トリノ会長、優勝回数は32と主張するユーベに苦言「処分すべき」

2015.04.29 19:12 Wed
トリノのウルバーノ・カイロ会長は28日、ユベントスが優勝回数を32回と主張していることに不満を表し、処分を科すべきだと主張した。

ユベントスは2006年に発覚したカルチョーポリ(カルチョ・スキャンダル)で、2つのスクデットをはく奪されている。だが、ユベントス側は正当な優勝だったと主張しており、クラブは本拠地に32個のスクデットを展示している。

1920年代に八百長問題でスクデットをはく奪された経験を持つトリノのカイロ会長は、サポーターによる問題が絶えないイタリアサッカー界について話すなかで、同じ街のライバルであるユベントスについて、次のように語った。イタリア複数メディアが伝えている。

「ユベントスが優勝回数は32だと言い続けているのは、良くないことだと思う。ルールや体制を尊重していないということだ。サポーターに対する最悪の模範だよ。会長や選手、監督や幹部など、模範となるべき役割の人間は、言動に気をつけなければいけない」

「私はユベントスに怒っているのではない。だが、法の場で30回とされているのに、32個のスクデットを掲げるなら、ピッチを閉鎖するとか罰金を科すとかの処分をすべきだ。スタジアムを閉鎖するのはできないかもしれないが、少なくとも(掲げられている)2つのスクデットを取り除くべきだよ。トリノだって1920年代にスクデットをはく奪された。私も優勝回数は8回とすべきということか?」


提供:goal.com

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