低調ミラン、本田に出番なくウディネーゼに完敗《セリエA》
2015.04.26 02:54 Sun
▽25日にフリウリで行われたセリエA第32節のウディネーゼvsミランは、ウディネーゼが2-1で勝利した。ミランの本田はベンチ入りしたが、出場機会はなかった。
▽前節のミラノ・ダービーをゴールレスドローで終えたミランは、2戦連続のドローで来季のEL出場権獲得が依然として厳しい状況。チームの成績よりもクラブの売却騒動が注目を集める中、インザーギ監督はダービーの先発から2人変更し、ポーリとアレックスに代えてパッツィーニとパレッタがスタメンに復帰した。また、右ウイングには引き続きスソが入り、本田はベンチスタートとなっている。
▽クラブ保有のスタジアムとして着々と改築が進むフリウリで幕を開けた試合は、そのホームチームが良い入りを見せた。アンカータイプのギジェルメをトップ下に置いた[4-3-1-2]の布陣で臨んだウディネーゼは、攻守にミランを上回る。そして、開始直後にディ・ナターレが際どいシュートを放てば、4分にはカウンターからガイホが相手ゴールに迫った。
▽対するミランは、ウディネーゼの果敢なプレスに苦しみ、思うようにボールを前に運べない。時間の経過とともに敵陣に押し込めるようになったが、頼みの綱のメネーズが抑えられて効果的に攻撃を仕掛けられなかった。
▽優位に試合を進めるウディネーゼは、ディ・ナターレのタッチダウンパスでサイドのスペースを突いてミランゴールに度々迫る。42分には右CKからニアサイドに飛び込んだヴィドマーが決定的なヘディングシュートを放ったが、わずかに枠の左に逸れていった。結局、ウディネーゼペースのまま前半を終える。
▽先制されたミランは慌てて攻撃を仕掛けるが、依然としてメネーズが抑え込まれてチャンスを作りきれない。インザーギ監督は64分、スソに代えてチェルチを投入し、メネーズをトップ下に置いた[4-2-3-1]のシステムに変更する。さらに74分にはボナヴェントゥーラを下げてデストロをピッチに送り出し、メネーズを再び左サイドに回して[4-4-2]の布陣とした。
▽しかし、この直後にウディネーゼが追加点を奪う。75分、ボックス手前からディ・ナターレが放った強烈なシュートはGKディエゴ・ロペスに弾き出されたが、ボックス右でルーズボールを拾ったギジェルメの折り返しをバドゥがゴールに押し込んだ。
▽リードを広げられたミランは交代がハマらず、ウディネーゼの守備を突破できない。88分にパッツィーニがヘディングシュートを決めて1点を返したが、反撃もここまで。低調なパフォーマンスでウディネーゼに完敗したミランは、3試合未勝利で来季のEL出場権獲得がさらに遠のいた。
▽前節のミラノ・ダービーをゴールレスドローで終えたミランは、2戦連続のドローで来季のEL出場権獲得が依然として厳しい状況。チームの成績よりもクラブの売却騒動が注目を集める中、インザーギ監督はダービーの先発から2人変更し、ポーリとアレックスに代えてパッツィーニとパレッタがスタメンに復帰した。また、右ウイングには引き続きスソが入り、本田はベンチスタートとなっている。
▽クラブ保有のスタジアムとして着々と改築が進むフリウリで幕を開けた試合は、そのホームチームが良い入りを見せた。アンカータイプのギジェルメをトップ下に置いた[4-3-1-2]の布陣で臨んだウディネーゼは、攻守にミランを上回る。そして、開始直後にディ・ナターレが際どいシュートを放てば、4分にはカウンターからガイホが相手ゴールに迫った。
▽優位に試合を進めるウディネーゼは、ディ・ナターレのタッチダウンパスでサイドのスペースを突いてミランゴールに度々迫る。42分には右CKからニアサイドに飛び込んだヴィドマーが決定的なヘディングシュートを放ったが、わずかに枠の左に逸れていった。結局、ウディネーゼペースのまま前半を終える。
▽ハーフタイムに負傷したパレッタに代えてラミを投入したミランは、後半に入っても攻撃のリズムが上がらない。一方、効果的なカウンターでゴールを目指すウディネーゼは、54分にガイホを下げてテローを投入。ストライカーを入れ替えて先制点を奪いに行く。すると58分、ディ・ナターレの右CKからファーサイドに流れたボールを収めたピンツィが右足でシュート。これがゴール左隅に突き刺さり、ウディネーゼが試合の均衡を破った。
▽先制されたミランは慌てて攻撃を仕掛けるが、依然としてメネーズが抑え込まれてチャンスを作りきれない。インザーギ監督は64分、スソに代えてチェルチを投入し、メネーズをトップ下に置いた[4-2-3-1]のシステムに変更する。さらに74分にはボナヴェントゥーラを下げてデストロをピッチに送り出し、メネーズを再び左サイドに回して[4-4-2]の布陣とした。
▽しかし、この直後にウディネーゼが追加点を奪う。75分、ボックス手前からディ・ナターレが放った強烈なシュートはGKディエゴ・ロペスに弾き出されたが、ボックス右でルーズボールを拾ったギジェルメの折り返しをバドゥがゴールに押し込んだ。
