シャルケ、来夏にSDを交代? マインツの凄腕マネジャーが候補に

マインツのクリスティアン・ハイデルGM(ゼネラルマネジャー)がシャルケ幹部に加わることになるのだろうか。ドイツ『ビルト』は、シャルケがホルスト・ヘルトSD(スポーツディレクター)との契約を更新せず、後任にハイデルGMを招へいする可能性を指摘している。

シャルケは2010年夏にクラブに加入したヘルトSDと今シーズン終了までの契約を結んでいる。だがチームが昨シーズンを6位で終え、チャンピオンズリーグ出場権を逃したことで、クラブ内部では同SDに対する不満の声も上がっているようだ。

シャルケ取締役会の一員でもあるヘルトSDだが、『ビルト』によると、クラブは組織構成の変更に向けて同SDとの契約を更新せず、新たなSDの招へいを検討しているという。その候補としてすでにボルシアMGのマックス・エーベルSD、ブレーメンのトーマス・アイヒンSD、バイエルン・ミュンヘンのミヒャエル・レシュケ技術部長らと接触したとも伝えている。

だが同メディアによれば、シャルケが最も強くヘルトSDの後任に望んでいるのは、ブンデスリーガでGMとしての最多勤務年数を誇るマインツのハイデルGMのようだ。同GMは1992年以来マインツの補強も担当し、現リバプールのユルゲン・クロップ監督や現ボルシア・ドルトムントのトーマス・トゥヘル監督らを「発掘」したことで知られる凄腕マネジャーだ。

一方、シャルケのクレメンス・テニエス監査役会長はこれらの噂について、「おそらくシャルケが平和であることが気に入らない者がいるのだろう。彼らはそれを乱そうとしているようだ」と報道を非難。ハイデルGMも「自分に関する憶測にコメントしたことはないし、今回も何も言わないよ」と多くを語らない。だが、過去には以下のように話していたこともあった。

「私の年齢になれば、(仕事としての)好機ではなく、挑戦だけにしか興味がないよ! そういった挑戦が訪れた場合には、受けるかどうか考えなければならないね」

ブンデスリーガ創設前の1957-58シーズンを最後に、リーグ優勝を成し遂げることはできていないシャルケ。ドイツ国内で2番目に多い13万600人のクラブ会員の希望に応えることは、ハイデルGMにとって「挑戦」の定義に当てはまるのだろうか。

提供:goal.com