コパ・アメリカ出場国同士の対戦はブラジルに軍配《国際親善試合》

▽国際親善試合のブラジル代表vsメキシコ代表が7日に行われ、2-0でブラジルが勝利した。▽前日のCL決勝の関係でエースのネイマールを欠くブラジルは、FWヂエゴ・タルデリを1トップに配置した[4-2-3-1]で試合に臨んだ。一方、国内組が中心のメキシコは[5-3-2]のフォーメーションを採用。5バックの中央にはベテランのDFマルケスを配置した。▽コパ・アメリカ出場国同士の対戦となった試合は、序盤から少ない手数でシンプルに仕掛けるブラジルと、細かくボールをつないで攻撃を仕掛けるメキシコという構図で試合が展開される。そんな中、先にネットを揺らしたのはブラジルだった。28分、フェルナンヂーニョのサイドチェンジを左サイドで受けたフィリペ・ルイスが、ボックス左に走り込んだコウチーニョにパス。巧みな反転から縦に切り込んだコウチーニョが、ゴール左角度のない位置からシュートを狙うと、これが右隅に決まった。
▽さらにブラジルは37分、ウィリアンのスルーパスでボックス左に侵入したエリアスが中央へラストパス。これをヂエゴ・タルデリがゴールに流し込み追加点を奪った。

▽後半に入るとコパ・アメリカを見据え、両チームが積極的に選手交代を敢行。選手の入れ替わりに伴い、中盤でボールが停滞し、試合はこう着状態となる。69分にワンタッチパスで右サイドを崩したメキシコが、フローレスのクロスからシュートチャンスを迎えるも、J・コロナのヘディングシュートはGKジェフェルソンが正面でセーブした。▽試合終盤、ブラジルは途中出場のエベルトン・リベイロとフェルミノが立て続けにシュートを狙うが、相手のブロックに阻まれゴールはならず。結局試合は2-0で終了。ドゥンガ体制9連勝を飾ったブラジルは、11日にホンジュラスとの親善試合を戦い、コパ・アメリカに臨む。