▽リードを広げられたミランは交代がハマらず、ウディネーゼの守備を突破できない。88分にパッツィーニがヘディングシュートを決めて1点を返したが、反撃もここまで。低調なパフォーマンスでウディネーゼに完敗したミランは、3試合未勝利で来季のEL出場権獲得がさらに遠のいた。
ミランの関連記事
セリエAの関連記事
|
ミランの人気記事ランキング
1
往年の名手ライカールト、古巣ミランで躍動するオランダ代表の後輩を絶賛「本当に好き」「世界No.1のMFへ軌道に乗った」
元オランダ代表のフランク・ライカールト氏が、古巣ミランで躍動する後輩を絶賛した。 20世紀終盤のサッカー界を代表するスーパースターだったライカールト氏。80年代にミランで欧州を制し、90年代にアヤックスで欧州を制し、そして監督としては2000年代にバルセロナで欧州の頂点へと登り詰めた。 選手キャリアの全盛期は、オランダトリオの一角として時代を謳歌したミランでの5年間。氏は5日、今なお愛着を持つミランのCLレアル・マドリー戦を観戦し、イタリア『ガゼッタ・デッロ・スポルト』で試合を振り返った。 「タイアニ・ラインデルス。私は彼が世界最高のセントラルハーフになることを長らく望んできたが、どうやら正しい軌道に乗ったようだ」 「ほんとうに彼のプレーが好きでね。ミランにおけるラインデルスの役割、重要性がますます高まっているようで嬉しい限りだ」 「あらゆる状況に対応できるユーティリティ性があり、フォア・ザ・チームの精神を持ち合わせている。何よりクオリティが高く、相手にとって危険な場面を作り出す術に長けている」 「そんな選手が自らゴールを陥れる頻度も高まっているという事実だ。これこそがチームのキープレーヤーであることを裏付けている。ラインデルスが進歩し、ミランも進歩する」 「私はこれからもラインデルスに想いを馳せる。彼がミランで素晴らしい瞬間を経験する機会が増えることを、心底願っているよ」 先月末にミラネッロを訪れ、ラインデルスとの対面も果たしていたライカールト氏。オランダ代表における後輩の“虜”となったようだ。 <span class="paragraph-title">【動画】ライカールト氏が絶賛した男はCLマドリー戦でもゴール</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="pt" dir="ltr">Rafael Leão Reijnders<a href="https://twitter.com/hashtag/UCL?src=hash&ref_src=twsrc%5Etfw">#UCL</a> <a href="https://t.co/BsVVKBQMZc">pic.twitter.com/BsVVKBQMZc</a></p>— UEFA Champions League (@ChampionsLeague) <a href="https://twitter.com/ChampionsLeague/status/1854493753735872995?ref_src=twsrc%5Etfw">November 7, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.11.07 21:10 Thu2
今夏にリバプール加入もコンディション整わずのキエーザ…1月にイタリア復帰の可能性も?
リバプールのイタリア代表FWフェデリコ・キエーザ(27)に、早くも移籍の可能性があるようだ。 これまでフィオレンティーナやユベントスで活躍してきたキエーザだが、今夏にユベントスから構想外の扱いに。多くの移籍先候補が浮上する中で、最終的にリバプールへの完全移籍が発表された。 しかし、ユベントスでプレシーズンに参加できなかった影響もあり、まったくコンディションが整っていなかったキエーザはリバプールでほぼ試合に出られず。ここまで公式戦3試合の出場、プレミアリーグでは18分、チャンピオンズリーグ(CL)では1分の出番に留まっている。 現在は負傷もあって戦列を離れているキエーザだが、ここまでの扱いもあって早くも去就は不透明に。イタリア『カルチョメルカート』によると、リバプールはこのままキエーザのコンディションが整わないようなら、来年1月の移籍市場でローマかミランにレンタルさせる可能性もあるようだ。 特にローマは今夏もキエーザ獲得を狙い続けてきた経緯があり、現在も動向はチェックしている模様。ただし、クラブはすでにダニエレ・デ・ロッシ監督とイバン・ユリッチ監督を続けざまに解任して後任選定中なこともあり、新たな指揮官がどのようなプランを持っているかにも左右されるという。 リバプールはアルネ・スロット監督の下でチームが順調なこともあり、1月に戦力を減らすことは基本的に消極的。とはいえ、この先もキエーザが戦力にならない状態が続く場合は再考の可能性があり、今後も動きは注目されることになりそうだ。 2024.11.13 10:55 Wed3
16歳カマルダ先発のミラン、レオンがドッピエッタもカリアリとの打ち合いは痛いドロー【セリエA】
