本田不出場のミラン、新2トップの移籍後初弾でホーム開幕戦を勝利で飾る《セリエA》

2015.08.30 05:39 Sun
ミランは29日、セリエA第2節でエンポリを本拠地サン・シーロに迎え、2-1で勝利した。本田はベンチ入りしたものの出場機会はなかった。
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▽フィオレンティーナとの開幕節をエリーの退場などもあって0-2で完敗したミランは、その試合のスタメンから3選手を変更。本田がベンチスタートとなり、スソがスタメンとなった。▽積極的な入りを見せたミランが、前からプレスをかけずに4-3の守備ブロックを敷いて構えるエンポリに対し、仕掛けていく展開となった。そのミランは8分にスソがミドルシュートを放つも、なかなか2トップにボールが入らず、徐々にエンポリのディオッセを軸としたポゼッションに応戦されていく。
▽しかしそんな中16分、新戦力の2トップが先制ゴールを生み出した。ルイス・アドリアーノのスルーパスに抜け出したバッカが独走してザンベッリを振り切りボックス内へ進入。GKもかわしてシュートを流し込んだ。

▽ところがわずか4分後、エンポリが試合を振り出しに戻す。サパタを背負ったマッカローネが絶妙なヒールパスをサポナーラに通すと、そのサポナーラがボックス左へ侵入。古巣相手に左足でシュートを突き刺した。
▽勢いを削がれる形となったミランはこれ以降パススピードが上がらず、シュートシーンを生み出せない状況が続く。そして、エンポリの構成力の高さの前にボールを奪いきれず、押し込まれる場面が増え始めていった。前半追加タイム1分にはCKのサインプレーからプッチャレッリに決定的なシュートを浴びせられるも、わずかに枠を逸れて前半を1-1で終えた。

▽後半頭からノチェリーノに代えてクツカを同ポジションに投入したミランが、前半立ち上がり同様にポゼッションを高める入りとなった。しかし、パススピードが幾分か増したものの、エンポリの守備を崩しきれず時間が経過していく。

▽そこでミハイロビッチ監督は55分にスソに代えてボナヴェントゥーラを投入。すると64分、そのボナヴェントゥーラの浮き球パスに抜け出したルイス・アドリアーノがボックス内でGKスコルプスキに倒されるも、ノーファウルの判定が下される。

▽その後もバイタルエリアで仕掛けるボナヴェントゥーラが打開を図るミランが攻勢を強めると、69分に勝ち越しに成功する。ボナヴェントゥーラの左CKにルイス・アドリアーノが打点の高いヘッドでゴールへ叩き込んだ。

▽失点を受けてエンポリが前がかったため、試合終盤はオープンな展開で推移。しかし、エンポリはマッカローネに代わって入ったムチェドリーゼが前線で起点となれず、ミランの守備陣も集中力を増したことで、互いに決定機を生み出せずにタイムアップ。新2トップの移籍後初ゴールでミランが逃げ切り、ホーム開幕戦を白星で飾った。

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