パラグアイ戦に複雑な感情を抱くマルティーノ 「対戦したくなかった」

2015.06.30 18:33 Tue
コパ・アメリカは現地時間30日の準決勝で、アルゼンチン代表とパラグアイ代表が対戦する。アルゼンチンのヘラルド・マルティーノ監督は、かつて率いたパラグアイとの対戦に、複雑な感情を抱いているようだ。

マルティーノ監督は2007年にパラグアイ代表監督に就任し、2010年南アフリカ・ワールドカップでは、決勝トーナメント1回戦で日本をPK戦の末に下し、同国史上初のベスト8進出を果たした。さらに2011年コパ・アメリカでは決勝進出を果たすなど、多くの実績を残している。

アルゼンチンとパラグアイはグループBの初戦で対戦し、2-2で引き分けている。マルティーノ監督は試合前日の会見で、2度目の対戦は避けたかったと語った。

「パラグアイとは対戦したくなかった。我々は多くの出来事と感情を共有しているからね。長い間パラグアイで働いたんだ。ともに出発し、ワールドカップ、コパ・アメリカを経て、プロセスを終えた。とても深い関係を築いたよ。一緒にトレーニングに臨んだ多くの選手たちは、私を指導者として成長させてくれたし、キャリアに大きな影響を与えている」

とはいえ、決勝進出のためには勝たなければならない。マルティーノ監督は後半の出来が良くない現状を認めつつ、大きな問題にはならないと捉えているようだ。

「我々が試合の終え方に問題を抱えているのは明らかだ。(前半に2-0としながら、後半に2失点して2-2で引き分けた)パラグアイ戦だけでなく、ウルグアイ戦でも、ジャマイカ戦でもそうだった。改善しなければいけない。ただし、(ハビエル・)マスチェラーノは、あくまで偶然だと語ったが、私もそう思っているよ」

提供:goal.com

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