ミランは10日、セリエA第12節でカリアリとのアウェイ戦に臨み、3-3で引き分けた。 前節モンツァにウノゼロ勝利とした7位ミラン(勝ち点17/1試合未消化)は、4日前のチャンピオンズリーグ(CL)レアル・マドリーとのビッグマッチをラインデルスの公式戦連発弾などで勝利。そのミランは会心の勝利を飾ったマドリー戦のスタメンから3選手を変更。負傷したモラタに代わって16歳カマルダが初先発を飾った。 16位カリアリ(勝ち点9)に対し、開始2分に失点する。CKの流れからファーサイドに流れたルーズボールをゾルテアにボレーで決められた。 それでも失点を受けて前がかるミランが15分に追いつく。ラインデルスの浮き球パスでボックス左に抜け出したレオンがループで流し込んだ。 同点後の17分、CKからルペルトにヘディングシュートで牽制されたミランが押し込む流れとする中、28分にはピッコリにネットを揺らされるもオフサイドで助かった。 その後もミランが圧力をかけると、40分に逆転する。フォファナのロングスルーパスを受けたレオンがGKもかわしてシュートを流し込んだ。 追加タイムはザッパにボレーを決められたかに思われたミランだったが、ゴール前でボールに触ったヴィオラがオフサイドでノーゴールとなり再び助かった。 迎えた後半もミランが押し込む流れとしていたが、53分に同点とされる。フォファナのバックパスをザッパにカットされ、そのままシュートを決められた。 その後、守勢を強いられたミランはエイブラハムとロフタス=チークを投入。するとエイブラハムが大仕事。69分、遅攻の流れからボックス右に侵入したプリシックのシュートのルーズボールを押し込んだ。 このままミランが勝ち切るかに思われたが、終盤の89分に落とし穴。アウジェッロの左クロスからザッパに見事なボレーを決められた。 ザッパにドッピエッタを許したミランは3-3でドロー。痛い引き分けに終わっている。 カリアリ 3-3 ミラン 【カリアリ】 ナディル・ゾルテア(前2) ガブリエレ・ザッパ(後8) ガブリエレ・ザッパ(後44) 【ミラン】 ラファエル・レオン(前15) ラファエル・レオン(前40) タミー・エイブラハム(後24) 2024.11.10 04:17 Sun4
16歳カマルダが新設のミラン・フトゥーロで急成長か「ペナルティエリアは自宅の寝室か?」
ミラン・フトゥーロがかなり仕上がっているそうだ。 今季新設されたミランのセカンドチーム・フトゥーロは18日、コッパ・イタリア・セリエCの2回戦でノヴァーラを2-1と撃破。FWフランチェスコ・カマルダの2得点で逆転勝利だ。 イタリア『カルチョメルカート』は、レッコを3-0と一蹴した1回戦も含め、ダニエレ・ボネーラ初代監督率いるフトゥーロの2試合を論評。 まず、選手個々の基礎技術はセリエCで飛び抜けているとし、オープンスペースの広げ方が巧み。基本的には昨季U-19チームで戦った面々がそのまま昇格しているため、チーム完成度はセリエCの他クラブに劣らないようだ。 チームの要は、トップチーム経験アリの3枚。 身長193cmのレフティー、U-19イタリア代表DFダビデ・バルテサーギ(19)は、フトゥーロだとセンターバックとして起用され、「試合ごとに成長している印象」とのこと。 主将MFケビン・ゼロリ(19)は、[4-2-3-1]のWボランチの一角でプレーし、バランサータイプの新加入MFマッティア・サンドリ(23)の助けもあって積極的に攻撃参加できているという。 そして、“まだ16歳”カマルダはワントップとして、前述のようにノヴァーラ戦2得点。「ペナルティエリアは自宅の寝室か? それほど落ち着いている」とイタリアらしく絶賛された。 ここ最近は、ボールの落下点を予測する力が際立ってきたようで、ノヴァーラ戦決勝点もクロスにヘディング弾。 DFを背負ってからの選択肢増えた模様で、味方のボール保持に連動したスプリント、囮の動きも苦にしていないようだ。 今のところ、ミランのフトゥーロ計画は順調に推移している模様。フトゥーロは24日、初のリーグ戦(セリエC・ジローネB)として、エンテッラとの第1節アウェイゲームに臨む。 <span class="paragraph-title">【動画】カマルダ2発! 豪快なPK弾と豪快なヘディング弾</span> <span data-other-div="movie"></span> <blockquote class="twitter-tweet"><p lang="pt" dir="ltr"> Francesco Camarda's goal vs Novara<a href="https://t.co/tUdj9GByAr">pic.twitter.com/tUdj9GByAr</a></p>— Milan Posts (@MilanPosts) <a href="https://twitter.com/MilanPosts/status/1825079389786190256?ref_src=twsrc%5Etfw">August 18, 2024</a></blockquote> <script async src="https://platform.twitter.com/widgets.js" charset="utf-8"></script> 2024.08.19 15:20 Mon5