フィテッセがミランなどで活躍したトマソンをアシスタントコーチに招へい

2015.06.20 11:48 Sat
フィテッセは19日、かつてフェイエノールトやミランで活躍した元デンマーク代表FWヨン・ダール・トマソン氏(38)のアシスタントコーチ就任を発表した。契約期間は2年間となる。
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▽トマソンは、母国デンマークのキューゲでキャリアをスタートさせると、ヘーレンフェーンへと移籍。その後、ニューカッスルを経てフェイエノールトに加入し、2001-02シーズンには元日本代表MF小野伸二らと共にUEFAカップ(現在のヨーロッパリーグ)を制覇した。2002年にはミランへと移籍し、2002-03シーズンにチャンピオンズリーグ優勝。その後は、シュツットガルト、ビジャレアルと渡り、2011年にフェイエノールトで現役を引退していた。デンマーク代表としては112試合で52得点を記録し、同代表最多得点記録を保持している。▽また、引退後の2012年にはエクセルシオールのアシスタントコーチに就任し指導者としてのキャリアをスタートさせると、2013年にはエクセルシオールの監督に就任。しかし、シーズン途中にローダからオファーを受けて監督に就任するが、チームは最下位に低迷し降格。そのまま解任されていた。
▽トマソンは今回のアシスタントコーチ就任についてコメントを残している。

「誰もが知っているように、昨シーズンのフィテッセのスタイルを見れば断ることはできなかった。昨シーズン、パペンダル(フィテッセの練習場)を数日間訪れて見学した。クラブは素晴らしい施設とフットボールの明確なビジョンを持っている。私はアーネム(フィテッセの本拠地)で成功に貢献したいと思う」
▽また、クラブのモハメド・アラッハTD(テクニカルディレクター)は、国際経験豊富なトマソンをクラブに迎え入れることに期待を寄せている。

「彼は現役時代に素晴らしい記録と、素晴らしい経験がある。デンマーク代表として100試合以上のキャップを残し、厳しいヨーロッパのリーグをプレーしている。そして、2つのヨーロッパのタイトルを獲得した。フィテッセの選手たちは彼から何かを学ぶことができるだろう」

▽フィテッセは昨シーズンのエールディビジを5位で終えると、プレーオフを制して2015-16シーズンのヨーロッパリーグ出場権を獲得していた。

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