FW森山の2発で前橋育英との激闘を制した星稜が初優勝《全国高校サッカー選手権》
2015.01.12 17:02 Mon
▽12日に埼玉スタジアム2002で行われた第93回全国高校サッカー選手権大会の決勝、前橋育英(群馬)vs星稜は、2-2で90分間が終了。しかし、迎えた延長戦に2ゴールを奪った星稜が4-2で前橋育英を下し、大会初制覇を飾った。
▽流通経済大柏(千葉)との準決勝をPK戦の末に制し、5度目の挑戦で初の決勝進出を飾った前橋育英。準決勝のスタメンからFW関戸とDF下山に代えてFW野口とDF上原を起用し、悲願の初優勝を目指した。

▽対する星稜は、準決勝で日大藤沢(神奈川)に3-0と快勝。2大会連続となる決勝進出を果たした。交通事故により、今もなお入院中の河崎監督に吉報を届けるべく、準決勝と同じ11人をピッチに送り出した。

▽幸先良く先制した星稜は、そのまま試合の主導権を掌握。セカンドボールを支配し、果敢に追加点を奪いにいく。27分には右サイドを突破したMF杉原が左足の鋭いシュートで相手ゴールを襲うも、このシュートは枠の右に外れた。
▽一方の前橋育英は、粘り強い守備からカウンターで同点弾を狙いにいく。33分にはロングボールの落としをペナルティアークで受けたMF渡邊が胸トラップからシュートを放ったが、枠の左に外れた。続く37分には、FW青柳が裏へのボールに反応するも、相手DFの懸命のタックルによってシュートまでいけない。結局、星稜の1点リードでハーフタイムに突入する。
▽迎えた後半は、1点を追う前橋育英がキックオフ直後から前への意識を強めていく。すると53分、GK吉田が前線に送ったロングボールを青柳が競り、ボックス内の野口へ。野口は相手DFのマークを受けながら左足のシュートをゴール右隅に流し込み、前橋育英が後半の序盤でスコアをタイに戻した。
▽同点に追いついて勢いに乗る前橋育英は、一気に試合を引っくり返す。55分、ドリブルでボックス左に侵入した渡邊が切り返しでDFのマークを外すと、右足でゴール右上に鮮やかなシュートを突き刺した 。逆転を許した星稜だったが、64分に試合を振り出しに戻す。右サイドから大田が上げたクロスを、ゴール前に上がっていたDF原田がヘディングでゴール左に流し込んだ。
▽その後は互いに交代枠を使いながら勝ち越しゴールを目指していく。しかし、ゴールは生まれず、試合は延長戦に突入。すると迎えた延長前半、星稜が待望の勝ち越しゴールを奪う。95分、ボックス内のFW森山が左足で豪快なシュートをゴールに突き刺した。
▽痛恨の勝ち越しゴールを奪われた前橋育英は、最後まで諦めることなく、懸命にゴールを目指す。延長後半に入ると、前橋育英は左CKから決定機を迎えたが、決めきることができない。すると110分、森山が今度は右足で豪快なシュートを突き刺し、星稜が試合を決定付ける4点目を奪った。結局、試合はこのまま終了。延長戦までもつれた激闘を星稜が制し、悲願の選手権初優勝を飾った。
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
FW森山泰希(星稜/3年)
▽PK奪取でチームに先取点をもたらし、精度の高いクロスで原田の同点ゴールを演出した10番の大田もMVPに相応しいが、疲れの色が見え始めた延長戦で豪快なシュートを2発決め、星稜を初の選手権制覇に導いた森山を選出したい。
前橋育英 2-3 星稜
【前橋育英】
53分 野口
55分 渡邊
【星稜】
11分 前川[PK]
64分 原田
95分 森山
110分 森山
▽流通経済大柏(千葉)との準決勝をPK戦の末に制し、5度目の挑戦で初の決勝進出を飾った前橋育英。準決勝のスタメンからFW関戸とDF下山に代えてFW野口とDF上原を起用し、悲願の初優勝を目指した。


▽大会初制覇を懸けた一戦は、攻守両面で前橋育英を上回る星稜が押し気味に試合を進める。すると10分、前橋育英守備陣のミスパスに反応したFW大田がボックス内でGK吉田に倒されてPKを獲得。このPKをMF前川がゴール右に沈め、星稜が先制に成功した。
▽幸先良く先制した星稜は、そのまま試合の主導権を掌握。セカンドボールを支配し、果敢に追加点を奪いにいく。27分には右サイドを突破したMF杉原が左足の鋭いシュートで相手ゴールを襲うも、このシュートは枠の右に外れた。
▽一方の前橋育英は、粘り強い守備からカウンターで同点弾を狙いにいく。33分にはロングボールの落としをペナルティアークで受けたMF渡邊が胸トラップからシュートを放ったが、枠の左に外れた。続く37分には、FW青柳が裏へのボールに反応するも、相手DFの懸命のタックルによってシュートまでいけない。結局、星稜の1点リードでハーフタイムに突入する。
▽迎えた後半は、1点を追う前橋育英がキックオフ直後から前への意識を強めていく。すると53分、GK吉田が前線に送ったロングボールを青柳が競り、ボックス内の野口へ。野口は相手DFのマークを受けながら左足のシュートをゴール右隅に流し込み、前橋育英が後半の序盤でスコアをタイに戻した。
▽同点に追いついて勢いに乗る前橋育英は、一気に試合を引っくり返す。55分、ドリブルでボックス左に侵入した渡邊が切り返しでDFのマークを外すと、右足でゴール右上に鮮やかなシュートを突き刺した 。逆転を許した星稜だったが、64分に試合を振り出しに戻す。右サイドから大田が上げたクロスを、ゴール前に上がっていたDF原田がヘディングでゴール左に流し込んだ。
▽その後は互いに交代枠を使いながら勝ち越しゴールを目指していく。しかし、ゴールは生まれず、試合は延長戦に突入。すると迎えた延長前半、星稜が待望の勝ち越しゴールを奪う。95分、ボックス内のFW森山が左足で豪快なシュートをゴールに突き刺した。
▽痛恨の勝ち越しゴールを奪われた前橋育英は、最後まで諦めることなく、懸命にゴールを目指す。延長後半に入ると、前橋育英は左CKから決定機を迎えたが、決めきることができない。すると110分、森山が今度は右足で豪快なシュートを突き刺し、星稜が試合を決定付ける4点目を奪った。結局、試合はこのまま終了。延長戦までもつれた激闘を星稜が制し、悲願の選手権初優勝を飾った。
★超WS選定マン・オブ・ザ・マッチ!
FW森山泰希(星稜/3年)
▽PK奪取でチームに先取点をもたらし、精度の高いクロスで原田の同点ゴールを演出した10番の大田もMVPに相応しいが、疲れの色が見え始めた延長戦で豪快なシュートを2発決め、星稜を初の選手権制覇に導いた森山を選出したい。
前橋育英 2-3 星稜
【前橋育英】
53分 野口
55分 渡邊
【星稜】
11分 前川[PK]
64分 原田
95分 森山
110分 森山
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