セリエB会長がグリーンカードの解釈を説明 「象徴的な価値にすぎない」

2015.09.05 12:26 Sat
▽今週末に開幕するセリエB(イタリア2部)で導入される「グリーンカード」に関し、セリエBのアンドレア・アボーディ会長が説明を行った。イタリア『コッリエレ・デッロ・スポルト』が伝えている。

▽アボーディ会長は、主にフェアプレー行為に対して出されるグリーンカードに関し、カード自体に価値はなく、極めて象徴的なものであるとの解釈を提示した。

「グリーンカードについて間違った認識を持つ人がいる。このカードは、単に象徴的な価値にすぎない。繰り返すが、象徴的な価値があるだけだ。そうでなければ、フットボールのルールを改正しなければいけない。この取り組みは、私たちの倫理委員会によって促進されている」
「このカードは、当たり前の行動に与えられることはない。特別な行動に対してのみ与えられる。例えば、負傷者が出た際にボールをピッチの外に出すことで、グリーンカードを得られるかといえば、そうではない」

「お互いを尊重し合い、フェアプレーを促進するための取り組みだ。我々は審判の協力を求めている。審判団は、非常に特別な行動を行ったと思われる選手たちを判断し、最終的にグリーンカードを提示するだろう。これは、尊重、フェアプレー、道徳、原則をフットボールの中心に戻すための複雑な計画の一部だ」
▽セリエBでは今夏、八百長が発覚したカターニャがレガ・プロ(イアリア3部)に降格させられる事件が起きており、グリーンカードの導入によって選手やクラブがフットボールの本質に立ち返ることを狙っていると見られている。

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