田眞紀人(35分)
吉田眞紀人(55分)
井出遥也(75分)
【福岡】
為田大貴(58分)

【スタメン】
◆千葉
GK
21 藤嶋栄介
DF
5 多々良敦斗(→4 北爪健吾 46分)、20 若狭大志、24 イ・ジュヨン(→28 乾貴哉 61分)、13 比嘉祐介
MF
16 小池純輝(→10 長澤和輝 61分)、7 佐藤勇人(→8 井出遥也 71分)、22 アランダ(→15 富澤清太郎 46分)、14 町田也真人
FW
32 菅嶋弘希(→9 エウトン 71分)、18 吉田眞紀人(→30 仲村京雅 71分)

◆福岡
GK
25 兼田亜季重
DF
16 三島勇太(→22 中村北斗 73分)、26 田村友、19 堤俊輔(→2 濱口功聖 76分)、3 阿部巧(→29 古部健太 86分)
MF
11 坂田大輔(→31 崎村祐丞 69分)、15 末吉隼也、33 鈴木惇(→10 城後寿 63分)、13 為田大貴
FW
27 邦本宜裕、 14 平井将生(→7 金森健志 64分)


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2位清水vs3位長崎のシックスポインターは両者譲らずドロー…櫻川ソロモン2発の首位横浜FCは逆転勝利で16戦無敗【明治安田J2第30節】

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