「L・スアレス、ベンゼマ以上のストライカーだ」…ヒホンで躍進する19歳のパラグアイ人FW
2016.01.25 23:35 Mon
今季、リーガエスパニョーラ1部に復帰したスポルティング・ヒホンで、際立った存在感を放つ若手選手がいる。パラグアイ人のストライカー、アントニオ・サナブリア。現在19歳の同選手はリーガ第21節までで9得点を決めるなど、現在降格圏に位置するスポルティングで気を吐いている。その内6得点は2度のハットトリックで記録したものだが、21歳以下の選手が2試合でハットトリックを達成するのは、リーガ史上初のこととなった。
パラグアイのサン・ロレンソ生まれのサナブリアは、11歳の頃に母親、3人の兄弟とともに、より良い生活を求めてカタルーニャのシッチェスへと移り住んだ。その町のクラブ、ブランカ・スブールで頭角を現わすと、2009年にバルセロナの下部組織に入団。2013-14シーズンにバルセロナBでデビューを果たし、シーズン途中には移籍金450万ユーロでローマへと渡った。そして今季、ローマからのレンタルによってスポルティングに加わり、再びスペインでプレーすることになった。
「そのクオリティーが周りの選手と異なるものであったことは、すぐにわかった。彼は凄すぎた。両足を扱え、簡単にマークを外し、スピードがあり、テクニックも完璧だ」。そう語るのは、ブランカ・スブールでサナブリアを指導したジョゼップ・パスクアル氏だ。育成年代の指導に情熱を注ぐ同氏は、サナブリアがバルセロナFWルイス・スアレス、レアル・マドリーFWカリム・ベンゼマをも超える逸材との見解を示している。
「彼と話すときには、L・スアレスを見なければいけないと言うよ。その戦い方、勇敢さ、大胆さなどをね。しかし私にとって、彼はL・ルアレス、ベンゼマをも超えるストライカーだ。おそらく、ベンゼマの後継者として理想的だろう。トニー(サナブリア)は自分を信じることで、望むところまで到達することができる」
パスクアル氏はまた、マドリーが過去にサナブリアの獲得を目指していたことを明かしている。曰く、マドリーのスカウトを務めるマノロ・ロメロ氏の目に留まったものの、最終的にクラブ側から入団を拒否されたという。
「マノロは彼に惚れ込み、サナブリアの両親も説得した。その後にマドリッドに滞在し、クラブの施設や学校を見て回ったが…、下部組織の責任者だったパルメロが一歩を踏み出さなかったんだよ。書類の問題や、フロレンティーノ・ペレスが再び会長になるなどの理由で、結局入団は破談となってしまった」
「そのためにバルセロナの関係者と話し、こちらは入団が決まった。その後ローマへと移籍したが、我々は育成補償をあのクラブに求め、FIFAに介入してもらわなければならなかった。規模の大きなクラブというのは、いつもそうなんだよ。4000万ユーロは支払えるのに、数千ユーロの支払いを回避しようとするんだ」
ブランカ・スブールのコーチは一方で、サナブリアが当時と変わっていない点として、非常に内気な性格を挙げている。
「信じられないほどに内気だね。最初のインタビューのときには、すべての話を記者から切り出さなければならなかった。毎年夏に行われるサッカースクールも、いつも来るのをためらってしまう。しかし、それでも最終的にはやって来るし、それは子供たちにとって大きな喜びだ」
内気なスター候補は、今後どのような軌跡を描いていくのだろうか。
提供:goal.com
パラグアイのサン・ロレンソ生まれのサナブリアは、11歳の頃に母親、3人の兄弟とともに、より良い生活を求めてカタルーニャのシッチェスへと移り住んだ。その町のクラブ、ブランカ・スブールで頭角を現わすと、2009年にバルセロナの下部組織に入団。2013-14シーズンにバルセロナBでデビューを果たし、シーズン途中には移籍金450万ユーロでローマへと渡った。そして今季、ローマからのレンタルによってスポルティングに加わり、再びスペインでプレーすることになった。
「そのクオリティーが周りの選手と異なるものであったことは、すぐにわかった。彼は凄すぎた。両足を扱え、簡単にマークを外し、スピードがあり、テクニックも完璧だ」。そう語るのは、ブランカ・スブールでサナブリアを指導したジョゼップ・パスクアル氏だ。育成年代の指導に情熱を注ぐ同氏は、サナブリアがバルセロナFWルイス・スアレス、レアル・マドリーFWカリム・ベンゼマをも超える逸材との見解を示している。
「彼と話すときには、L・スアレスを見なければいけないと言うよ。その戦い方、勇敢さ、大胆さなどをね。しかし私にとって、彼はL・ルアレス、ベンゼマをも超えるストライカーだ。おそらく、ベンゼマの後継者として理想的だろう。トニー(サナブリア)は自分を信じることで、望むところまで到達することができる」
パスクアル氏はまた、マドリーが過去にサナブリアの獲得を目指していたことを明かしている。曰く、マドリーのスカウトを務めるマノロ・ロメロ氏の目に留まったものの、最終的にクラブ側から入団を拒否されたという。
「マノロは彼に惚れ込み、サナブリアの両親も説得した。その後にマドリッドに滞在し、クラブの施設や学校を見て回ったが…、下部組織の責任者だったパルメロが一歩を踏み出さなかったんだよ。書類の問題や、フロレンティーノ・ペレスが再び会長になるなどの理由で、結局入団は破談となってしまった」
「そのためにバルセロナの関係者と話し、こちらは入団が決まった。その後ローマへと移籍したが、我々は育成補償をあのクラブに求め、FIFAに介入してもらわなければならなかった。規模の大きなクラブというのは、いつもそうなんだよ。4000万ユーロは支払えるのに、数千ユーロの支払いを回避しようとするんだ」
ブランカ・スブールのコーチは一方で、サナブリアが当時と変わっていない点として、非常に内気な性格を挙げている。
「信じられないほどに内気だね。最初のインタビューのときには、すべての話を記者から切り出さなければならなかった。毎年夏に行われるサッカースクールも、いつも来るのをためらってしまう。しかし、それでも最終的にはやって来るし、それは子供たちにとって大きな喜びだ」
内気なスター候補は、今後どのような軌跡を描いていくのだろうか。
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