監督交代のカルピが好調トリノを下してセリエA初勝利《セリエA》

2015.10.04 03:50 Sun
▽3日にスタディオ・アルベルト・ブラーリアで行われたセリエA第7節のカルピvsトリノは、2-1でホームのカルピが勝利した。カルピはセリエA初白星を飾っている。
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▽前節のローマ戦で1-5と大敗したカルピは9月29日、クラブを初のセリエA昇格に導いたカストーリ前監督を解任し、サンニーノ監督を新指揮官に招へい。4勝1敗1分と好スタートを切ったものの、マクシモビッチやブルーノ・ペレス、バセッリといった主力に負傷者が続出しているトリノをホームに迎えた。
▽試合はゴールレスで迎えた後半に動く。52分、左サイドからカットインしたガブリエウ・シウバがボックス左から右足でシュートを放つと、左ポストに弾かれたボールがGKパデッリの背中に当たってゴールに吸い込まれた。

▽先制したカルピは72分、カウンターからボックス左のボッリエッロが上げた柔らかいクロスをマトスがヘディングで押し込み、リードを広げた。直後の75分にマキシ・ロペスにPKを決められ、トリノに1点を返されたが、このまま試合は終了。前節のフロジノーネに続き、初昇格組のカルピが待望のセリエA初勝利を飾った。

▽サンニーノ監督は試合後、歴史的なカルピのセリエA初勝利について以下のように話している。『スカイ・スポーツ・イタリア』が伝えた。
「ファブリツィオ・カストーリがいかにこの瞬間のために貢献したか思い出してほしい。監督交代は問題がある時だ。しかし、彼は歴史を築いたんだ。人生は続いていくよ」

「選手はセリエAとセリエBの違いを理解しなければいけない。今夜のようなプレーができれば、私たちはうまくできるんだ」

「トリノは強いチームであり、スペースを開かせる方法をしっている。彼らは私たちに問題をもたらしたが、今日の私たちは勝ち点3に全く相応しい。私自身、トリノと4度対戦し、常に勝っていた。彼らとの対戦では運が良いのかもしれないね。明日の試合で、私たちが最下位から脱出できるようポジティブな結果を望んでいるよ」

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