本田が途中出場のミラン、攻撃陣不発でキエーボとゴールレスドロー《セリエA》

2015.03.01 06:59 Sun
▽2月28日にマルカントニオ・ベンテゴーティで行われたセリエA第25節キエーボvsミランは、ゴールレスドローに終わった。本田は後半から途中出場している。
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▽前節のチェゼーナ戦を2-0で制した9位のミラン(勝ち点33)は、2015年に入ってようやく2勝目を飾った。インザーギ監督は、久々に結果が出たチェゼーナ戦からスタメンを2人変更。出場停止明けのディエゴ・ロペスが先発復帰し、負傷欠場のラミに代わってアレックスが起用された。チェゼーナ戦で出場機会のなかった本田は、2試合連続でベンチスタートとなった。▽前節と同じくボナヴェントゥーラをトップ下に置く[4-3-1-2]のシステムで臨んだミランは、開始直後からキエーボの縦に早いカウンターを受けたが、徐々にボールを動かして試合を落ち着かせていく。しかし、自陣で[4+4]の守備ブロックを敷くキエーボの守備を崩しきれず、攻めあぐねる状況が続いた。
▽その中でミランは、セットプレーからこの試合最初のチャンスを作り出す。15分、ボックス手前で得たFKをアレックスが右足を強振して直接狙うと、ボックス内のこぼれ球に反応したボネーラが押し込みにかかる。しかし、ここはGKビザーリにセーブされた。

▽キエーボの出足の良い守備に苦戦するミランは、相手のシンプルな攻撃で危ない場面を作られる。24分、縦へのフィードからボッケッティを簡単に抜き去ったペリッシエルにボックス右への侵入を許すも、ここはGKディエゴ・ロペスが飛び出して阻んだ。その後もチャンスらしいチャンスを作りきれないミランは、キエーボのカウンターにゴールを脅かされたが、ゴールレスでハーフタイムを迎えた。
▽低調な前半を受け、インザーギ監督は後半の頭からモントリーボに代えて本田を投入。本田を右サイド、メネーズを左サイドに配す[4-3-3]のシステムに変更して状況の打開を図った。すると47分、バイタルエリアで前を向いた本田が左足で豪快なシュートを放つ。このシュートは惜しくもクロスバーに跳ね返されたが、ミランの10番が投入直後にチームを鼓舞するプレーを見せた。

▽52分にアレックスのクロスに対するクリアがゴールに吸い込まれそうなったミランは、64分にもカウンターからスケロットにゴール右上を捉える強烈なシュートを打たれる。ここはGKディエゴ・ロペスが阻止すると、インザーギ監督は直後にデストロに代えてパッツィーニをピッチに送り出す。その直後にはボナヴェントゥーラのパスから右サイドに抜け出したメネーズがゴール前にグラウンダーのクロスを入れるも、これに飛び込んだパッツィーニの前で懸命に戻ったマッティエッロにクリアされた。

▽チャンスを逸したミランは、65分にメッジョリーニ、69分に途中出場のパロスキに決定的なシュートを打たれるも、前者はデ・ヨング、後者はGKディエゴ・ロペスの好守で凌ぐ。何とかゴールをこじ開けたいインザーギ監督は78分、デ・ヨングを下げてチェルチを投入。攻撃的な采配を見せると、そのチェルチが右サイドを突破して相手ゴールに迫ったが、得点が生まれずに試合は終了。本田が2試合ぶりに出場したミランは、キエーボの堅守を攻略できずにゴールレスドローに終わった。

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