フィオレンティーナの新10番がドッピエッタ、バルセロナがICC最終戦を落とす《ICC2015》
2015.08.03 06:15 Mon
▽2日にフィレンツェのアルテミオ・フランキで行われたインターナショナル・チャンピオンズカップ(ICC)2015のフィオレンティーナvsバルセロナは、2-1でフィオレンティーナが勝利を収めた。
▽ヨーロッパに場所を移したICC。ホームのフィオレンティーナはパウロ・ソウザ新監督の下で3バックを重用してきたが、この試合では[4-2-3-1]のシステムを採用し、ロッシをベンチスタートとした。一方、メッシやネイマール、マスチェラーノといった休暇明け組を招集外としたバルセロナは、スアレスやイニエスタ、ラキティッチらが先発メンバーに入った。
▽バルセロナがボールを保持する予想通りの立ち上がりとなったが、ホームチームが鮮やかなゴールで早々に試合を動かす。4分、ボックス右でブスケッツの股を抜いてかわしたボルハ・バレロが中央に良質なクロスを供給。これに反応したベルナルデスキがヘディングでゴール左に流し込んだ。
▽あっさりと先制点を許したバルセロナは、その直後にスアレスとのワンツーでラキティッチがボックス内に侵入するも、シュートを決めきれない。するとフィオレンティーナは12分、ボックス右で仕掛けたホアキンがマイナスに折り返したボールをベルナルデスキが左足で合わせてゴール右に流し込む。新10番の2点目でフィオレンティーナがリードを広げた。
▽2点を追うバルセロナは17分、左からのボールを中央のラキティッチがダイレクトで縦にはたくと、このボールに反応したスアレスがゴール左にシュートを流し込んだ。1点を返したバルセロナは、攻勢を強めて敵陣に侵攻し、相手ゴールを度々脅かしていく。しかし、39分にスアレスが決定機を外すなど、前半のうちに同点にはできなかった。
▽この後半は互いに攻め合いながらも拮抗した展開が続いていく。その中でフィオレンティーナは58分、カウンターから右サイドに抜け出したG・ロドリゲスのクロスをロッシが左足アウトで合わせるも、枠に飛ばなかった。
▽対するバルセロナは62分、相手ディフェンスラインの裏を突破したスアレスがボックス右からシュートに持ち込むも、ここはGKタタルサヌにセーブされる。すると、この直後にはラキティッチとスアレスをベンチに下げ、バルトラとサンドロ・ラミレスをピッチに送り出した。
▽その後もペドロがキレのあるドリブルからシュートに持ち込むなど、攻勢に出たバルセロナだったが、ゴールを奪えずに1-2の敗戦。ICC2015の最終戦を落としたバルセロナは、5日にカンプ・ノウで第50回ジョアン・ガンペール杯でローマと対戦する。一方のフィオレンティーナは同日、スタンフォード・ブリッジでチェルシーとICC2015の最終戦が控えている。
◆スターティングメンバー
【フィオレンティーナ(4-2-3-1)】
GK:タタルサヌ
DF:トモビッチ、ゴンサロ・ロドリゲス、ロンカーリア、パスカル
MF:ボルハ・バレロ、バデリ
MF:ホアキン、イリチッチ、ベルナルデスキ
FW:ババカル
【バルセロナ(4-3-3)】
GK:テア・シュテーゲン
DF:セルジ・ロベルト、ピケ、ヴェルメーレン、ジョルディ・アルバ
MF:ラキティッチ、ブスケッツ、イニエスタ
FW:ラフィーニャ、スアレス、ペドロ
▽ヨーロッパに場所を移したICC。ホームのフィオレンティーナはパウロ・ソウザ新監督の下で3バックを重用してきたが、この試合では[4-2-3-1]のシステムを採用し、ロッシをベンチスタートとした。一方、メッシやネイマール、マスチェラーノといった休暇明け組を招集外としたバルセロナは、スアレスやイニエスタ、ラキティッチらが先発メンバーに入った。
▽バルセロナがボールを保持する予想通りの立ち上がりとなったが、ホームチームが鮮やかなゴールで早々に試合を動かす。4分、ボックス右でブスケッツの股を抜いてかわしたボルハ・バレロが中央に良質なクロスを供給。これに反応したベルナルデスキがヘディングでゴール左に流し込んだ。
▽2点を追うバルセロナは17分、左からのボールを中央のラキティッチがダイレクトで縦にはたくと、このボールに反応したスアレスがゴール左にシュートを流し込んだ。1点を返したバルセロナは、攻勢を強めて敵陣に侵攻し、相手ゴールを度々脅かしていく。しかし、39分にスアレスが決定機を外すなど、前半のうちに同点にはできなかった。
▽迎えた後半、フィオレンティーナはババカルとバデリからロッシとマリオ・スアレスに交代。一方のバルセロナは、前半に足を痛めた様子だったイニエスタを下げてムニルを投入した。
▽この後半は互いに攻め合いながらも拮抗した展開が続いていく。その中でフィオレンティーナは58分、カウンターから右サイドに抜け出したG・ロドリゲスのクロスをロッシが左足アウトで合わせるも、枠に飛ばなかった。
▽対するバルセロナは62分、相手ディフェンスラインの裏を突破したスアレスがボックス右からシュートに持ち込むも、ここはGKタタルサヌにセーブされる。すると、この直後にはラキティッチとスアレスをベンチに下げ、バルトラとサンドロ・ラミレスをピッチに送り出した。
▽その後もペドロがキレのあるドリブルからシュートに持ち込むなど、攻勢に出たバルセロナだったが、ゴールを奪えずに1-2の敗戦。ICC2015の最終戦を落としたバルセロナは、5日にカンプ・ノウで第50回ジョアン・ガンペール杯でローマと対戦する。一方のフィオレンティーナは同日、スタンフォード・ブリッジでチェルシーとICC2015の最終戦が控えている。
◆スターティングメンバー
【フィオレンティーナ(4-2-3-1)】
GK:タタルサヌ
DF:トモビッチ、ゴンサロ・ロドリゲス、ロンカーリア、パスカル
MF:ボルハ・バレロ、バデリ
MF:ホアキン、イリチッチ、ベルナルデスキ
FW:ババカル
【バルセロナ(4-3-3)】
GK:テア・シュテーゲン
DF:セルジ・ロベルト、ピケ、ヴェルメーレン、ジョルディ・アルバ
MF:ラキティッチ、ブスケッツ、イニエスタ
FW:ラフィーニャ、スアレス、ペドロ
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